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2020.12.23
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テーマ: 読書(8290)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



いまだ、おしまいの地 [ こだま ]

本の目次・あらすじ


面白くない人
先生と呼ばれる人たち
逃走する人
小さな教会
ちょうどよくなる
その辺に落ちている言葉
嘘つきの血

崖の上で踊る
錆び星
おそろい
メルヘンを追って
ネット大喜利という救い
猫がくれた石
転げ落ちた先も悪くない
探検は続く
郷愁の回収
珍しい苗字の男の子

引用



不安に襲われそうになったら思い出す。人を笑わせることで頭がいっぱいの人たちに認められたのだから大丈夫。何とかなる。書ける、書ける。


感想


2020年読書:228冊目
おすすめ度:★★★

『夫のちんぽが入らない』(2019.08.15「 8月に読んだ本①
しかし何度見てもすごいタイトルだなデビュー作。
デビュー作の後にエッセイを出していらっしゃることを知らなかったし、これ読んでみたらエッセイ2作目だった。
周囲に執筆を打ち明けてないっていうの、すごい。
私なら納税で夫にばれそう。

タイトルは「未だ、おしまいの地」なのだろうけど、ふと「今だ、おしまいの地」なのかとも思った。


とりとめのないこと、日常の風景。過去の記憶と傷のかさぶた。
でもすべてが少し狂っていて、普通ってなんだろうと思う。
雨が降っていないと思って外に出たら、さああああ、と細かく絹のように雨が降っていたような。
目を凝らして見ないと気付かないような、そんな雨。
感情は閉塞して、空間は開けた場所。風吹き荒ぶ荒野。静かな世界。
著者は、河原で絶妙なバランスで石を積む人みたい。
自分の眼鏡のゆがみを通して見た世界を描くことは、誰にでも出来ることのようで、誰にでもは出来ない。
だってそれは、その人にとっては普通のことだから。

妹と結婚した大学の同級生Mの話が好き。
淡々と、生きていく。役割を全うしながら。


ここは、おしまいの地 [ こだま ]

こちらがエッセイ一作目。一作目も読みたいな。


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最終更新日  2020.12.23 05:08:17
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