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2023.03.31
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テーマ: 読書(8559)

本のタイトル・作者



赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 [ 青柳碧人 ]

本の目次・あらすじ


第一章 目撃者は木偶の坊
第二章 女たちの毒リンゴ
第三章 ハーメルンの最終審判
幕間  ティモシーまちかど人形劇
第四章 なかよし子豚の三つの密室

引用


まったくどこの世界でも、お母さんなんて思いつきばかりで、具体案など何もないのです。


感想


2023年067冊目
★★★

おとぎ話×殺人ミステリーを書いてらっしゃる方。
私はこのシリーズ、これから読んだけど、前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』があった。


ファンタジー要素を取り込むと、ミステリーで描ける範囲がぐっと広がる。
最近のゾンビが出てきたりするのもしかり。
でもファンタジーだと、「どこまでがセーフか」という荒唐無稽にならない、現実味のあるラインという線引が難しい。
そこを「昔話」や「おとぎ話」として、みんなが知っている共通知をベースに、ミステリの可動域を
広げている。
伏線もそれがそう生きてくるのね、となって面白い。

今回は、赤ずきんがピノキオの人形を拾ったところから物語が始まる。
ばらばらになったピノキオをもとに戻すため、サーカスの旅の一座、白雪姫、ハーメルンの笛吹、そして三匹の子豚へとたどり着く。

私は、白雪姫の義母となったヒルデヒルデが好きだなあ。
白雪姫、あの後どうなったんだろう…。

前作で赤ずきんは探偵デビューしたのかな。


これまでの関連レビュー


むかしむかしあるところに、死体がありました。 [ 青柳碧人 ]
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 [ 青柳碧人 ]



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最終更新日  2023.03.31 00:00:16
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