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2023.08.05
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】絵本

書名



ナージャの5つのがっこう [ キリーロバ・ナージャ ]

感想


2023年171冊目
★★★

6カ国転校生ナージャの発見 [ キリーロバ・ナージャ ]

の絵本版が出たので、娘に読んでもらおうと思って、自分も読んだ。
(学校の教科書でも「外国の学校を紹介する」という単元があって、興味を持っていたので)

いやあ、改めて「自分の当たり前は世界の当たり前じゃない」と気づく。
日本の公教育しか受けたことがないので、私の当然が共通認識だと思っている。
学校とはそういうものだと。
でも、所変われば品変わる。



教科書はどの国も複数年使う(お下がり・貸与)。
日本は全員に毎年ピカピカの教科書をあげる。
ノートは、外国では「方眼」と「線」の2種類だったり、1種類だったり。
日本は教科ごとにすべてノートが違う。(これは、漢字の練習や縦書きの文化の影響もあるかも)

日本の学校の紹介で、「え、これが『ふしぎ』なんだ?」と挙げられている項目に思う。
入学式?名札?上靴?スイミングキャップ?プール?スクール水着?ピアニカ?下敷き?掃除当番?給食当番?防災頭巾?体育座り?跳び箱?逆上がり?集団登校?黄色い帽子?組体操?ラジオ体操?
公教育の学校って、その国の人全員の「最小公約数」を作っている場なんだなあ…。

こう見ると、日本って「専用のもの(ひと)」を決めてやるのが好きだよね。
だからこそ応用がきかないし、融通がきかないし、大量のモノが必要なんだけど。

最後のページには、「6つめのがっこう」を自分で考えて描いてみよう、というページがある。
大日本図書の「キミがかんがえたきょうしつをおくろう!」に応募してね、と。


いいなあ、そんな教室。
畳でゴロゴロできるのもいいよねえ。
冬はこたつを置いて(勉強できない)。夏は板の間でひんやりして。
勉強は基本がタブレット形式で、その子それぞれの進度にあわせた学習。
提案される課題の中から、自分でその日の目標と順番を決めて取り組んで、終わったら本を読んでいていいの。

体育は「体を動かす楽しさを知る」「生涯を通じた健康の維持」に特化して、イベントは希望者参加制で。

未来の学校を考えるとワクワクする。
今の学校にワクワクしない理由が、そこにあるんだろう。


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最終更新日  2023.08.05 08:11:53
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