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2023.09.15
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テーマ: 読書(8220)

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感想


諸君、私はエコバッグが好きだ。
2020年7月にレジ袋が廃止されてから、はや3年−−−。
老若男女がそれぞれエコバッグを持ち歩く時代。
いろんなひとが持っているそのエコバッグを見るのがとっても好き。

スーパーはまさにエコバッグ百花繚乱。
ノベルティのものが多いけれど、こだわりの高そうな機能性エコバッグを使っている人も多い。
車で買い出しに来ている人は、マイレジカゴや、ダンボールに入れている人も見る。
素手で大根持ち歩いている人も見るし、ホームセンター系では「持ってきたエコバッグに入らなかったんだろうな…」というサイズのものを抱えて歩いている人も見かける。

で、エコバッグだ。

景品なのか、お土産なのか、自分で買ったのか。プレゼント、ガチャガチャ、付録?
エコバッグをサブバッグとして持っている人も多い。
駅の雑踏なんかで鞄ウォッチングに勤しんでいるとうっとりしてしまう(変態)。

エコバッグを特集した本がないかしらん、あったら読みたいのに!
と思っていたら、見つけました。
ペラペラのコットンの、プリントタイプのエコバッグがたくさん掲載されています。

しかしこれ、発行が2007年。
古すぎて、「エコバッグって何?」みたいなところの解説から入っている。
内容はドイツを主にしたエコバッグ(ノベルティバッグ)の紹介。
ノベルティが多く、私は惹かれるものはあまりなかった。
(本の中の寄稿で、「日本人にエコバッグを普及させるにはレジ袋撤廃しかない」とあった)


ドイツ語ではエコバッグのことを「テューテ」と呼ぶのだそうだが、これ「トート(バッグ)」のことなのかな。
なんかしらんけどドイツのエコバッグ、持ち手が短い。肘掛けか手持ちしかできない長さ。なぜ。
そしてマチがない…。ものが入らなさそう…。

スーパー以外でエコバッグウォッチングをするなら、私は図書館がお気に入り。
有川浩の『阪神電車』にも出てきたけれど、みんな家の中で一番頑丈なトートバッグを持ってくるんですよね。

この本にも図書館バッグが紹介されている。
それは、図書館がミュージアムグッズのように販売しているもの。
うわあいいなあ、これ、図書館めぐりしたら自分へのお土産に買いたい。
ニュージーランドのクライストチャーチ・シティ・ライブラリーのエコバッグ。
ストックホルム市立図書館のエコバッグ。
日本では茨城県結城市ゆうき図書館に貸出バッグ「みつばちトート」があると書いてあったけど、調べたらもう作っていなかった…。
私が今欲しいなあと思っているのは、 「シェイクスピア&カンパニー」のトート …。

この本で、山村光春さんという方が、「愛は、許すこと」と書いていらした。
身の回りにある愛すべきものは、すべてお金と必要性と秤にかけ、自分の中でバトルを繰り広げた結果手に入れたもの。
なかでもエコバッグは、サイズや重さやかさばりや値段を気にしなくて良い。
あっただけあっただけ使える。
「それはとても正しい、モノのあるべきかたちのような気がしてならないのです。」
うーん、分かる!!
エコバッグはペラいから、存在が愛い(うい)し、許しちゃう。
ミニマリスト気質な私でも。

気づけば、家のあちこちにエコバッグがある。
ノベルティでもらった、プリントデザインがいまいちなコットントートは、柄を裏返してS字フックで吊るした収納にして、ビニール袋やウェスを収納。
パリで買ったダックスフンドのエコバッグも、持ち歩くには派手すぎて、家で収納に使用。
図書館へ持っていくのは、ムック本の付録だったトートバッグ。内ポケットには貸出カードを入れて。外ポケットには、かさばる絵本を借りたときのために、こどもの玩具のラッピングに使われていた小ぶりのトートを2枚予備として入れている。
スーパーに持っていくのは、保冷機能つきのごっついノベルティバッグ(デザインが好きじゃない!)。
私が普段使っているエコバッグは、どんなものでも入る大きなムーミンの肩掛けトート。
仕事場で使っているのは、母がカーテンの端切れで作ったトート。

お気に入りだったイベントのエコバッグは、使い古して穴が空いてきたので、記念に保存。
たくさん持っているのに、またなぜかどこからかやってくるエコバッグ。
それはもはやエコじゃないのでは?と思うノベルティ。

いろんな人のエコバッグを見る。
そこには何か物語があるような気がする。
普段使いのバッグとは違う、もっとこう「日常」の物語というか。
というわけでエコバッグが好きなので、
「スーパーに来た人のエコバッグと買ったもの見せてください企画」
「図書館に来た人のエコバッグと借りた本見せてください企画」
みたいな雑誌特集や本があればいいのになあ!と思う。


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最終更新日  2023.09.15 06:58:24
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