MRI検査
ＭＲＩ検査
数日後、９月１２日。
仕事を休んでMRIの検査へ行く。
前日夜に、ニューヨークでの同時多発テロが起こり、
ちょうどニュースステーションを見ていて、
二機目の飛行機が突入するのをリアルタイムで見てしまったものだから
怖くて寝不足だった。
このまま世界が終るんじゃないかと不安な気分で病院に向かう。
もちろん自分の病気のことも不安。
予約をいれたとき、
放射線科の先生に、
「MRIの検査の後で吐き気をもよおす人もいるので朝食は抜いてくるように」
といわれていたので、朝食抜きで行く。
吐き気なんて、、、、先生、私を脅さないでよう・・・
病院大嫌いの私は「MRI」という響きだけで怖くて汗が出るのに・・・
検査をする前から、
「吐き気がするかも」って私を脅した？先生をちょっと恨む。
どきどきしながら、検査室へ。
なんか、すっごい頑丈な扉の中にあって、
小心者の私は、設備を見てまた怖がる。
検査室での最初の説明で、
体の中に金属とかを埋めてある場合は、
熱をもつ？から検査できないので 言ってください、
といわれる。
そういえば、私は、幼稚園の時に
事故で左足首を複雑骨折して、
しばらく針金みたいので固定されていた。。。
その頃の記憶がよみがえる。
もしや、そのまま足首に針金がはいっているかも・・・
でも、そんなこと言われたことないしな・・・
一応、そのことを技師さんに言ってみたが、
やっぱり針は入ってないようなので
着替えて、いよいよ検査。
寝台に寝かせられ、体を固定され、ウイ～～ンと装置の中に入っていく。
閉所恐怖症ではないが、やっぱり薄気味悪い。
「なるべく中では動かないでください」 と、注意を受けた。
そんなこと言われたら余計気になって動きたくなるが
ぐっと我慢。
でも、４０分もじっとできる自信なし。
でも、頑張る。
しばらくすると慣れてきて、
な～んだ、なんにも痛くも痒くもない検査じゃん。
なんで、先生は「吐き気がするかも。」なんていったんだろう？
スペースシャトルの中みたいで、ちょっと楽しいなあ＾＾
なんて思ってた。
「今ここで、テロがおこって病院が爆発しても、 私はこの装置に守られているから死ななくてすむな～」
なんてお気楽なことも思ったりしてた・・・
でも、一人ぼっちで生き残るのもいやだな。。。。
そんなことを考えていたら、
突然、マイクから説明が聞こえ、
寝台がいったん外にだされた。
すると、いきなり手の甲に注射。。。チクゥ～～。
そして、そのまま再び装置の中に。
うううぅ(T_T)
ちゅ、注射なんて、ひどいぢゃないのぉ～。。。
注射をされた瞬間にヘコむ私。
もう、楽しくもなんともない。
スペースシャトルでの旅行気分も一気にさめてしまった。
しばらくして、無事終了。
吐き気はなかったが、注射だけは勘弁してほしかった。。。
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