人生いろいろありますよ

再入院

だんす 再入院


ベッドが空いたので、治療のために再入院。(平13年10月16日)
検査入院の時の主治医は、他の科に移っていたようで
別の先生が主治医になった。(今度の先生は私の話をよく聞いてくれる^^)


つい数週間前に検査入院で、さんざん検査されたというのに
また、同じような検査(レントゲン、呼吸器、心電図など)をされる。
念のため、なんだろうか。。。。




入院3日目、夫と2人で 主治医と病棟長(?)から
今後の治療について説明を受けた。

私の症状と検査結果からは「多発性筋炎」と「筋ジストロフィー」の
判断は難しく、50%50%だということ。

病院側としては「多発性筋炎」だと仮定して、
プレドニン(ステロイド)を使っての治療をおこなうつもりだ
ということ。
その治療は長期間に及ぶということ。

でも、もし、私の病気が「筋ジストロフィー」であったら、
治療効果があらわれないかもしれない
ということ。
治療効果が認められないと判断した場合は、早めに治療を打ち切る
ということ。


また、
治療の方法がない「筋ジストロフィー」だったとしても、
それは進行性の病気だけれど、
大人になってから発病し、進行が遅い人は、そんなに不自由なく
人生をまっとうできる人もいる、という話もしてくれた。
気持ちが動揺している私を慰めてくれたんだろう。。。



治療効果が期待できる「多発性筋炎」だった場合は、
プレドニンの投与によって、筋肉の炎症が治まってくれるらしい。

でも、それは、病気の根本的な治療ではなく
「炎症」という症状を、薬で抑えるにすぎない、ということだった。
最初に点滴でプレドニンを大量投与し、
ある程度まで炎症を抑えたら
その後は、時間をかけて、少しずつプレドニンの量を減らしていき
最低限の薬の量で、炎症を抑えられるようにもっていきたい。
と。。。

「多発性筋炎」を治す根本的な治療方法は
今の医学では、まだ解明されていない、 と。。。。。



治療を開始した場合は、
長期間にわたってプレドニンを服用することになるので
プレドニンの副作用についても詳しく説明があった。

プレドニンにはさまざまな副作用の例があるけど
とりあえず気をつけないといけないことは、
感染症を予防すること。
  免疫力が弱くなるので、さまざまな感染症にかかりやすくなるのだそうだ。
それと、糖尿病。
食事に気をつけないと、なってしまうらしい。
すごく食欲がわくらしい。(実際すごい食欲になった、、、)
それに伴う体重増加。
顔と、体の中心部分に肉がつくので
ムーンフェイスになり、洋梨体型になってしまうこと。
血液の廻りが良くなりすぎて、手足がジンジンすることもあるらしい。
また、
精神状態がハイになって、おかしなことを言い出すことがあるかもしれないけど
旦那さんも、それは薬の副作用だと思って接してあげてください、、と。

なんか他にもいろいろと。。。。



そして、なんといっても・・・
プレドニンで治療しても
薬の効き方には個人差があるので
(最悪の場合)治療効果もでないうえに
糖尿病などにまでなってしまい、
2重に(筋肉の病気&糖尿病etc)病気を
抱え込まなければならない場合もあり得る
と。。。。



以上のような説明を聞き、リスクを知ったうえで、
プレドニン投与の治療を受けるかどうかの最終的な判断は、ご自身でされてください。
と、いわれた。



多発性筋炎の治療は、私が思っていたより、大変なことのようだった。。。
再入院させた後に
治療するか否かの意思を聞いてくるなんて、、、
先生ずるいよう。。。


プレドニンの副作用は怖いけれど
治療をしなかったら、確実にこのまま不自由な生活が続くわけだし。。。



「プレドニンでの治療をしてください」  やっぱり、こう返事をした。



翌日から治療が開始されることになった。


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