一夢庵

一夢庵

2006年01月30日
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ラグビーにおいても、握手で始まり、握手で終わる。
試合中、審判に見つからない見えないところでは、結構、汚いことも、えぐいこともやっている。
でも、試合が終われば、笑顔で握手。

お互い試合に勝つ為には、あらゆる意味で全力を尽くす。
見えないところでは、必要と思えば反則もやる。
見つからなければ、反則ではない、・・・それもルール。

でも、全ては試合上でのこと、決して怨みや遺恨を残さない。
そして、笑顔で握手。
相手を祝福しあう。

自己責任において生きる、自立した人間だけに香る、高貴さ、潔さを感じます。


一方、日本の戦国乱世、裏切り、抜け駆け、騙し討ち、ルールのないことがルール。
喩え、自分はやらなくても、人がやるのは、自由。
それは、その人の問題で、そのことを責めることもなければ、言い訳もしない。  人は人、自分は自分。

昨日の友は、今日の敵、
友であればなお更のこと、ひとたび、敵となれば、全力で命のやり取りをする。
死力を振り絞って戦うことが、相手への礼儀。

理想、意地、生き方は、人それぞれ自由。
それに従って生きれば、お互い一歩も引けないときもある。
そのときは、雌雄を決するのみ、是非もない。
善悪、正誤ではなく、勝負は時の運。

そんな時代もあったんですね。

そこには、恨みも、辛みも、泣き言もない。
ルールのないことがルール、の時代にあって、命のやり取りはあくまで、戦場だけのこと、戦が終われば、決して怨みや遺恨を残さない・・・、それがルール。

自分は自分の信じる美意識によって生きる、・・・そういう武将が多かったように思います。

一個の精神的に成熟した人物だけがもつ、凛とした美しさを感じます。


状況的には結構大変でしょうが、自分を磨くための遊びのような余裕が、垣間見えるような気がしてしまいます。

ただ、命がけであることが、現代の感覚でいえば、特異に映るだけで。

実際がどうであったのか、知るよしもありませんが、こういうことが名を残した武将に流れる、哲学のような気がします。


蓮は、水が泥で汚れているほど、美しく大きな花を咲かせる、と聞いたことがあります。

武士道・・・、殺伐とした時代だからこそ、大きく咲いた一輪の花のように思います。


どんな状況でも、心に余裕を残せれば、・・・と思います。


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最終更新日  2006年01月31日 13時43分51秒
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