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2005/05/16
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カテゴリ: novel
「やっぱ止めようよ!!後悔するよ…?…」

そんな事、言われなくても分かってる。

「本気でやるつもりだったの!!ダメだよ…!…」

口先だけじゃん!羽交い絞めにでもして止めようとか思わないわけ!?

…。こんなとこ燃えて灰になれ!!苦痛よりも後悔の方が良い!!

「…なにくだんねぇことしてんの…?こんな薄ぐれー校舎の裏で…」

なっ…!とっさに私が振り返ると後ろには男がいた。

見たことは…多分ない。クラスも違う…はず。学年すら違うかも…。

「…何!?文句ある?あんた、こんな学校に思い入れでもあんの?」



「そんなんじゃ…!…っ…」

私はそいつの目を見る事が出来なかった。やり場のなくなった私の羞恥心から起こる衝動を抑える事が出来ず、私はライターをガソリンに近づけた。

「ばかやろうっ!!」

見知らぬ男は私を思いっきり引っ叩いて、引っくり返した。

「何すんのよ、あんた!」

「さいてー!!何、女に手を上げてんのよ!?」

友達はとっさに叫んだが、私は呆気を取られて男の目に思わず見入った。

「どっちが…。無抵抗な“校舎”に手をかける方がずっとさいてーだ」

…は?

「第一、後悔とかお前らの考えてるレベルの話じゃねぇんだよ…」

…。



……。

「ほんと、くだらねぇな、お前ら」

私は顔が火照りゆくのを感じた。気味が悪いくらいに全てを見透かされてて、しかもこんな男に救われて。

恥かしさでその場にとてもいられなくなった。

「…あんたに…あんたなんかに、何が分かるんだよ!?」



「調子にのらないでよ!?」

私はライターを力一杯男に投げつけると、立ち上がって走って校舎に逃げ入った。

友達も男に醜い言葉を吐きつけて、私の後を追うように追いかけて、逃げ出した。

「…」

男は深く溜め息をついた。






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Last updated  2005/05/16 08:59:54 PM
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