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2015.09.11
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新型iPhoneはカメラの進化もスゴイ




新たに搭載され、アップルのスマートフォンならではの操作性を実現する感圧タッチパネル3D Touchは、

ハードウェア、ソフトウェア、これらを束ねるデザインの密接なコラボレーションにより、

その心地よさに驚くほどの仕上がりとなっていた。





後編では、スマートフォンで最も重要な機能となった、写真撮影・動作撮影の機能から、iPhoneらしさ、アップルらしさに迫っていきたい。





スマートフォンのカメラは、1000万画素を超え、2000万画素を搭載するモデルも登場してきた。

にもかかわらず、アップルは2011年に発売したiPhone 4Sから、iPhone 6まで、

カメラの画素数を800万画素にとどめてきた。




むやみに画素数を増やしても、写真の美しさや楽しさが高まるわけではない。

これがかねてからのアップルのメッセージだった。画素数の多いセンサーを使う代わりに、



「シャッターを切るだけで最も美しい写真が撮影できるカメラ」を実現してきた。





そのアップルも、いよいよiPhone 6sで画素数を増やし、1200万画素のカメラへと進化させた。

ただ画素数を増やしただけでなく、発生する光のノイズを抑えた、発色の良さをアピールした。

画素数が増えたことで、スペック面ではフルHDの4倍の解像度となる4K動画の撮影をサポートした。

他社製スマートフォンからはかなり遅れてのサポートとなる。



アップルは、必ずしもテクノロジーの最先端企業ではない。

最新のスペックを真っ先に採用するメーカーではないからだ。

しかしその代わり、iPhone 6s、iPhone 6s Plusで再生する際、動画の一部分を拡大できる仕組みを備え、

4Kに対応しないディスプレイでの4K動画の楽しみ方を提案していた。





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新たなカメラの価値の創造



また、iPhone 6sでは、写真を撮影する際、1200万画素すべてで1.5秒の動画と音声を記録する新しい撮影方式「Live Photo」を実現した。

簡単に言えば「ちょっと動く写真」である。





iPhoneで写真を閲覧する際、めくるたびに少し動き、前述の3D Touchで押し込めば、再生される。

iPhoneだけでなく、iPadやMac、Apple Watchにも対応し、APIを提供する事で他のウェブサービスも対応できる。

例えば、Facebookは今年中にLive Photoがニュースフィードで見られるようになるという。



高い画素数のカメラと高速なプロセッサで、どんな新しい価値が作れるか。

スペック面ではない、体験に結びつけることができるか。スマートフォンで最も重要な機能は、








最後に、米国のApple Storeで導入される「iPhone Update Program」について触れておこう。




今回のiPhone 6sも、各色16GBモデルが、キャリアの2年契約を前提に199ドルで購入できる

価格と販売方式が維持された。

iPadに採用されているデバイス上からキャリアのプランを選べるApple SIMは、iPhoneには採用されなかった。




アップルは「iPhone Upgrade Program」を明らかにした。その中身とは?


しかし、iPhoneの販売について、アップル自身による新たな施策も用意された。

毎年緩やかながら着実な進化を遂げるiPhoneを、2年おきではなく毎年買い換えたい、

というニーズを満たすのが、iPhone Update Programだ。



米国では、キャリアが毎年機種変更できるようにするプランを提供しはじめている。

T-Mobileの「JUMP! on demand」プランでは、下取りを前提とした18ヶ月リース契約を結び、

年間3台まで最新の端末に乗り換えられるようにしている。




アップルのiPhone Update Programは、リースとは異なり、iPhoneを24カ月の分割払いにして月々の料金を支払っていく。

ただし12カ月までの支払いが経過した段階で、新しいiPhoneに買い換えられる。


発売したタイミングでこのプログラムを利用して購入すれば、翌年も発売直後に買い換えられるようになる。

デバイスはSIMフリーモデルのiPhone 6sもしくはiPhone 6s Plusで、

月々の価格にはApple Care+の料金も含まれ、iPhone 6s 16GBで32.41ドル。

例えば筆者が使おうと考えているiPhone 6s Plus 64GBモデルなら、40.75ドルとなる。

キャリアはVerizon、AT&T、T-Mobile、Sprintの米4大キャリアから選べる。





販売台数が激減する時代への布石



iPhoneのセールスそのものに、すぐの影響は軽微とみられるが、キャリアが販売奨励金の制度を止め始めており、

顧客のiPhone購入にかかる負担額が大幅に増え、しかも一括で支払わなければならなくなると、

確実に販売台数が落ち込む。



この施策は、通信会社の再編やアップル自身の参入への布石、といった野心的な意図というよりは、

アップルがiPhoneをより有利に買い換えられるように環境を整備する必要が生じたことが原因だ。



むしろアップルが、iPhone販売をキャリアに依存してきたことへの危機感の表れ、と筆者は読み取っている。

買い換え周期を2年から1年に短縮し、新機種を毎年購入する顧客を増やすことで、

販売台数を維持しようとしているのだ。


焦りとまではいわないが、飽和つつある市場、あるいは中国のように販売台数の減少が見られる市場に対応する戦略として、注目すべき施策と言えるだろう。






東洋経済オンライン抜粋
松村 太郎まつむら たろう
ジャーナリスト






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最終更新日  2015.09.12 18:16:48
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