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2016.11.02
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今日は、岩本 麻奈 先生の 最終話

ここ2話

毛について書いてきましたが、

これは 薄毛の男性に いい話!

パリに行けば、モテるかも?


インド、アフリカが太ってる女性が、太ってる女性が

モテるのと 同じことのようです。


日本の男よ、"不毛"な闘いから解放されよう!!


パリのリュクサンブール公園で、美女が恋人のスキンヘッドの頭を愛おしく――まさに愛撫するように――撫でまわしているのを目にしたときは、思わず目が釘付けになりました。




男性のオツムはツルツルで、「年の差婚で頑張っているんだなぁ」と観察していたら、お肌も赤ちゃん並みにツルツルスベスベ。

なんと、「若いパパ」だったのです。




スキンヘッドの日本人男性は、パリで栄華を極めた

こんな例もありました。

かつて、フラッシュで写真を撮ると強烈にハレーションするような、神々しく後光が差すスキンヘッドの若い商社マンが、日本からパリに赴任してきたことがありました。
彼、モテたのなんのって。

街中でマダムからの熱い視線を浴びて、人生の栄華の頂点をパリで極めて帰国した模様です。



以上のように、フランス滞在も長くなると、多くのマダムやマドモアゼルが、

パートナーの“ハゲ具合”に頓着しない、それどころか、スキンヘッドをとても好んでいると思われる場面に数多く遭遇します。

日本ではとかくネガティブにとらえられがちなハゲ頭や薄毛ですが、

フランスにおいては男性の魅力に何ら影響を及ぼさないのです。



そこで、これからはハゲ頭に愛着を込めて、baldy(英語でハゲ頭の愛称)と呼ぶことにいたしましょう。


統計によると、パリにおけるAGA(男性型脱毛症)率は、なんと約40%。中年以上になると、50%を超していると見られます。

すなわち、薄毛やbaldyは決してマイノリティではないのです。

なにをもって恥ずべきことがあらんや、であります。



中途半端に隠したって何になる、そんな潔さもモテの要因となります。



帽子に凝るなど、思わぬオシャレに目醒めちゃうことだってあるでしょう。

薄くなってきたら、思い切ってスキンヘッドにすることで、いい意味で精力的なイメージを醸し出すこともできます。何を迷う、そのまま突っ走れ、であります。


その証拠に、フランスではあまり養毛剤や育毛剤が充実していません。

日本のドラッグストアに行くと、何種類もの商品が店頭の棚に溢れていますが、フランスでそれらをゲットするのは至難です。

種類も多くなく、専用の売り場はありません。これも衝撃的な事実でした。

ハゲや薄毛も身体の個性の1つだ

まさにbaldyにならないへのこだわりなど「不毛なこと」。

baldyである、薄毛である、といったことも、背の高い低いや肌の色の違いのように、身体の個性の1つに過ぎないと考えているのかも知れません。

つまり、神に与えられた姿を肯定的に受け入れて自らの生を築きあげるということです。


ちなみに、日本でもbaldyには精力的なイメージがあるようです。

たとえば、「ハゲの律儀」という言い習わしがあります。

調べてみても由来はよくわからず、どうも「律義者の子だくさん」と「若ハゲは男性ホルモンの過剰」の俗諺が、いつの間にか合体したもののようなのです。

律義者は、結婚したからにはと古女房とも律儀に励むから子だくさんになる、そしてハゲ頭は精力が強いからガンガン励む、ということです。これは真偽不明というよりデマでしょうが、それにしても、古今東西、baldyは精力的と認識されているのは不思議なことです。

わたくしも、堂々としていて、且つ清潔なbaldyはセンシュアルであるとさえ感じます。

ただ、ホルモンに関してはひと言、申したいことがあります。

そろそろ男性ホルモン、女性ホルモンという名称を改める時期に来ているのではないかと考えるのです。

周知のように、男性でも女性ホルモンが分泌され、女性も男性ホルモンが分泌されます。

コレステロールから男性ホルモン前駆体ができて、男性ホルモン(アンドロゲン)となり、その男性ホルモンから女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が作られます。

したがって、両性のホルモンの構造はよく似ており、わずかな違いによって作用が異なってきます。

男性ホルモンは、筋肉を組成し、性欲をアップさせて皮脂を分泌します。

一方、女性ホルモンは髪や肌を健やかに保ち、自律神経を整えて記憶力をキープ、そして骨を丈夫に保ちます。ホルモンは性差を超えてヒトの身体を保っているのです。


社会が性によって役割を規定していたのは過去のこと。

実際は性差よりも個体差の方が大きいのです。性差を対立軸とする仕掛けを作り上げることで、人間を疲弊させるのはやめるべきです。

これからの時代はきっと、男女の枠を超えてセンシュアルな魅力がより尊重されるに違いありません。



力や強さを支配する男性ホルモンは、勇気が出る"パワー・ホルモン"、美しさと優しさを有する女性ホルモンは、優雅を育む"エレガンス・ホルモン"といったネーミングにするのはどうでしょう。

あるいは、ニーチェのように、“アポロン・ホルモン”とか“ディオニソス・ホルモン”とすることだって考えられます。男・女と決めつけるよりは、余程よいと思います。



これは、社会が性差を超えて魅力的であろうとすることとシンクロしてゆくためのチャレンジングな提案です。

男であろうが女であろうが、どちらも生きていくのに必要なものの名称が、どちらかに占有されている枠組みを取り除いていく必要があると思うのです。

――話が脇道に外れたようです。日本男性にとっては、baldyや薄毛がネガティブなイメージであることは否めません。

必死になって抵抗し、せめて現状を維持したいという姿勢は痛々しいほどです。

「ハゲ!」と侮辱する日本女性にも責任はある



ただ、これは男性だけで完結する問題ではありません。日本女性は、飲んで酔いが回ると遠慮会釈なく「あの課長のハゲが!」と罵倒することがあります。

男がbaldyを恐れ、黒髪にこだわって“子どものままでいたい”と思ってしまう駄々っ子だとすれば、女はいつまでも20代のままでいたいと枝にぶら下がって、地上の現実を見ようとしないナマケモノのようなものです。

文明開化に浮かれる世相を批判した夏目漱石『三四郎』の広田先生ではありませんが、これでは国も滅びますね。


最後に、医者の端くれとして申しますと、眉毛やまつ毛も抜けてきたり、ごそっと一時に髪が抜けるといったときは、AGAとは異なる病気や、合併症などが考えられます。

一度、専門医へ行くのがよいでしょう。また、何を言われても薄毛が気になる貴方は、

拙著『生涯男性現役』の第二章、「でもやっぱり髪がほしい、という方のためのケア情報」を

ご覧いただき、最先端医療や専門クリニックへの受診をお勧めします。

以上 岩本 麻奈 先生の 3話 続きで お届けしました。

「ハゲ!!」っていうのを

皆さんでやめましょう!!

まずは、私からですかね~ (笑)




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最終更新日  2016.11.02 00:46:40
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