変化の記録

変化の記録

そして処方された薬は・・


仕事をやめてしばらく、どうしてよいかわからなかった。というか何もする気力もなかった(病院ハシゴをする以外)。TVを見ていたら?と夫に言われたが、何かに集中できることもできないし、第一、TVはうるさい。しかも、健康な人がにこにこしているのを見ていると自分がますますみじめになり、落ち込むので見たくはなかった。

でも、少しは運動をした方がいいよ。

と周りに言われ、スーパーに買い物がてら徒歩でお散歩するようになった。
しかし、ゲッソリやつれていたので誰にも会いたくない。
ゴキブリのように、コソコソ道の隅っこを帽子を目深にかぶって歩き回っていた。

これ以上やせたくない。
しかし、食欲がない。
私は少しでもふとれるようにと、チョコレートやカロリーの高いものを取るようにした。
不思議なことにこういうときはどんなにカロリーをとっても太らないのだから不思議だった。

精神的にも少し落ち着くか、と厄払いにも行った。
普段宗教を信じていないくせに、こういうのに行くのはやっぱ信じてるってことだよ、と夫にいわれたけど。
なんとなく、気分的にすっきりはしたので、もし、迷っている人はお勧めです。

さて、今までの不親切な病院をやめ、翌日とうとう新しいクリニックの受診だった。

クリニックBは交通の便のよいところにあるので、今までよりも行きやすかった。

新しいビルに入っているので、清潔感がある。
まず、質問紙にこたえる。

しばらくして、呼ばれた。

先生は立って出迎えてくれた。

私の今までの様子を話し、前の病院は不信感がつのり転院したと伝えた。
先生は私の目を見て、相槌を打ちながら話をしっかり聞いてくれ、
「大変でしたね・・本当に頑張りましたね・・大丈夫ですよ、
かならず良くなりますからね」
と言ってくれた。

医者にこの言葉を言われるというのはどれだけ救われるか・・
特に精神的に病んでいる者にとってはこれだけで道が開けたようなそんな魔法のような力がある。

先生はそのあと、薬を変えてみます、と言った。

抗鬱剤はSSRIのルボックス、
安定剤はワイパックス。

ここで、私はワイパックスは安定剤だからちょっと心配だということを言った。
抜けれなくなるのではないか、と。

今まで、柔和だった先生の表情が急に医者の顔になった。
力を込めて
「大丈夫ですよ、そう思っている人は絶対に抜けれないということはありません」
と。

私は圧倒されて何も言えなかった。
睡眠薬はなしになり、かわりに、デパスを処方され、不安感の強い時に飲むようにとのことだった。

ワイパックスについて、今までのソラナックス、デパスが飲むとすぐに眠くなるので朝にもワイパックスを飲むのはとても不安だった。子どもの幼稚園で送り迎えもするし、買い物で運転もする。

でも。とにかく、飲んでみよう。

先生は、帰りも立ち上がり、深々と礼をして見送ってくれた。
そして、何かあったらすぐに電話くださいね
とも言ってくれた。

前の病院では電話しただけで、不機嫌になったというのに。

本当にすばらしい先生だ・・
ここに来てよかった・・。

その晩から新しい処方を試してみた。

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