変化の記録

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新たな抗鬱剤追加



一体この数カ月で何回病院に行ってるのか。

先生は、すこしホルモンのバランスを整える薬を出しますね
と言ってアナフラニールを処方した。

アナフラニール・・・
帰って早速検索。

なんとSSRIではなく、三環系抗鬱剤だった。
三環系抗鬱剤は古くからあり、強い。そして副作用がでやすいといわれている。

これを飲むのか・・

その日からアナフラニールを飲み始めた。

しばらくして、やはりのどがすごく渇く。
そして。。
便秘。
便秘なんて縁がない自分だったのに。


しかし、薬はだんだんと、効果は出てきたようだった。なんとなく、いろんな思考が遠くでわき出てくる感じ。
たとえば、今まで不安感を感じるような場面でも、その不安感が、雨の日傘ではじかれているような何かに遮断されたような感じ。
うまく言えないけど、そんな感じがした。

その薬の組み合わせでなんとか、冬を乗り切り、気付くと3月になっていた。


心療内科の受診も徐々に間があき、一カ月おきになるほど回復していた。
あの、一日7件皮膚科をハシゴっていうほどの異常行動はもうなかった。
かすり傷程度の不安感がよぎることもあったが、受診に駆け込むほどでもなく、少し平穏な日々を取り戻しつつあった。
症状は、うす紙をはがずようだが、確実に上向きになってきていた。

実は前の職場から、年度末になって、もし調子が回復していたらお仕事をお願いするかもしれないと言われていた。

そのころはもう、睡眠障害以外は、自分でも仕事に行けると思えるほど体力は回復していたので、仕事場に電話する。

一度面接に来てほしいとのことだった。
その時に、心療内科の診断書も持参するようにとのこと。

クリニックの医師に診断書を依頼した。
もちろん、「うつ病」と書かれると思ったのだが、意外な返事が返ってきた。

「あなたの病気は『強迫性障害』というものです。でも、一般の人にそれを伝えると理解してもらえるかどうか難しいので『抑うつ状態』としますね」と。

強迫性障害・・。
もちろん、ネットを探していたので知っていた。
これかなと思ったこともあった。
でも、私は、超ズボラな性格で真面目ではない。
強迫性障害って、潔癖症の人がなるんじゃないんだ?

こういう何かの異常とも思える行動をやめたくてもやめられないというのも強迫性障害というらしい。

私のこの病気におびえる引き金は・・
そう、一年前の父の急死にあったと思う。

今ここで普通に元気に話していた人が次の瞬間にいなくなってしまう。
どれだけ自分にそれがショックと恐怖を与えていたのか。
しかも、自分はそれによって病気を引き起こす「不安症」という性格も持ち合わせていた。
子育てのストレスも引き金になったらしい。
自分ではなんとかこなしていたと思っていたのに。父の死も自分では受け入れていたはずなのに。どこかで無理をしていたみたい。
こんなの病気にならなきゃ分からなかった。

さて、診断書に書く病名は抑うつ状態とし、
現状については私からの依頼で
『徐々に仕事復帰にからだをならしていけば問題ない』
と記載してもらう。

面接の結果、不採用だった。
面接では服薬の有無を聞かれた。
それがやはり不安材料だったようだ。

私も鬱になる前は服薬している人に偏見を持っていたのは否定できない。
服薬というのは、服薬していない人にとっては、まったく想像できないような
でも、異常な感じを受ける世界と、とらえられてしまうと思う。

そこの仕事自体も今までよりも、ハードな内容になり、それに私自身の生活パターンも合わせるのは難しかった。

一年間、仕事はあきらめた。
その代わり、体力づくりをしようと決めた。

お金は底をついていたので、安い市民用のエアロビクス、そして近場で行っているヨガに申し込むことにした。

もうひとつ諦めたこともある。
それは『次の子ども』だ。



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