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突然ですが電話が苦手な人って、いるよね。話の組み立てができてなくて何が言いたいのかわからない人とか。モゴモゴ、ボソボソ喋ってて、そもそも何て言ってるのかわからない人とか。電話をうまく切れない人もいるよね。話をうまく切り上げられないような。case.1ここに一人の少年がいる。彼には付き合っている彼女がいる。2人の関係は、ある程度の期間付き合っている恋人たちの、およそ全てが経験しているであろう、倦怠期という時間の真っ只中だった。おそらく、たいていの恋人たちは、サプライズ的な贈り物をしたり、不満をぶつけて大ゲンカして仲直りとか、普段はしないようななんか刺激的な内容のアレだとか、「愛し合っている」という確認をして乗り越えたりするんだろうな。乗り越えられない恋人たちは、どちらかが別れを切り出したり、自然消滅したりとかだろう。少年は焦っていた。彼女はもう僕のことが好きではないんだろうか。そういえば、最近は会っても全然会話しない。彼らは同じ学校に通う、中学生同士。クラスも一緒。しかも隣同士。最近は「おはよう」の挨拶もなかったりする。彼はとても不器用だった。彼女のことはとても好きだった。しかし、素っ気ない態度を取ってしまうのだ。ある夜彼は決意を固める。彼女にちゃんと好きだということを伝えよう。ずっと一緒にいたい、と。ずっと一緒にいてほしい、と。(ここらへん、中学生のくせに、とか思ってはいけない。純粋なのだ。普段は頭の中はエロい妄想でいっぱいなのに、いざ恋愛になると男はとても純粋なのだ)彼はついに受話器を取る。(決意を固めてから、2時間は経っている。笑ってはいけない。)少年の大勝負が始まる。彼女に電話する。1コール、2コール、3コール…6コール目が鳴る頃に「もしもし」彼女の愛らしい声が響く。彼は一瞬、自分の位置を見失いそうになる。「もしもし、俺だけど。」声が裏返りながらも言う。「どうしたの?」「ちょっと言いたいことがあって。」「うん。」「おれさ、昔から口下手で、言いたいことも少ししか伝わらなくて、小さいときにも、兄貴が親に言いたいこと言ってわがまま言ってるのにも、オレは何も言えなくて…」「うん」「小学生の時とかも…(ここらへん、彼は完全に自分を見失っている。電話の目的すらも。)」「うん。」「何言ってるんだろう。そうじゃなくて、オレは…」「うん」「……」時間にしたら数秒だろうが、彼にとっては長い沈黙だった。もしかしたら、彼女にとっても。「あのさ」彼女が口を開く。「友達に、もどろうか」もう彼は、うん、としか言えなかった。彼の勝負は終わった。試合後、彼は言った。「もう何を話したのか覚えていないし、わからない。今、僕が理解しているのは、もう僕に彼女はいないということ。電話をしたことで、僕は望まない自由を手に入れてしまった。」こうして彼は電話嫌いになる。余談だが、彼はその後も女性と付き合う機会があったが、電話嫌いな彼は彼女に対して、ほとんど連絡をしない(電話もメールも)ため、それが原因でフラれることがしばしばあるという。case.2ある夜、8時頃のことだったであろうか、少年の家の電話が鳴った。父親が受話器を取る。ややあって、「K(少年の名前とする)、お前に電話。なんか女の人」なんだろう。「愛知県にある〇〇コーポレーションのR(女性の名前とする)と申します。ちょっとアンケートを…」アヤシイ。とてつもなく。まず会社名。そんな会社は知らん。そしてこの女の声。2流アイドルみたいな、男に媚びを売る声だ。ビッチが。適当にあしらって電話を切ろう。結論から言おう。彼はその後、3時間近く女性と電話することになる。最初は友人との話のネタになるかな、と面白半分に付き合っていたが、電話を切るタイミングを逃すうちに、徐々に女のトークに引きずりこまれていったのだ。あやうく携帯の番号を教えるところだったという。と言うより、彼は電話を終えたとき、女性の携帯のメアドを教えられていた。良かったら個人的に連絡してほしい、と。電話を終え、冷静になって彼は、得体の知れない恐怖感を覚えたという。さすがに彼は連絡しなかった。そして彼はますます電話が嫌いになった。電話って奇妙なツールだ。あまり親しくない人との電話は、なぜか相手との距離が妙に近くなるような気がする。逆に、親しい相手との電話は、声は耳元にあるのに、気持ちはどんどん遠くに離れていくように思える。僕は電話が苦手だ。岡村靖幸「カルアミルク」電話なんかやめてさ六本木で会おうよ今すぐおいでよ仲直りしたいんだ もう一度カルアミルクで長文になっちゃった。※上記のCASEは限りなくノンフィクションに近いのですが、恥ずかしいのでフィクションということにします。
2008.04.11
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ちょっと昔の日記を読み返してみたんです。どんなこと書いてたんだろうと思って。また更新はじめたからね。昔の感じを思い出そうと思って。あ、恥ずかしいことを書きそうだ。頻繁に書いてた頃は、日記だけ読んでみると、結構楽しかったみたい。グチグチ不満ばっか言ってたけど。それでも。それでも。今思えば、ね。老いるってこういうことか、な。思い出にはパワーがあると言う。ハートに火をつける、力がね。しかも永久機関だ。だから人は一生輝いていられる。そう思ったら、ほら、ちょっとだけ、明日が輝いて見えるかも。僕の好きな物語の中で、主人公の老人が若い学生に老いることの辛さについて語るシーンがあるんだけど、「歳を取るときに、最悪なことは何なのかな」「若いときのことをはっきりと憶えていることだよ」そう語る老人が僕にはすごく輝いているように思えたから。それはきっと、憶えているから、なんだろうな。「歳を取るときに、最悪なことは何なのかな」「若いときのことをはっきりと憶えていることだよ」そうなのかもしれない。わかるような気がする。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう一人の僕が言う。(わかった気になってるだけだ)(お前にわかるはずがないだろう)(思い出にすがろうとする姿は最悪だな)(それが自分ならなおさらだ)(俺はそれだけは確実に理解した)そうかもしれない。それもわかる気がする。「the Straight Story」1年半で、僕の外は変わったけれど、僕はあんまり変わってないみたいだ。
2008.04.10
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日記を書くのは苦手です。文章を書くというのは何だか勇気がいりますね。どうも。約1年半ぶりの更新です。リーダーです。「そういえば、オレ、ブログ持ってるわ」ふと思い出したので暇つぶしに更新。今後はちょくちょく更新していこうかな、と思ってます。思ってますが、頻繁に更新していた頃に読んでくれていたような人は、このブログの存在など忘れているでしょう。管理人すら忘れてたもんね。だからまあ、誰に向けるでもなく、なんとなく更新していこうかな。よろしくお願いします。
2008.04.09
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