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2014年02月21日
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カテゴリ: ミュージアム
東京国立博物館『クリーブランド美術館展』名画でたどる日本の美。
アメリカの美術館展ながら日本にあれば国宝級の名品をたくさん見ることができました。
平日の金曜日だというのに、来館者は多く、一つの作品をゆっくり観ることができません。
今週末の最終日はきっと入場待ちになることでしょう。

国立美術館の展示会場に入ると、最初に雷神図屏風が待ち受けています。雷神図と言うと、琳派の描く鬼を思い浮かべますが、この鬼は愛嬌のある妖怪の様に見えてキモカワいい。「伊年」という俵屋宗達の工房で使われていた印があることから、琳派ゆかりのものだと思いますが、いろいろな作風があるものですね。
さて、そこからは鎌倉時代から室町時代に描かれた仏教に由来する作品が続きます。
室町時代に描かれた「二河白道図」という作品があります。怒り渦巻く炎の河と、愛欲の水の河の間にある15センチの一本道。それを渡って極楽浄土に向う。という絵画ですが、なんともマンガっぽくて親しみが持てる。子供のような純粋な心で描くべきものをみんな描いたらこんなふうになるのか。と思って微笑んでしまいました。
他にも先日まで両国の大浮世絵展で展示されていた河鍋暁斎の地獄太夫の図や、浮世絵の創始者と言われる岩佐又兵衛の作品なども観ることができます。
もちろん龍虎図もあります。いろいろな画家が龍虎図を描いていますが、ここでは、室町時代の水墨画の名手、雪村周継の作品が展示されています。そこに描かれている龍はどことなくひょうきんな表情、そして、虎はまるで猫のような顔をして、前足も後ろ足もきっちり揃えておすまししています。なんとも愛くるしい絵です。それでも渦巻く大気や波しぶきの飛んで行くさまはダイナミックで、さすが雪村と言いたくなるような素晴らしい作品でした。

クリーブランド美術館展、日本画だけではありません。今回は、19世紀末頃のフランスの絵画が4点展示されています。
まずは、印象派の仲間たち、クロード・モネ、彼の描いた「アンティーブの庭師の家」これは図録では色が良くわからないのですが、実物で観ると空の色の美しさに目を奪われます。そしてベルト・モリゾにパブロ・ピカソ、でも印象的なのはアンリ・ルソー。なんていう絵を描くのでしょうか!「トラとバッファローの戦い」という作品は、不思議な世界を描いています。バッファローに噛み付くおかっぱのたてがみを持ったトラ、その背景には逆さになっているバナナ。おかしいけど世界にひとつだけの面白い作品です。

会期終了間際になってしまいましたが、観に行けて良かったです。

トランプ: クリーブランド美術館 【アメリカ】  upup7 05P01Feb14





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最終更新日  2014年02月21日 18時30分43秒
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