ETの未来主義ブログ

ETの未来主義ブログ

2007.05.30
XML
カテゴリ: 国の形



    5月24日、「地方分権改革推進に当たっての基本的な考え方( 素案 )が発表
   されました。これから2年間の論点というか決意表明ですね。まあ重要な項目
   は盛られていると思います。


     今回の 地方分権改革推進委員会 の議論には期待しています。昨年の12月の
   地方分権改革 促進法 が推進エンジンの役割をもつからです。これまでの改革では、
   役所の抵抗のため 不徹底
   補助金削減の多くが官僚の抵抗で国の負担率引き下げに止まり、地方の政策自
   由度はさほど高まらなかった経緯があります。


     この国の実態は深刻です。18年度の国の台所は税収50兆円に対し借金元本
   返済と金利払いだけで19兆円を支出しました。何と借金返済だけで収入の4割を
   占めるという状況です。ほかに15兆円の交付税を支出し、このままだと16兆円し
   か政策経費に使えないため新たに30兆円の借金をしています。個人であれば 破
   産状態です
。


     地方が抱える借金は800兆円。インフレになって金利が上がればますます利払
   い費が増え、国民の生活向上のために使えるお金はも今以上に減少し福祉は低下し
   ます。人口が減少することもあり国内経済は 停滞 するでしょう。今の夕張市が日本
円安 化し国際的な地位
   も地に落ちることは明らかです。


     したがって一日も早い 歳出削減 による財政の建て直しが不可欠なのです。 増税
   も避けられないでしょう。先送りはできないのです。



   どう分け合うか、ということが焦点となるでしょう。しかし、そのために仕事をどうやっ
   て分け合うかを議論することが大切です。つまり 目的 は、地域活性化のために地方
   の裁量を増やし、 手段 として補助金を減らし、地方への税源移譲を進めるということ
   です。


     しかし議論が白熱化すると目的と手段が逆転する可能性があります。現に話題
   の “ふるさと納税制度” にしても地方と地方の税金の取り合い競争の色彩を強めて
   いるではありませんか。コッチが得すればアッチは損する、イコールはゼロです。


     分権推進委には、目的である 国と地方の仕事をどう分けるか 、という本質的な
   議論を期待したいと思います。ムダな仕事のリストラも欠かせません。


     この他、税収を増やすための地方活性化の問題、住民参加で自治体(本来、
   地方政府というべき)の問題など、言いたいことは沢山ありますが、長くなるので
   別の機会に書きたいと思います。





きょうの花:ライラック

       北国の春を彩ります。札幌市の花ですね。リラというフランス語
    の響きの方が好いですね。日本では紫丁香花(むらさきはしどい)といいます。
       これも美しい。ふつう花びらは4枚。5枚の花を見つけた人には幸せ
    が訪れるといわれます。花言葉は、謙遜、無邪気さ、初恋など。


              まだあげそめし前髪の
             リンゴのもとに見えしとき
               前にさしたる花櫛の
               花ある君と思ひけり

              やさしく白き手をのべて
              リンゴをわれにあたへしは
                薄紅の秋の実に
              人こひ初めしはじめなり

              我が心なきためいきの
              その髪の毛にかかるとき
                 楽しき恋の盃を
                君が情けに酌みしかな

              リンゴ畑の樹の下に
              おのづからなる細道は
              誰が踏みそめしかたみぞと
              問ひたまうこそこひしかれ

                   (島崎藤村「はつ恋」)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.05.31 14:39:38
コメント(0) | コメントを書く
[国の形] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

MASAGO2412

MASAGO2412

バックナンバー

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: