ETの未来主義ブログ

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2007.11.02
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フリーメイソンの野望 (2)


ないかと考えざるを得ません。例えば外国為替の円とドルの関係です。アメリカの
経常収支が無視できなくなると政治によって円は高い方向へ動かされます。これを
ある経済学者はヨーヨーゲームのようだと言いました。

フリーメイソンの経緯と発展

 フリーメイソンの原型は、ヨーロッパでの12世紀以降の建築関係技術者の同業
組織だ。これには2つの目的があった。第1は教会建築などの技術を守り利益を独
占しようとしたためだといわれる。ちなみにゴシック建築などの隆盛でこのギルド
は多いに繁栄した。

 2番目の目的は会員同士が互いに助け合うためだ。石工などの建築業者はいろい
ろな国から依頼され仕事をする機会が多かった。当時は今と違って交通も不便であ
り、治安面でも不安があった。国の出先機関などもなかった。そのようなとき、フ
リーメイソン会員同士なら初対面でもブラザー同士、打ち解けて、困ったときには
助けを受けられためである。いわば互助組織だ。

 17世紀になるとルネッサンス運動が興って、芸術や科学などいろいろな創造的
な分野での活動が盛んになった。先に例にあげたモーツアルトなどがその例である。
かれらはクリエイティブな分野での互いの交流を図るためにこのフリーメイソン組
織を利用した。先の石工達の組織を実務的メイソンとするならば、こちらは思索的
メイソンと分類するそうだ。近代フリーメイソンということもできる。1750年
ごろになるとイギリスにグランドロッジが発足し世界中にロッジができたようだ。

近代フリーメイソンのコンセプト

 フリーメイソンは長い活動の記憶を留めているため複雑な性格をもっている。但
し、現在のフリーメイソンを知るためには17世紀という時期が重要だ。ルネッサ
ンスは、中世のカトリック教会支配から脱却する運動であった。迷信から科学へ、
超越神から理性へという人間の思索態度の大転換となった。近代的な目覚めの精神
的拠点となったのが、近代フリーメイソンであった。

 一方で、人智の及ばない事物が存在するとする神秘主義との関連も重要である。
やはりカトリック世界からの独立を考えてはいても宗教の枠内にいるのだ。ただ特
定の宗教にこだわらない。これがメリーメイソンが今日まで残った理由のひとつだ。

 そこからフリーメイソンの基本発想は、人は適切な修練によって以下のように高
次化し進歩することができるというスタンスに基づく。つまり〈物質世界〉→〈魂〉
→〈霊性〉→〈神性〉というようにだ。フリーメイソンに入会すると徒弟→職人→
親方へと昇進する仕組みになっているがその基礎となっているのが、この人間とし
ての精神面の進化過程を表している。

フリーメイソンの変質

 このようにフリーメイソンは本来、個人の心的過程の成長を図ろうとする組織で
あったが次第に変質していくこととなる。本来の意図とは異なって、国の対外政策
としても活用されたという意見がある。大英帝国の拡張の歴史とフリーメイソン活
動の拡大の動きは重なる。国際的なネットワークをもつフリーメイソン組織を大国
が政治的に利用したことは大いに考えられる。

 今から10年ほど前に、アメリカの雑誌が全米のトップビジネスマン1万5千人
にアンケートをとったら、そのうち7割近くがメイソン会員だったという話を聞い
たことがある。メイソン会員であることはステイタスなのである。真偽は別として
も、自由や規律、節度といったコンセプトはビジネスと相性がよいものだ。フリー
メイソン活動が企業家に広まっても不思議はない。






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最終更新日  2007.11.02 07:12:13
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