ETの未来主義ブログ

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2007.11.23
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DNA医療のブレークスルーになるかもしれない、日本の新型万能細胞の開発は
そんな期待をもたせてくれます。ヒトのDNA読み出し完了以来、理解できないな
がら研究の動きを見てきましたが、いよいよ実現段階に入りつつあるようです。こ
の分野で弱いとされる日本が世界中から脚光を浴びました。「かぐや」に続き、こ
のビッグニュースです。沼津で行われた技能オリンピックで日本が首位となった・
・と、このところ日本が再び、元気を取り戻しつつあると感じます、期待も込めて。


アフリカの食糧危機 (2)

マラウイ

 マラウイは東アフリカの内陸にある共和国。北をタンザニア、東と南をモザンビ
ーク、西をザンビアに囲まれている、タツノオトシゴのような形をした細長い国だ。
北海道と九州を合わせたぐらいのところに東京都と同じぐらいの1300万人の人が
住んでいる。小さな国だが、その多くをマラウイ湖が占める。九州ぐらいの大きさだ。
このマラウイもアフリカの他の国々と同じように 世界で最も貧しい国のひとつだ 。人
口増加率は2%を超える。

独裁政治

 貧しい原因のひとつは、 30年以上この国を支配した独裁者が、自分や身内の利益を
貪り国民を苦しめた

う。独立運動を始め1971年に大統領になる前は宗主国のイギリスで大学教育まで受
けたエリートである。

国民を顧みない統治

 インテリであるにも係わらず、独立を勝ち取り祖国マラウイの指導者になるや、バン
ダのしたことは自分の利益の追求だけで、国の近代化に役立つことは何ひとつ行わなか
った。教育で国民の自活力を高める政策も採らず、自らの利益追求にはしるばかりだっ
た。 生涯で400億円の蓄財をしたという 。アフリカの貧しさは、国の指導者が愛国心
をもたず、自分の利益だけを追いかけることにあるが、マラウイは典型だ。

輸出型農業

 マラウイの産業の中心は農業だ。タバコ生産が輸出の7割を占める。イギリス植民地
時代から続く果てしのないプランテーション農園が広がっている。独立後に農地改革を
怠ったため、一部の 大地主だけが農地を支配している
土地で家族単位での耕作を細々としている。自分の畑でつくる農作物による自給自足が
せいぜいで、市場で売ることのできる余剰の収穫の出る余地はない。

都市への人口流入

 少し余裕ができ、作物を出荷できるようになっても、政府が安く全量を買い上げてし
まう。増える都市に食料を供給するためだ。 生活の苦しさから農民は農地を捨てて都市
へなだれ込む
。ますます都市人口が増加する、政府は都市住民に安く食料を供給するた

農地をもっている人はまだよいほうで、多くの人々が多国籍企業が実質支配するタバコ
農園などで働いて日々の生活費を得ている。

タバコ多国籍企業の支配

 大統領のバンダの蓄財法はこうである。マラウイでは独立時にタバコ農園をイギリス
人から取り上げて国営化された。しかし払い下げを受けたマラウイ人の金持ちには、農
園経営などの知識はまったくなかった。そこに 大統領にワイロを使って、分け入ったの
がタバコ多国籍企業
だった。

独裁者一族が富を独占

バンダの家族が経営者となって、タバコの国営専売会社をつくった 。実際の運営は多
国籍タバコ企業が行う。表向きはマラウイ国営タバコ会社だが、実際には多国籍企業が
牛耳った。生産をし、輸出し、代金を受け取るのは多国籍企業が行う。その一部がバン
ダ一族に渡るのみだ。おまけにタバコ会社がタバコの国際価格をを操作して輸出価格は
低く抑えられ、働くマラウイの労働者が受け取る賃金はきわめて低い。実質上は 植民地
時代と何ら変わらないのがマラウイの現状
なのだ。

むやみな工業化

 今、マラウイ共和国では、経済を工業化させようと必死になっている。が、国内の貯
蓄が不足しているため投資家や事業家が育たない。工業化しようとすると資材などで輸
入が増えるため外貨が不足し、その分を世界銀行などから借りている。返済が滞ると世
界銀行の命令で国内の経済締め付けをする。そうなるとますます国内は疲弊するという
悪循環を招いている 。

まず国内の貯蓄を高めることから

 第二次大戦後にアジアの国々がどうやって工業化を図ったかをまったく学んでいない
ことが原因だ。国が貧しい段階では、輸出を高め輸入はできるだけ少なくしなければな
らない。 国内の貯蓄を豊かにしてそのお金が国内の投資に回るようにしなければいけな
い
のだ。ましてや外国から借金をするなどもってのほかだ。

国内向けの農業を盛んにする

 この ボタンの掛け違えが マラウイがいつまでも貧しさから抜け出せない理由だ。今か
らでもよい。とるべき政策は、農民に耕作地を与えてまず人々の飢えをしのいだ上で、
農民の貯蓄を増やし農作規模の拡大を図っていく。日本の農協のような仕組みも有効だ。
また起業家精神を養うために教育を奨励することが正しい道なのだ。

結果は貧困と低い寿命

 しかし、実際にマラウイが行っているのはその逆だ。工業化で人口が急増する首都リ
ロングウェの需要を満たすため、農作物を安く買い上げるような 農民窮乏策 を採ってい
る。これでは国が発展する余地はない。結果、マラウイは世界で最も貧困率の高い国に
なっている。国民一人当たりのGDPは100ドルあまり。平均寿命は40歳にも満た
ない。





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最終更新日  2007.11.23 06:17:05
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