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暮れ泥む海の光景です。11階のベランダで昨夕撮しましたが、もうひとつ上手くうつしとれませんでした。
今回のぶらり散歩は、前にも何度か取り上げた「牧野富太郎植物研究所跡」です。むかし牧野富太郎の故郷・高知県佐川町にある記念館を訪ねましたが、神戸にも近くに、大正5年に彼の研究所があったという場所があり、この度またそこが綺麗に整備されていました。
「花在ればこそ吾れも在り」 妻・壽衛子に因んで名付けられた「スエコササ」なども植えられています。会下山の海を見晴らせる、とても良い場所にあります。彼の著書と共にUPします。








時行歌集『命輝く』 (第35回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」(20正)
夕餉忘我、林檎、人体原理、新著隠れて、ああこの一年、息はさむ、歌の命の考察、一年の歌、時節当来、を巡りて、の記
11月19日~23日
11月18日の事19日記
夕餉忘我五首
こころして鱈フォンデュ-用意せり園から帰る妻迎へんと
だし十分白菜豆腐玉ねぎに鱈乗せてみて夕餉や極む
ちらし寿司鱈の温みによく合うねゆずの香りも申し分なし
(備考:妻の御世辞に酔ううぶな夫ありき。)
何にせよ我を忘れて舌鼓生かされてある恵み謝しつつ
(備考:この忘我の時なくして闘病看病やれませぬ。)
今日の日も作りたる歌持ち寄りて妻聴くなかに秋ぞ更け行く
(備考:これ文化的忘我の時なり。)
11月19日
林檎一首
この林檎美味しいねとぞ妻の笑むトイレ済ませる幸重なりて
(備考:今日妻在宅の日安心せしか、午後トイレ五回成功す。最大の幸也。我が介助奮闘も極まれり。暫し肩で息せり。トイレ成功のご褒美林檎なり。)
11月19日の事20日記
人体原理二首
頭痛せばそっと両手で包むなり直ちに痛み消ゆと妻言ふ
発見す左右均衡いのちなり不思議なりけり人体原理
(備考:これ最も注意すべき点也。当初の危機突破も右脳と左脳の均衡化にありき。)
新著隠れて七首
なにゆえにアマゾン上昇六冊ぞ新著隠れてはたらきし秋
ひたすらに感謝無限の旅一途我が新著出でて志なる
志なるはひたすら不思議なる自己献身の道のその果て
身を捧げ手を動かして時代をば指し示したる妻の尊き
(備考:時代とは「エコ生代」のこと(トマス・べりー)なり。我が新著の時代的価値はそこに在るなり。あの「手のうごき」なしに何事も始まり居らず、嗚呼。)
祝福を燦々と浴び箴言の第一条を書きし妻佳き
いのちとは祝福なるぞ天来のそこに佳き日は生まれたりけり
(備考:佳き日に天来の根源あり。)
反省と献身のわざありてこそ人祝福されつ佳き日生むなり
(備考:佳き日に地上的契機なかるべからず。)
ああこの一年四首
悲惨なる妻の大怪我癒さるる恩寵うけしああこの一年
ともどもに打ちのめされし妹と背は悲惨の底に恩寵拝受
一年(ひととし)は思ひを超えて暮れんとすああ恩寵よ感謝無限!
残りなく心注ぎて祈るなり汝が御旨をぞ成し給へ主よ
11月21日
息はさむ三首
すごいなと我が歌に妻息はさむ暗黒歌に包まるる時
(備考:暗黒歌に包まるるとの我が歌妻凄しと言へる時、実(げ)に暗黒は歌に包まれてあるなりー妻の実存において。このこと凄し。実存の拡大的変容あるなり。挟むとは、物と物の間に差し入れて支えることを言ふなり。広辞苑。息挟むとは、歌の世界に入リ、賛同的に拡大することを言ふなり。鑑賞の実質はこれなり。)
友ありて奥丹波行き告ぐるあり秋の紅葉の色我に見ゆ
(備考:20日の事21日記。奥丹波に吾も息挟めり。彼の経験は我が経験となるなり。見ゆる、なり。)
友ありて神戸マラソンフォト届く興奮の渦伝はり来る
(備考:息呑めりと言ふべきか。要するに、ある経験に他の経験者が息挟めるとき、経験の倍加あるなり。息呑める時も同様なり。例えば、読書とは息挟み息呑む新しき経験なり。息挟ませ呑ませる実質ある書物のみ、生きた書物と言ふべきか。)
(この回は、ブログ字数制限を越えるため、分割掲載となり、次回に続きます)