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延原時行歌集『命輝く』
(第155回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」(70―4)
春楽しもの歌、思索道の歌、癒し時の歌、ひそと示すときの歌、を巡りて、の記
2012年4月16日~19日
4月19日
我が著書・料歌称の歌三首
我が著書は日々(にちにち)の業綴るうち御業をしかと見るための料
(我らが生の内に御業見るほどの喜びあるなし。その料我著作なりとはこれほどの生き甲斐あるなし。)
御業をばしかと見たれば我が業はあるがままにて歌とぞ燃へん
(備考:燃へんとはゴッホのあの糸杉の心持ちなり。我が業は御業の歌なり。)
歌となり燃え立たんとは御業をばほめ称へんと欣求するなり
(備考:歌の心は称名なり。)

歌を詠み、このように歌碑を建てて、後世に秘そと残す先達たち! こうした先達の存在は、なぜか、わたしたちの心を深く打つものがあります。
うたごころのないわたしのところにも、幾人もの方々から、歌集を戴いたり、詩集を贈ってもらったりしてまいりました。有難いことに、ほんとうによき友に恵まれてきたものです。
ここに連載中の延原さんの御母堂・きよのさんは、歌人でもありました。延原さんが外国でご活躍の頃、「神戸自立学校」の月刊誌「いぶき」を発行していて、延原さんの論攷はもちろん、きよのさんの歌も、毎号欠かさず寄せられていました。
「延原時行歌集『命輝く』」の只今の連載はいま、「いぶき」刊行のときと重なって、きよのさんのあの喜びの笑顔が浮かんでまいります。不思議な経験です。
今回も「景勝・布引の滝」が続きます。





