2004年05月07日
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源義家から七代後、足利家時から三代後、ついに源氏の本流
足利家は10代にして天下をとりました。

10代も世代を超えての、目標達成。ここまでやるか、
足利家!見習えますか。天下はとれずとも、三代かければ
なんだってできるはず。目標・目的が明確であれば何が
目標・目的に対して必要・不必要がわかり、目標・目的に対して忠実に行動できるのです。

この精神見習おう。

渡部昇一の「100人の指導者たち 足利尊氏」 より

絶対値というのは数字でプラス・マイナスを考えないで数の大きさだけを指す言い方である。たとえばヒトラーは価値観を入れて見れば巨悪、つまり大きなマイナスになる人物になろうが、価値観によるプラス・マイナスの記号を取り去れば、強力無比のリーダーだったということになる。





 源頼朝でも見たように、武士の棟梁になるには家系が非常に重要である。武士は系図尊重主義団体なのだ。源頼朝が鎌倉幕府を開くことの出来た最大要因の一つは、彼が源氏の武士集団の祖と仰がれる源義家(八幡太郎)の直系の長男だったからである。


 この点、足利家も八幡太郎義家の子、義国の直系である。同じく義国の直系には新田義貞がいて、この二人は後に覇権を争うことになり、尊氏が勝ったのである。ちなみに徳川家は新田家の子孫で源氏ということになっている。


 足利・新田の両家は家格が同じであったが、後になると新田氏は北條幕府とうまくゆかずに無位無冠の地方豪族にすぎなくなる。一方、足利利家は北條幕府の下で栄えており、上総、三河両国の守護職と35箇庄を領有していた。尊氏(若い頃は高氏)はこれだけの領地を父親から譲り受けている。

 そして15歳の時に従五位下・治部大輔に任官しているが、当時の将軍北條高時は正五位下である。つまり尊氏の継いだ足利家は北條幕府の下の大豪族であり、武士団の系統から言えば、元来が平家の系統の北條氏よりも本流であった。

 そんなことは日本中の武士が知っていた。しかも彼は、16代執権にもなった北條守時(赤橋守時)の娘の登子と結婚している。


 その尊氏は楠木正成を千早城に攻めるために上京したのだが、一転して反北條となり、後醍醐天皇が隠岐の島から帰京する前に、京都を支配し、武士たちに御教書という通達を出している。

 後に新田・楠木らの朝廷軍に追われて九州に行くが、すぐに勢力を盛り返して、逆に楠木正成や新田義貞をも滅ぼすのである。彼は大局を見る政治家であったが、ここぞという決戦では、北九州でも関東でも勝っている。

 後に弟や息子に離反され、何度も窮地に落ち入りながらも不死鳥のように立ち直る。

足利家時 が 「わが命をちぢめて三代の中に天下を取らしめ給へ」と八幡大菩薩に祈って「置文」を残し、切腹したことがあった。 この文章を後に見たことが、自分の幕府を作る決心を尊氏に固めさせたと思われる。

キルゴア注:「難太平記」には、源氏の祖・八幡太郎義家の「我れ、七代の孫に生まれ変わって天下を取るべし」という置き文が残っていると伝えている。
                        
勃興足利家(5) より
「殿、今日はその事も有りますが、ぜひ殿に見ていただきたい物がございます。祖義兼公より足利家に代々継がれてきた秘宝でございます。これには、義兼公より伝えられた古文書が入っております。代々足利を継ぐ者は、これを読み、読んだ者はたとえわが子であろうとその内容を他の者に話してはならないという掟がございます。 代々執権を務めております高階
言われて眺めると、古めかしい、しかし管理の行き届いた黒漆の箱がそこに置かれてありました。年数の経つ父の花押の封印を破るとそこに緑青を吹いた錠がありました。懐剣で軽く叩くと簡単に錠は開けられました。中にはだいぶ変色した文書が入っていました。
それをやおら取り上げ無造作に読みだした足利家時の顔がみるみる蒼白になっていきました。しばし呆然とその文書をながめていた足利家時は、ふらりと立ち上がると夢遊病のように奥の部屋に入っていったのでした。

その日、足利家時は自害しました。
古文書には、 祖源義家が、死に際し自分は七代目の子孫に変わって天下を取ると遺言 したとしたためてありました。 そのためには歴代足利家を継ぐ者は、自分を犠牲にして七代目の成就の為に尽くせ。ひたすら耐え忍びその時の為に蓄えよ、
                        


 尊氏の一生は朝廷に反逆を起こすことと、自分に対して反逆を起こされることの連続であった。何度それを繰り返したことであろう。しかし彼には究極の目的があった。祖父の遺言、つまり置文のメッセージである。

 源氏の嫡流とも言える足利家は、平家の北條幕府に取って替る幕府を作るのだ―――という遺命である。その大きな目的があったから、彼は自分が仕えた天皇に叛くこともでき、大功のあった弟も殺し、その弟の養子になった自分の息子も殺すこともできたのである。かくて北條幕府に代わって、再び源氏の室町幕府ができたのであった。






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最終更新日  2004年05月08日 00時30分04秒
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Re:10代にわたったアファーメーション 源朝臣足利家の野望(05/07)  
うさぎ仙人  さん
おじゃまします。
ご訪問書き込みありがとうございます。
深く考えているんですね、影響されます。
また見させてください。
では、また、きます。 (2004年05月08日 14時00分36秒)

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