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父は私を居間に呼んで、 (少し酒も入っていた、)
「いいか、うちは浄土宗だ、ヤソは関係ない、わかったか、」
私が説明を始めると、
2回ほどゲンコツが飛んできた、
私は床に転げてしまった、
そして、左耳に違和感を感じた、
ボーッとしている、
「鼓膜が破れているよ、
だめだよ大事にしなきゃ、鼓膜は再生しないんだよ、」
鼓膜が再生しないというのは初めて知った、以後、しばらく医者に通ったが、ほとんど聞こえなかった、
その間、ドーしたか、
ひたすら、感謝した、
なぜ感謝したか、
感謝しないと、憎しみと怒りが満ちてくるからである、
道徳的/教理的な感謝ではない、それしかなかった、
感謝の具体的理由もない、防御的感謝だった、
医者には、
3日おきに耳の中のガーゼを取替えに行ったのだが、
状況は変わらず、
が、2週間目だった、
医者が、「あれ、できてきている、コリャ珍しいな、」
なんと、鼓膜が再生してきていると言うのだ、
で1ヶ月ほどで病院通いから卒業、
少し、聞こえ方に違和感が残ったが、
膜は元に戻った(医者の言葉)、
一番驚いていたのは医者、
彼の表情にそれがよく現れていた、
当の私は、成り行き任せだったので、
「そうか治ったのかーー」程度、
このことは父は知らない、
鼓膜が破れたこと、医者に行ったこと、 治 ったこと、
私はその父を通して学んだ、
怒り/憎しみに自分を明け渡してはいけないということを、
そしてそれは今も続いている、
父の態度は当時から今も大して変わっていない、
(酒が入ると、やばくなるのも、)
最近だが、
父の背後にキリストを感じるようになった、
そして私は、実は、父を通して訓練されてきたことにようやく気付き始めた、
父に、「浄土宗のキリストだね」と言ったら、どんな顔をするだろう、
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