シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年02月12日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 今回はアトランティス人の第5亜人類の原セム人について書き始めることにする。第4亜人類の原トゥラニア人は、莫大な生命の形態(イメージ)の記憶力を、利己的に用いた為に、それが巨大な破壊力となったことを、前回まで書いた。

 この破壊力を抑制するために、人類は思考力を、第5亜人類の原セム人において生み出し、発展させることになったという。原セム人のなかで、論理的な思考が始まり、過去への単なる思い出を脱して、様々な体験内容を比較するようになり、判断力が培われたという。

 そして、この判断力に従って、願望や欲望が統御され、計算や関連付けもはじまったという。第4亜人類の人々が自分たちの欲望を満足させることに精一杯だったとすれば、第5亜人類の人々は一歩進んで、内なる声に耳を傾け、利己的な要求を解消させないまでも、その欲望を制限する働きをしたのだという。

 第5亜人類の原セム人は、行為の原動力を心の内部に移し、何を行い何をやめるべきかを自分で決めようとした。しかし、内部で獲得されたこの思考の力は次第に、外なる自然力を支配する力を弱めていったという。関連付けを行う思考の力では、鉱物界の力は支配できても、生命力を支配することはできないからであるという。

 原セム人は、生命力に対する支配権を棄ててまでも、思考力を発達させたので、人類発展のための新たな芽が生まれ、この第5亜人類の原セム人のなかから、最も優秀な人々が選出され、アトランティス人の没落後も、生き延びて、いわゆる、「高貴な」という意味のアーリア人の萌芽を創り出したという。

 第5根幹人類となったアーリア人は、原セム人から生まれ、その思考力とそれにともなう一切の完全な仕上げを課題としているとされる。

 第6亜人類のアッカード人は、それまで以上に、思考力を育成したという。原セム人とは、包括的な意味で、思考能力を使用した点で、異なるという。発達した思考力は、個人の利己的な要求を統御はしたが、この利己的な要求は思考力によって消されはせずに、残ったのである。

 第5亜人類の原セム人は、先ず思考力の命じる通りに、自分の個人的な生活を律し、単なる欲望や快楽の代わりに、賢明さを生じさせ、賢い人物が指導者として求められ、思考を一番納得させてくれるものが最も重要視されるようになり、思考力を通して、革新と変化への要求が現れ、優れた策略を思いついた者は誰でもそれを実行に移そうとしたという。こうして、人々の間に不安と動揺が生じはじめたという。

 そして、第6亜人類のアッカード人になると、それが一層発展し、行き過ぎたものになり、遂には自分の勝手な着想を、一般的な規則にしようという要求を、人々は抱くなるようになり、秩序を考え出さなければならなくなったという。こうして法律と規則がアッカード人の下に生み出されたという。



 第7亜人類の蒙古人も同様に思考力を育成させたが、第4亜人類の原トゥラニア人のような特徴が強く残っていたという。この亜人類については次回にまとめたい。





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Last updated  2006年02月12日 23時43分57秒
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