シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年02月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 神秘学によると、35歳から、人間はますます内面に引きこもるという。青年期の期待と憧れはなく、代わりに、自分自身の判断をもつようになるという。これはすなわち、公的生活における力と感じられるものである。

 そして、エーテル体(いのち)は、肉体から退いていくので、エーテル体に依存する力と能力、記憶がいかに衰えるかも分かりはじめる。

 そして、50歳頃から、物質原則も人間から退いていき、骨は弱くなり、組織が緩んできて、物質原則は、退いたエーテル体の原則と結びついていき、退いたエーテル体は内面活動と共にしているので、人間は益々、精神的になっていくという。

 物質原則が、人間の外面、つまり周囲の物質環境から遠ざかり、骨、筋肉、血液、神経が行ったことが、独自の活動、つまり精神的内面活動と結びついたエーテル体の活動を発展させるようになっていくという。

 内面的な精神活動を発展させるには、退いたエーテル体が、中心となるようなので、若い頃に、このエーテル体に、アストラル体(こころ)が青年期独特の喜びを、刻印しなかったならば、精神的内面活動は、空疎になり、老年期になっても、精神性を目覚めさせることなく、かっての幼稚のような子供さが、また再現してくるという。

 例えば、リンカーンは、40歳にもなれば、人相に人格が現れなければならないというようなことをいったが、まさしく、40歳にもなって、子供のような幼児性をもつ人間は、この若い頃の青年期独特の喜びを、体験しなかったことによると考えられるだろう。

 青年期に新鮮な力を得なかった人は、干からびていくという。

 自分の力をまだ外に向けなければならない間は、その力を内に向けることはできないので、青年期での外に向かっての喜びが、老年期においては、内の精神性を発展させることに、かえってくるというわけなのである。



 後半生になって、我々ははじめて、未来に向かって活動し、人間が高齢になってから自分の内面に形成するものが、未来の器官と身体を形作るという。内面に形成されたものは、その人の死後、宇宙にも寄与するという。その成果は、来世における我々の前半生において観察されるという。

 キリストが、富を積むのなら、天に積みなさいといったのは、このことなのであろう。若いときの喜びは、未来永劫の精神を形作るものとなるのである。外に向かっての喜びとは、感謝であり、愛情の表現であり、何より生きていることの有り難さの感受性であろう。

 成長の度合いに相応しい領域で正しく活動するために、身体的―心魂的器官が成熟するまで待たなくてはいけないとされる。

 人間は諦念を修練する必要があるという。

 収穫期を焦ってはならず。その準備を怠らないように注意しなければならないのだろう。

 人間に対する地球の存在とは、そのような諦念の修練の場であろう。このために、地球には季節があり、人間と同じく生命が宿っているのである。

 神秘学では、人間がこれまで進化してきたように、地球もまた進化してきたという。ただし、地球の進化は、人間の進化のように徐々に進むものではなく、休息状態(プララヤ)と、進化状態(マンヴァンタラ)に分けられるという。休息状態といっても、実際は進化が休止しているわけではなく、暗黙糧に、いわゆるカオスのようなかたちで混沌として進行しているという。

 表向きに現れる循環が、進化状態(マンヴァンタラ)であり、裏向きに進んでいる循環が、休息状態(プララヤ)であるという感じだという。だから、いわゆる陽と陰のような循環があると考えてよいだろう。

 遊星の進化は、このようなプララヤをはさんで、大規模な循環があり、これを「国」と呼んでいる。そしてその大規模の循環のなかに、中規模な循環があり、それを「周」の循環と呼び、その周の循環のなかに、また、小規模の「球」の循環があるとされる。

 それらの循環は夫々7つあるので、大中小と7×7×7の合計343の循環状態があるとされる。



 ちなみに現代の地球状態は、国が、土、日、月の後の地球期の4番目で、周が、ヒュペルボレイオス期、ポラール期、レムリア期、アトランティス期の後の、ポストアトランティス期の5番目で、球が、古インド文化期、古ペルシャ文化期、古エジプト-カルディア文化期、ギりシャ-ラテン文化期の後の第5文化期の5番目で、455となる。

 しかし、大規模循環である国の地球期は、次の木星期をむかえて、紀元二千年のいまでは晩成期に入っているとされる。人間でいえば、老年期である。人間が次の転生の準備期にあるように、いま地球期も、木星期の転生の準備に入りつつあるというわけなのである。

 木星期は、エーテル体が、最下層になるとされているので、それまでに、人間は霊性を身につけ、エーテル体に、蓮華(チャクラ)を形成し、見霊器官を身につけ、霊我を開発しなければならないとされている。

 とても信じられない話なら笑いとばして貰って結構なのだが、ともかくも物質性はここらへんでいい加減にして、精神性を求める段階にきていることは、地球環境をみればわかるだろう。自然破壊が進みすぎて、もはや人間はエコを考えないといけない時代ではあるだろう。

 人間はエゴを捨て、エコに目覚めなければならないことは万人の一致するところといえるだろう。





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Last updated  2006年02月16日 22時47分03秒
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