シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年04月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間

 前回は、地球紀の進化のアトランティス時代までの概略をまとめた。人間という自我をもった存在は、物質的に、レムリア時代の中期に、比較的火山活動の少ない大陸で発生し、よい意志をもった人間のみが、火山活動を鎮めることができ、悪い意志をもった人間は、その破壊衝動のために、自らレムリア大陸の火山活動を盛んにし、滅んでいったという。

 そして、よい意志を受け継いだ人類のみが、アトランティス時代に、記憶力を発展させることができ、記憶からくる、よい感情を発展させることができ、悪い感情をもつ人類は、大洪水(大破局)により滅び、よい感情が、よい思考力の素になり、我々のポストアトランティス時代になって、思考力を発展させる段階にあるという。

 それら、地球紀の、レムリア-アトランティス-ポストアトランティス時代の進化は、地球紀の前の、土星紀の意志、太陽紀の感情、月紀の思考といった、人間の魂に与えられた力の発展の繰り返しだという。

 土星紀に、人間は、熱からなる肉体の原基を与えられ、魂をもってして、それを開発するための能力である、いわば、意志の能力の萌芽を与えられ、太陽紀に、人間は、気体からなるエーテル体の原基を与えられ、魂をもってして、それを開発するための能力である、いわば、感情の能力の萌芽を与えられ、月紀に、人間は、液体からなるアストラル体の原基を与えられ、魂をもってして、それを開発するための能力である、いわば、思考の能力の萌芽を与えられたという。

 そして、地球紀の、人間の課題は、これら意志と感情と思考を、統合し調和させるための、愛を見い出すことであるという。神秘学では、これらを、正三角形で表し、その中心に、自我を置いて、いわば、意志、感情、思考からなる3辺の正三角形と、その中心点の自我で、その愛の象徴として、表しているという。

 恐らく、ピラミッドの中心点にある、叡智の目のような図は、これの発展形だと思われる。

 意志、感情、思考を、愛の自我によって、完全な秩序、調和をもたらせということなのであろう。だから、その中心にある自我は、愛の源であり、自由であり、叡智の目として、表わすことができるのだろう。フリーメーソンという友愛の秘密結社団体に、この図はよくみられるものである。フリーメーソンは、自由な石工と呼ばれ、現在は、堕落してしまったようだが、元々は、石工という意味からわかるように、中世の錬金術師の団体で、賢者の石の完成を目指した、いわば秘儀参入者団体のことだと思われる。薔薇十字会とも、関連が見られるようだ。

 ともかくも、我々の地球紀の進化目的は、友愛活動にあることは、少なくとも真実であろう。

 友愛というのは、民族や文化を超えて、統合調和をもたらすことであり、ヨハネの黙示録でいうところの、善き人類になることであるようである。それは、フィラデルフィア(友愛)の教区と命名されていることでもわかるだろう。だからといって、堕落したフリーメーソンに入会しろというのでは絶対にない。入会という行為自体が、唯物的で、不自由であるからだ。

 現代のような物質的世界に埋没した状態では、まず一人一人の独立と、自立性に、言及し、霊性を深めることからはじめなければならないだろう。何かに依存するのではなく、自らを自らで助けるような土台が必要なのである。

 話を元に戻すと、我々の時代に必要なことは、民族や人種を超えることであることに気がつくだろう。神秘学では、人種や民族は、アトランティス時代の、名残りであるという。本来、人種は、神々の想定外のものであったという。正統に進化した7柱の神々である形態霊の当初の目的、想定通りに進めば、人類はただ1つの善き人類のみのものになったという。

 しかし、形態霊の上位の運動霊が、宇宙に正統な進化から反するように、上位の霊たちにより命令され、運動霊のうちある部分が、形態霊の領域にどどまり、その運動霊は、形態霊として、5つの惑星である、水星、金星、火星、木星、土星に、とどまったために、太陽にいた7柱の正統に進化した形態霊のうちの、1柱が、その5つの進化からとどまった形態霊たちとの、秩序の均衡を保つために、太陽から、月にとどまったという。その月にとどまった1柱の形態霊が、ヤハウエ(エホバ)神だという。そして、太陽にいる6柱の神々が、エロヒム神だという。

 太陽神エロヒムは、多神信仰の原点であり、月神ヤハウエ(エホバ)は、一神信仰の原点であるという。どちらが正しくてどちらが間違っているのではなく、多神と一神があって、はじめて、その両方が、成立しているのだという。ただただ、秩序と混沌、そして調和と均衡、そして存在があるのみである。

 アトランティス期に、民族は、上記の5つの進化から逸脱した形態霊と、正統に進化した形態霊である、エロヒム神とヤハウエ神の調和、共同作業により生まれたという。

 人間という存在は、早すぎる進化を担う早熟性の太陽のエロヒム神と、緩過ぎる進化を担う硬化性の月のヤハウエ神の共同作業により、地球上で、適度な進化を赦されるものとなり、生じたという。だから、人間の魂は、何度となく輪廻転生をしながら進化し、やがて、徐々に神々の魂の能力を獲得していく機会が、地球上で与えられたという。

 更に、人種は、これら正統なエロヒム神とヤハウエ神と、5つの進化から遅れた形態霊との、いわば共同作業により、その均衡点として、地球上に、水星人(エチオピア人種)、金星人(マレー人種)、火星人(モンゴル人種、セム民族)、木星人(アーリア民族、中近東民族、ヨーロッパ民族、カフカス人、ギリシア人)、土星人(インディアン)の5つの人種の素として、アトランティス時代に、誕生させられたという。

 現在のポストアトランティス時代では、それらの名残りでしかないという。なので、もはや、民族は、当時の人種というべき違いももたない、もはや、非常に似通ったほとんど1つの人種であるという。代わりに、民族というべきものよりも、民族からなる文化の方が、代表すべき違いのその指標であるという。

 アトランティス時代では、人種を語ることに意味があったが、ポストアトランティス時代の、現在では、文化を語る方が、よほど魂の進化の指標となるという。とどのつまり、文化のなかに、友愛がどれぐらいあるのかということなのだろう?

 これが、我々の時代に、7つの文化を、黙示録が、7つの手紙として語る意味なのでもある。

 文字を殺し、霊を生かせ

 我々の文化を殺し、文化を体験した霊(友愛)を生かせ。






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Last updated  2006年04月10日 22時12分54秒コメント(0) | コメントを書く
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