シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年05月30日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 現代の日本の至上最悪の本末転倒とは、愛国心教育のことだと思われる。愛国心は確かに大切だが、一体、それを教えられる教師が存在するのか、このことが考慮されていない点が、政治家の全くの平和ボケ、無能さ、頭の悪さを露呈している。

 政治家がしっかりしていれば、愛国心は自然と身につくように思われる。親がしっかりしていれば、子どもはその親を真似て育つ。親が悪いから子が悪い。これは日本の昔の常識だった。国民を子どもとしたなら、親は政治家だろう。政治家が自分に甘く、他者に厳しいのが一番の元凶だと思われる。まずは、政治家が愛国心の模範となり、国のために、滅私奉公する姿勢こそ第一に問われるものであろう。

 そこでだが、まず、改善すべき第一の点は、国会議員の礼儀がなっていないところ。 国会運営があまりにも、堕落腐敗している点が挙げられる。言葉使いもさることながら、意味不明の発言や、信頼感に乏しい表現。昨今、商業主義が蔓延り、真事に軽薄さが滲みでている。愛国の基本である母国語、日本語の勉強が最も疎かになっているのが、いまの政治家の国会答弁であろう。

 何も聖人君子のような討論をやるべきとはいわないが、官僚作文を読んだり、自分の言葉で話すことが、小学生の学級会レベルであっては、まさしく国民を愚弄している行為と捉えられても仕方なかろう。漫談は、真剣な議論の息抜きにあるのであり、真剣な議論のない漫談なぞは、政治家ではなくて、自らが漫談家だと宣誓しているようなものだ。直ちに政治家を辞職すべきである。あれでは、国民の間に不信が蔓延り、血税を払う気にすらならないだろう。

 例えば、国会答弁に、国語学者を参加させ、曖昧な表現や、意味の伝わらない言葉は改めて言いなおしてもらうことが肝要であるとも考えられる。まずは国会答弁をしっかりとわかりやすい国語表現で行うことが、愛国心教育の第一歩だと思われる。

 礼儀に関しては、選挙のときを常に思い出して、いちいち頭を下げる。これが政治家の基本姿勢だろう。実れば垂れる稲穂の実といえるだろう。

 そうして、政治家はまずは、しっかりした日本語を話し、できれば現代に即して、プレゼンテーションを学び、能力を向上させるべきである。それも、日本の伝統の礼儀作法を取り入れながら、国民に対して失礼のない態度を心掛けるべきである。できれば、国会をはじめる前に、宣誓し、国旗に向かって起立し、国民(天皇ではない;天皇だと戦前回帰になるからである)に対して、はっきりとわかるようにお辞儀をする。国民の血税を国家のために使わせていただくのであるから、丁重に挨拶すべきものである。

 「我々政治家は、日本国民の代表として、国家の責務を全うし、日本国憲法の精神を重んじ、主権である日本国民のために奉仕することを、ここに誓います」というような宣言を、国民の愛国心教育のいかんを問う前に、是非、すべきであろうと思う。いまの政治家は、あまりに奢りたかぶっているので、日本人の礼節の美徳である謙譲、謙虚さが必要だと思うからである。社会人であれば、これは、当たり前の礼儀であろう。それをしない政治家の方が、人間の品格としてどうかしていると思われる。これができてこそ、愛国心教育の準備、土台ができるといえよう。

 これが馬鹿馬鹿しい事だと思われるのならば、愛国心教育なぞは百害あって一利なしだと思われる。親が子の面倒をみることから、愛は育まれるのであり、国家の責任者が、国民に礼儀を尽くすことが、愛国心に必須のものとなるだろう。この理念は、古来からのものであり、他国、いや人類普遍の原則でありえる。



 キリストが「わたしが行ったように、あなたがたも、行いなさい」と言ったように、師から、足の洗い方を学び、自ら足を洗うものにならなければならない。親火から火種を貰い、消えないように、自ら灯す必要が生じるのである。

 また、よく間違えられるのは、礼儀というのは、決して形式ばったものではなく、本来、無駄を省くものである。親しきなかにも礼儀ありというのは、親子問題が、生じないように、日頃からの心使いであり、コミュニケーションのことである。だから、礼儀形式、作法がどうとかよりも、相手が不快になるような表現こそ、最も忌むべきものなのである。相手が、不快だと感じる行為を慎む。その謙譲、謙遜心から生じるのであり、人間のなかの低次元な利己心を、自らの相手を思いやる高次元の働きにより抑えること、すなわち自制心を育成することに主眼がある。いかに形式ばって礼儀論に叶おうとも、心がなければ意味がない。慇懃無礼というのは、この意味である。

 礼儀すなわち自制心が人間間に広くいきわたったならば、もはや犯罪はなくなるであろう。忍耐力こそ問われるからである。つまり、礼儀とは、忍耐力を養い、自制心を身に着けさせ、人格を向上するものである。人格を向上させる至上目的には、独立自立した精神を養わなければならない。

 現代の国民のなかには、あまりに他に依存的で、寄生的な精神が宿っているといえよう。それを促進させたものは、カネや権力である。人間のなかにある利己心を増長させるのは、カネや権力に阿る低次の弱い心が問題なのである。

 まとめると、礼儀とは、謙虚、謙譲の精神を尊び、低次の利己心を抑え、高次の自制心を生じさせ、独立心を養うための初歩であるということを肝に銘じてほしいように思われる。孔夫子が、尊ばれた意義がよくわかる。

 日本社会では、このような自制心を求める社会を、私(心)に対して、公としてきた。武士がよく、私心があるといって嫌味嫌うのは、このことである。死に際して、一瞬でも、私心があるならば、臆病、恐怖がもたげ、敵にやられるであろう。だから武士は、私心を厳しく制限したのであるだろう。実はこのことは、ソクラテスの哲学にもみられることなのである。

 ソクラテスは死を在り来たりのごく普通のこととして捉えた。無常の死を超えて、永遠の命を見い出すには、魂にとっては、死をごく普通の無常のこととして望むことが必要だとしたのである。だから、ソクラテスは毒杯を飲んで死ぬ前日でも、ごく普通に振る舞ったし、とくに死に臨んで、特別な気持ちも起さなかったという。

 死を死とも思わない。これがソクラテスの哲学なのである。

 日本の現代の文化については、これは見解が分かれるところだと思われるが、靖国参拝について意見する。神社参りに行くことは、確かに日本の文化だが、その日本の文化が、他国に不愉快な感情を生じさせるものであるのなら、慎むべきであろうと思う。日本人は、なによりも、謙遜、謙譲の精神、そこから派生する文化を尊ぶのだから、日本人のなかに、忍耐力、他国の意見の寛容こそ求められるべきものであろう。

 他国に認められない文化に、人間の高貴な精神としての普遍性は見い出せないであろう。

 そしてまた、いかなる理由であっても、他国の軍隊が長期にわたり、自国の領土に駐屯することは、独立国家としての威厳が保てないことであり、日本の国家の精神が、独立していない証拠であるものと思われる。もし、日米安保という同盟関係があるとするなら、米国の領土にも、日本の軍隊が駐留する有効性も検討されねばならないだろうし、米国の領空も、日本の軍隊が使用する権利もあるだろう。それが対等条約である。



 彼らは本心では、「自分のことも自分でできないやつが偉そうな顔するな」と思っているはずであり、だから、命を守ってやってんだから、金ぐらい出せ!というような横暴な意見をいわれるがままにして、何もできないのである。日本人は、米国人に依存心をもちながら、同時に劣等感を抱いているのである。これは健全な人間の精神に反するものであるといわざるをえないだろう。

 自国を守ろうとする独立精神があるのなら、いかに功利的に良い条件であったとしても、他国に依存するような考えは捨てるべきである。他国に従属し、足元をみられる愚である。いま日本は、身包み剥がされ追剥にあって殺される運命にあるように思われる。昨今の上辺だけの愛国心を装い、私物化し、堕落した政治家を選んできておいて、愛国心言々を問うとは、何を今更という感がなきにしもあらずだが…。

 日本人が今大切なことは、自分のことは自分で行うという責任感であろう。

 礼儀とは、自分がいまどのようなことを行ったのかを、相手を通して、実感することなのである。自分で蒔いた種は自らが刈り取る。これが礼儀の意味であろう。

 相手に嫌な思いをさせたら、それが相手の態度で返ってくるのである。それを反省し、自らの行為を自制し、向上させ、相手に嫌な思いをさせない。それが美学につながっていくものと信じたい。





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Last updated  2006年05月30日 20時45分29秒
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