シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年03月09日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 秘教的には、知恵の実とは、叡智の天体の月を意味する。両性具有のときの人間の形態は、女性であったという。女性が、神の叡智を感じると、受胎し、子を産むと、脱皮のように、子に乗り移ったという。これは、肉体がまだ、水のような液体状態だったからできたことで、地球が月から分かれ、物体となった肉体に受肉すると、人間は独力で生殖を行うことができずに、叡智を感じる者と、受胎する者と分担するようになり、性差が生まれたという。この秘密には男性と女性の脳の差異や、言葉を発する能力と関係があり、男性の思春期の声変わりは、この生殖の秘密にあるという。

 性差の話は聖書にも書かれている。聖書にある、アダムのアバラ骨をとって、エヴァをつくったという話は、真のアダムの存在を理解しないとわからない。エヴァとは、月紀の動物人間を意味し、アダムのアバラ骨とは、神々の叡智を意味するものと思われる。アダムといっても、アダムカドモンと人類の祖のアダムの違いがあり、ここでいうアダムは、秘教において、アダムカドモンのことであると考えられる。

 アダムカドモンとは、天の霊的なアダムのことを意味する。それは黄道十二宮のことである。黄道十二宮は、東洋では干支であり、動物で表されている。天空では、動物人間のエヴァは、黄道十二宮のアダムのアバラなのである。そして我々人類は、地上に生まれるときに、前世に応じて、そのカルマを果たすために、天空の配置を選択するという。天空の配置は、7つの惑星と黄道十二宮で表現される。とくに、肉体の器官は、黄道十二宮から構成されるという。獅子座は心臓、蟹座は胸部、双子座は両腕、雄牛座は咽頭部、雄羊座は頭部等であるという。

 つまり、地に生まれる人間は、死ぬとそれぞれの肉体をつくる器官の精神的な源は、アダムカドモンに返されるというのである。そして、生まれてくるときに、カルマに応じて、アダムカドモンにより、与えられるのである。月紀の動物人間は、つまりエヴァは、地球紀になって、アダムカドモンにより、カルマを克服するための叡智を与えられ、地に生まれてくるのである。 

 人間は死ぬと、各肉体の器官の基が、アダムカドモンに返され、その人が堕落した人生を送ると、その人のアダムカドモンは、醜悪な形態をもたらすという。逆に、愛に溢れた人生を送ると、綺麗な人間の形態をもたらすという。つまり、死んだ後に、その人は自分の人生の姿をアダムカドモンという人類の祖(見本)のなかに人間の形態としてみるという。

 これが最後の審判の別の意味である。自らのなかの堕天使をどれだけ天使にかえていったかが、裁判の内容である。アダムカドモンから与えられた肉体の器官の基が、再び、アダムカドモンに返されたとき、与えられたものと、返したものとが天空に、両天秤として掲げられ、それが秩序と均衡を保つ十字架となったとき、人間は、自由と愛の神となり地での転生を終えるのである。その人のスターウォーズは平和の基に終焉を迎える。

 我々は神々から生まれて、最後の審判を得て、神々に帰っていくのである。

 そのとき、人類は、蚕が繭を紡ぐように、自由から愛を紡ぎ出す霊となるという。  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年03月09日 21時50分48秒
コメント(2) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


すべては道に返る。  
武侯仁従  さん
>我々は神々から生まれて、最後の審判を得て、神々に帰っていくのである。

老子は「道から万物は生まれ、万物は道に返っていく」というのに、似てますね。
人間は「道」からずれ易いので「最後の審判」を通過しないと道に帰れないようで・・・。悲しいかな。
(2007年03月11日 16時51分31秒)

Re:すべては道に返る。(03/09)  
5dolphin  さん
どうも、流石は現代孔明こと武侯仁従さま
 老子は不思議な人です。おそらく秘儀参入者にはちがいないのですが、マヌ、つまり聖書のノアの生まれ変わりなのではないかとも思います。
 マヌは、アトランティスの滅亡後に、新たなる民族の種を植えた人物で、7人の弟子がいたといいます。そのうちの1人が老子なのかもしれません。古代人は、記憶の継承ができ、肉体を失っても、魂を引き継ぐことができたので、老子といっても、おそらく1人ではなく、何代も続いたものと思われます。老子の教えは、秘教の教えと酷似しています。
 人間の道は、アダムカドモンで、人間は、皆、アダムに返っていくということなのでしょう。最後の審判は、その道標、コンパスといえるものなのでしょう。秘密結社が、なんらかの定規やコンパスをシンボルにし、最後の審判を象徴化させるのは、ここからきているようです。 (2007年03月12日 10時31分07秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: