シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年08月20日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人智学は物理的な遺伝について明らかにするだけでなく、精神的要素があらゆる物理的存在の中で活動している、ということをも示す。そして、エーテル体の悟性魂に対する妨害的な影響が、あまりにも大きくなる状況では、恐らく、悟性魂に似たエーテル体を、酷い手法で形成し、準備したことが考えられる。

 だから、もし、現在の悟性魂の中に、そのような「不調」がみられるなら、そして、もし、理性を保持できるなら、その「不調」を、身体(肉体)にまで至らないような方法で是正できるので、あらゆる情動がすぐに病気を引き起こすと考えるべきではない。

 人智学的観点に立てば、「心的障害」に陥るとき、深く考えることなく、外界の影響に帰すのはナンセンスであるということがわかる。しかし、一方で、たとえ、自分のエーテル体を変化させる力がなくても、間違いが生じるときと同じく、「不調」の法則により、「心的障害」が満たされ、色づけされるので、その間違いが、エーテル体の中で表現されるときに病気になる、ということも理解する必要がある。

 通常、そのような間違いは、誕生から死までの現人生(現世)において、直ちに影響を及ぼすわけではない。この間違いが生じるのは、間違いが繰り返され、習慣になるときである。

 もし、ある特別な場合のように、誕生から死までの間、絶えず間違いの上に間違いを積み重ねるなら、もし、思考、感情、意志に関する、ある種の弱さに常に流され、誕生から死に至るまで、その弱さと共に生きるならば話は別だが、通常は、誕生から死までの間の外なる身体(肉体)性は、ただ限定的変化を被るだけである。

 死の門を通っていくとき、肉体はその全ての善の性質と悪の性質と共に破壊され、自分の思考、感情、意志において創造した、あらゆる善と悪とを伴って行く。そして、次の人生のための外なる身(肉)体性を構築するに当たり、現在の人生から、もたらされる思考、感情、意志における弱さや間違い、混乱をその中に移行させる。

(現世での精神的な過ちや間違いを改めずに死ぬと、来世で、肉体的な障害を引き起こす素となるという。逆に、現世での障害を克服した経験は、精神的改善を伴うので、死後、来世で、健康的な肉体をつくりあげるときに生かされるという。)

 このように、妨害的に働くエーテル体については、現在の魂生活における間違いが直ちに、エーテル体の中にその姿を現すのではなく、現時点では、魂が次の人生を組織する際に現れる。エーテル体の中に原因として、また、ある特徴としていま出現するものは、現在の人生を遡るのではなく、以前の受肉(前世)へと遡るときに、確かに見い出すことができる。

 (現在の遺伝病とみなされる病気の原因は、前世の精神的間違いに起因するという。神的信仰心が乏しいと、死後、神的存在とコンタクトすることが乏しく、天使等の援助を受けられずに、来世に際し、粗雑な障害の多い肉体を選択してしまうという。

 19世紀以降無神論が浸透したので、抵抗力の乏しい、アトピー等の遺伝的な免疫機能不全病が増えたという。病原菌やウイルスが増えたようにみえるのは、表面的現象にすぎないという。この傾向は益々顕著になるだろう。
 つまり、遺伝にみえる本質は、魂の偏りにある。何事も「足るを知る」のが重要ということなのだろう。偏った食生活などは、悪しきその典型である。)

 「心的障害」について幅広く理解するには、隠された「永遠に続く進化の闇(謎)」の中を手探りで進むだけでなく、その人間の以前の存在状態(前世)へと赴くときである、ということを、この言葉は示している。とはいえ、この真実を、あまり極端なものとして受け取るべきではない。

 何故なら、人間が、以前の人生(前世)から来る性質の他に、遺伝された性質をも、内にもつという事、そして、人間の外なる性質(肉体の外見)は遺伝されたものとして考えるべきだからである。人間が、ある人生から次の人生へと運んで行くものと、祖先から受け継いできた特徴とを注意深く区別しなければならない。

(つまり、肉体は、誤った考えや間違いを身をもって示してくれる、精神の教師ともいえる存在だという。だから、病気は、現在の考えや、精神のどこかに間違いが潜んでいることを、警告してくれているという。だから、人生で経験を積むほど、精神は向上していき、次の人生では、誤りの少ない肉体を選択するようになるという。
 だから、病気に罹るのが問題なのではなく、病気を克服することが重要であり、死が悪ではなく、病気から学ぼうとしない魂への救いでもある。なるべく生きて経験を積むに越した事はないが、学ぼうとしない魂には、次の転生への持ち越しとなる。生きているうちに悔い改めるべきなのである。)





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Last updated  2008年08月20日 20時33分44秒
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ひさしぶりです。  
忠武飛龍  さん
「無神論」と言っても、有る意味の仏教や老荘なり山片バントウならともかく、近代以降の無神論は、人間の心・魂の、中身が抜けたもののように思います。

それが、免疫という人体の肝心なモノを弱くしたのかも知れません。

>(現在の遺伝病とみなされる病気の原因は、前世の精神的間違いに起因するという。神的信仰心が乏しいと、死後、神的存在とコンタクトすることが乏しく、天使等の援助を受けられずに、来世に際し、粗雑な障害の多い肉体を選択してしまうという。
 唯物論的科学者は、無神論者なので、来世において、障害の多い肉体を選択する可能性が高いという。神的存在の援助なしに、独力で、構築しようとする傾向が、誤りの多い粗雑な肉体を選択してしまうという。科学者の唯物的で、利己主義的な見方が、全体のバランスを失わせ、過度にある部分を増強してしまうために、かえって遺伝的な障害を導いてしまうといえる。



私はこのことに意見をいえません。
ですが、「類は友を呼ぶ」原則だけでなく「陰陽は相互に補完しあう」という原則を忘れてはいけない。とも思います。

あまりに綺麗にものの原理原則を決め付けない方が良いみたいですね。

再見! (2008年08月22日 20時27分45秒)

曼荼羅と  
忠武飛龍  さん
以前、シュタイナーと空海を高く評価されてましたね。

このシュタイナーの魂生活講義その7-不調と心的障害の文章を読むと、シュタイナーが曼荼羅的な世界の捉え方をしているように、改めて思います。

悪鬼羅刹も、曼荼羅に見たら、人々を教え導く指導者{天部}になる。という発想が、胎蔵界曼荼羅でよく見えます。最外部に悪鬼羅刹が大日如来の顕現としても現れてます。
それに近いものを感じました。

再見! (2008年08月22日 20時32分27秒)

Re:ひさしぶりです。(08/20)  
5dolphin  さん
お久しぶりです。現代孔明こと忠武飛龍さま
最近ビデオをみてて、ブログが疎かになってます。

>「無神論」と言っても、有る意味の仏教や老荘なり
>山片バントウならともかく、近代以降の無神論は、人間の心・魂の、中身が抜けたもののように思います。

正しく、人間の心、魂が機械的になっていき、創造性が乏しくなったということなのでしょう。魂に柔軟性がなく、唯物論的な記憶だけの教育を受け続けたために、偏り、遺伝的な疾患を生み出す傾向になっているといえます。

遺伝病との関連で、シュタイナーは暗記教育の弊害を説いています。つまり、遺伝病の多くは、今生ではなく、前世まで遡って、人格を探る必要があるというのです。 (2008年08月23日 19時37分14秒)

Re:曼荼羅と(08/20)  
5dolphin  さん
忠武飛龍さま

>シュタイナーが曼荼羅的な世界の捉え方をしているように、改めて思います。
>曼荼羅に見たら、人々を教え導く指導者{天部}になる。という発想が、胎蔵界曼荼羅でよく見えます。最外部に悪鬼羅刹が大日如来の顕現としても現れてます。
>それに近いものを感じました。

空海はあまり勉強していないのですが、シュタイナーを読んでいると、不思議と秘教から密教のつながりが湧き出てくるのです。老子の意味もよくわかるのです。秘教は、その源流ではないかと思うのです。

秘教と曼荼羅の関係が分かると面白いと思います。恐らく、宇宙を天使の位階で表現したものだと思います。神々の天空図のようなものかと。 (2008年08月23日 19時44分42秒)

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