シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年10月21日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 先に、地球は徐々に進化してきたと述べた。まず、古土星、次に古太陽、そして古月、それから現在の地球となる。やがて、今度、地球は「木星」になり、「金星」になり、「ヴァルカン星」になるだろう。さて、恐らく次のように問うだろう。

「しかし、今日の空にも土星がある。地球の最初の受肉である古土星は、現在の土星と、どのような関係にあるのか?」 と。

 今日、星空を観察すると、よく知られている様々な惑星が見える。これらの惑星の名称は、恣意的に選ばれた、つまり近年、慣例になっているように、特定の人物、例えばその星の発見者の名前にちなんでつけられたものではない。

 現在の「土星」が、命名されたのは、賢者が事物に意味深い名前をまだ授けていた古代であった。土星は、その性質そのものから名付けられた。今日では、このような命名は行なわれていない。例えば、天王星は近代に発見されたが、その天体の性質を意味するような相応しい名前ではない。

 今日、天に「土星」としてみえる天体は、地球がまだ土星の状態にあったときと同じ段階にあり、現在の地球との関係は、ちょうど子供と老人の関係と同じである。老人が傍らに立つ少年から、いますぐに成長したものではないように、(老人はかつては少年だったが)、この地球も今日ある土星から進化してきたものではないが、いつの日か、あの土星は地球になるだろう。現在の「土星」はいわば青年期の段階にあるといえる。

 他の天体も同じである。現在の太陽は、かつての地球のような天体だが、更に(霊的に)発達している点で異なる。少年が老人の近くに立つという、様々な年齢層が共に存在しているのと同じように、様々な発達段階にある惑星が天にも並存している。

 それらは様々な進化段階にあり、現在の地球はその第四の受肉段階にあるが、惑星の進化段階には地球が既に部分的に通過した段階もあれば、未来に部分的に通過する段階もある。しかしながら、惑星は、それぞれがある関係に位置し、オカルティスト(秘教学徒)はこの関係を、今日の天文学者とは違った方法で表現する。

 よく知られているように、地球は太陽のまわりを回っている。地球の姉妹たる水星と金星も太陽のまわりを回っている。更に、知られているように、太陽自身も動いている。さて、オカルト(秘教学的)天文学は、この関係について正確な探求を行ってきた。



 しかし、様々な天体が同じ速さで動いているわけではなく、オカルト(秘教学的)天文学が決定しているのは、それぞれの運動速度の関連なのである。それは、地球上の人間が、天体を観測すると、火星や金星などの天体はある速度で動いているが、星々に満ちた天空は不動に安らいで見えるという事実から関連づけられた。

 真のオカルト(秘教学的)探求によると、この静止は見掛けだけのもので、実際は、この星空も百年に一定の距離だけ移動し、この天空が進んだ距離が基本的な数値とされる。各惑星がその軌道を運行する速度は、お互いに全く一定の調和した比例関係にあり、この比例関係を音響として聞くと、1つのシンフォニーへと構成される。これがピタゴラス学徒によって天球の音楽とみなされていた。

 この共鳴、この音楽は、宇宙的な出来事の模像であり、ピタゴラスの学院で教授されたものは、空想されたものではない。古代の神秘学的天文学者たちは次のように語った。一見静止しているように見える、この星空は実際は動いていて、霊的な中心点の回りを、100年ごとに一度ほど移動する速度で回転している。

 この動きを捕捉し、惑星の動きを、この天空の移動とを比較すると、土星の動きは木星の動きの2.5倍で、木星は火星の5培で、火星は太陽の2倍だと分かる。すると、最終的に土星の動きは天空全体の運動の1200倍となり、天空を年に12度移動する。

( 土=「2.5」木=「5」火=「2」太陽=「2」水=「2」金=「12」月=「1200」天空

 シュタイナーによると、これが真の天動説のようである。つまり、物質世界の惑星の軌道ではなく、霊的な軌道、つまり、天球を想定した、惑星の軌道を表現したものといえる。

 ちなみに、諸惑星は、霊的な中心を正中線として、螺旋軌道を描きながら、回転しているそうで、公転や自転が左巻きに進むことが物質世界でわかっているので、太陽の軌道を追いかける地球は、太陽からくる光を右巻きに受けることになり、恐らく、DNAが右巻き螺旋構造をとるのであろう。

 また、素粒子のニュートリノは、電荷をもたず、質量も微量なので、ほとんど反応しない粒子なので、太陽からくるニュートリノの多くが、左巻きなのは、地球が太陽の軌道を追いかけているという、この天動説を支持する根拠となるかもしれない。

 地動説の欠陥点は、太陽を静止した基準として捉えているところにある。確かに、太陽がほとんど静止していれば、地球は、太陽のまわりをまわるだけになるが、実際は、太陽も運動し、銀河の中心をまわっているので、全体の中心からみれば、地球が太陽のまわりをまわり、かつ、太陽も銀河をまわっているので、お互いが、相手のまわりをまわることになる。社交ダンスの会場を想像すれば、男女が相手のまわりをまわることがわかる。

 更に、シュタイナーのいうように、霊的な中心点を螺旋状の軌道で進みながら、天体のお互いが回転しているのなら、いわゆる貝殻のような渦巻きを形成しながら、天体を含む宇宙が運動しているという天動説が有力になる。古代文明の遺跡で、よく貝殻の渦巻き模様が発見されるのは、実は古代人は、宇宙の運動を知っていたのかもしれない。)





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Last updated  2009年10月22日 08時40分08秒
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