シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年03月12日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 この講義は、宇宙の現象や本質の内的な関連を扱っているが、既に物質的な現象界しか関心のない人には、さしあたり予想もつかないような様々な事実が判明するのがわかるだろう。これまで見てきた事実は、根本において、いかなる存在も(2、3の例で示したが)、その現存の課題を、宇宙的な関連全体のなかにもつ、ということだった。

 さて今回、既に述べた存在を、もう一度眺め、前回から続けて、蝶について述べた事実に注目してみる。植物の本質と相対する蝶の性質を展開し、そして、蝶とは、本質的に、太陽光に属し、外惑星、つまり火星、木星、土星の力によって修正された上で、太陽光に属する存在である、と述べた。

 従って、蝶を、その本質において理解するなら、上方の宇宙領域を見上げ、次のような結論に到達する。

「宇宙のなかの上方の領域が、地球に、蝶の本性を贈り、蝶の本性を恵みとして地球に授けた。」

 さて、この地球に与えられた恵みは遥かに深くまで到達する。以前の内容から、次のような結論に到達する。

「蝶は、本質的に、地上での生存に直接参加せず、太陽の熱と輝きの力が、地上での(蝶)の生存のなかで働き、その範囲内に、間接的に参加するだけである。」

 しかも、蝶は、卵を、太陽の領域から外れない場所、つまり、太陽の影響力内の領域に産みつけ、つまり蝶は、卵を、地球ではなく太陽だけに委ねる。それから、火星作用の影響下で、幼虫が這い出て、勿論、太陽作用は変わらず存在し、そして、木星作用下で、蛹が形成される。

 蛹から這い出、翅の色彩の煌きのなかで、土星力と太陽の輝きの力が1つになり、地球の周囲に蝶の飛跳が再現する。

 このように、本質的に、土星の影響力が、地球(状態)の内部や地球(状態)の周囲に、蝶の様々な色彩のなかで直接活きるのを見る。しかし、宇宙のなかでの生存において問題となる本質は、二重性(霊と物質の二極性)をもつ、という事実も思い出される。



 人間の下部(腹部や四肢)の性質においては、霊的実質が物質力や重力他の地上的な力の作用に浸透されている。

 地上的な物質的実質が新陳代謝や循環や神経活動他を通して、人間の頭へと上方に運ばれ、地上的な物質的実質が、思考やイメージのなかに反映され、超感覚的な、霊力に浸透されている。

 従って、人間は、頭のなかには霊化された物質的実質を持ち、新陳代謝-四肢組織のなかには、地上化された霊的実質をもっている。

 さて、特に、この霊化された物質的実質は蝶のなかに見つけられる。本質的に、蝶は太陽の領域に止まることで、地上的な物質的実質を、(比喩的に言って)いわば微細な塵のような状態で、自らのものにする。

 また、蝶は太陽に加工された地球の物質的実質から食物を調達する。蝶が自身の本質に結びつけるのは、太陽に加工されたものだけで、あらゆる地上的な実質から、精妙なものを選び出し、完全に霊化する。

 実際、蝶の翅(はね)に注目するなら、その根本にあるのは霊化された地球の物質的実質である。蝶の翅が色彩に浸透されることで、蝶の翅は霊化された地球の実質となる。

 蝶とは本質的に、霊化された地球の物質的実質のなかでだけ生きる存在である。しかも霊的に見てわかるが、蝶は、自らの色彩豊かな翅(はね)の真ん中の胴体を、ある意味、軽蔑している。なぜなら、蝶の注意力や蝶の集合魂は、自らの翅の色彩を喜び、享受することに安らぎを感じているからである。

 その翅の煌く色彩に驚嘆しながら蝶を追いかけるのと同様に、その色彩に対して湧き上がる歓喜に驚嘆しながら、蝶を追いかけることもできる。このような空中をヒラヒラと飛び交う歓喜や驚嘆のような霊性に対する喜びや色彩の戯れに対する喜び(感動)は、根本的に子供のときに開発されるべきである。

 この点において、蝶は全く驚くべき形で印象付けされているが、その根底にはまた別の事実がある。





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Last updated  2010年03月18日 16時58分08秒
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