シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年04月08日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 「根の精霊たち」が理念を受け取る様子を以下のように示せる。

 大地から植物が芽吹いてくる。植物は、この後、すぐ示すように、地球外の万有の宇宙とつながりを持つようになり、ある季節には特に、いわゆる霊の流れが上から、植物の花や実に降り注ぎ、経由して、下の根に向かって流れ、地中へと流れ込む。

 そして、人間が、光を通じて視覚を確保するように、「根の精霊」は、植物を通して、上から地中へと滴り落ちていく対象に、知覚能力を向ける。

 このとき、「根の精霊」に向かって滴り落ちる対象は、太陽の光が花の中へと送り込んだ宇宙言語や、太陽の熱が植物のなかに送り込んだ宇宙言語や、大気が葉の中につくりだした宇宙言語で、つまり、遥かな星々が、植物の形成のために働きかけてきた宇宙言語である。

 植物は、万有の宇宙の秘密を集め、土壌に送り、ノーム(根の精霊;土の精霊)たちは、植物を通じて、霊的に滴り落ちてくる宇宙言語から、万有宇宙の秘密を、自らのなかに受容する。

 そして、特に秋から冬の間中ずっと鉱石や岩石のなかを遍歴しながら、植物を通じて滴り落ちてきた宇宙言語を携えていくことで、「根の精霊たち」は、地球内部で、全宇宙の理念を地球に浸透させながら遍歴し、携えていく存在となる。

 遥かに宇宙を見渡し、宇宙は宇宙霊により築かれ、宇宙理念の宇宙霊の受肉である。「根の精霊たち」ノームは、植物を通して、人間にとっては光線と同じ、万有宇宙の理念を受け取り、地球内部で完全に、万有宇宙の理念を意識しながら、鉱石から鉱石、石から石へと渡り歩く。

 大地の奥底を見下ろすことで、機械的に作用する自然法則の抽象理念を探し求めるのではなく、地球内部の宇宙的知性の光に満ちた番人、つまり遍歴し、逍遙するノームたちを見るべきである。

 このノームたちは見たものを即座に理解できるが故に、人間と比べても、確かに同質の知識をもつが、ノームは人間よりも遥かに抜きん出た知的存在であり、完璧な知性体である。



 ノームは人間のように思案する必要など、まるでないからである。

 ノームは宇宙のなかの叡智をそのまま見てとれる(理解できる)。人間が、どうにか知見に辿り着くために悪戦苦闘しているに気づくと、ノームは特に嘲笑的になる。

 ノームはつぶやく、「どうしてまたそんなことになるのだ?」

 「どうして、また、思考という骨折りができるのだ? はじめから一目瞭然で、全部明らかじゃないか。人間どもは馬鹿だよ」

 ノームは笑いながらつぶやく、「(人間は)面倒なことに、思考しないと理解できないらしい。」

coslan7-1.gif


 更に、人間が、論理に関してノームに語るなら、ノームは不作法なまでに嘲笑する。

 ノームは言う。「一体、なぜ、そんな無駄な思考が必要だと言うのだ、思考の導きだって? 思考(の結果)は(既に)あるじゃないか。理念は植物を通って流れているじゃないか。

 なぜに人間たちは自らの鼻を、植物の根のように地面の奥に突っ込んで、その鼻先に(理念を)ポタポタ落として貰わないのだ? 

 太陽が植物に話して聞かせているのに。そうすれば、人間たちも少しは宇宙を理解できるだろう! しかし論理なんかじゃ、お話にならない。ほんの少しも宇宙のことを知るなんて、できっこないさ!」

 このようにノーム(根の精霊、土の精霊)は本質的に、宇宙の万象の、万有の理念を、地球内部で担う存在である。ところが、ノームたちは自分たちの棲家である地球を好まず、万有宇宙の理念を携えて、地中を飛びまわっているが、本質的には地上を憎んでいる。地上は、ノームにとって、逃れ去りたい場所である。



 従って、地中のノームは、次のように感じている。

 「あんまり土にくっついていると、蛙や蟇蛙の姿になっちまう。」 

 ノームは大地にあまりに癒着しすぎて、蛙等の姿にならないように、絶えずジャンプしている。ノームたちは、自分たちが属するエレメント(元素霊)のなかで、蛙にするように脅かすような、いわば土の姿に対して絶えず抵抗している。

 ノームは、土-水的エレメント(元素霊)のなかにとどまっているが、同時に絶えず両生類の姿になる危険に脅かされる。この両生類の姿になることから、ノームは絶えず身を引き離し、地球外の万象宇宙の理念で自らを満たす。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年04月13日 16時58分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: