シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年05月30日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 地球を、現在の状態のままでなく、過去の時代に生じた事象が現在にも再度流れ込んで来ているものとして想像すべきである。

 人智学徒は実際、過去の事象の影響が現在にも生じている事実を知っている。現代人が生きる現在は、人智学でいうポスト(後)アトランティス時代の第5文化期だが、第3文化期である古代エジプト-カルディア時代に生じた出来事が、現代にまで流れ込んで来ている。

 (余談だが、いま巷で有名になっているマヤ文明でも、現在が第5文明であり、マヤ文明の解読から、次の第6文明がはじまるのが、2012年12月12日、もしくは21日といわれているが、人智学では、もっと遅く、2030年辺りといわれている。

 新しい文明がはじまるには、古い文明の破局がはじまるわけで、それは恐らく、物質文明の終焉だろう。物質文明は、古代ギリシア文化-ローマ文明からはじまったが、ようやく終わりを迎え、その前の古代エジプト-カルディア文化に似たものだが、新しい文明としてはじまるわけである。人智学では、ロシア文化と名づけられている。) 

 第3文化期に生じた出来事が再び出現し、反射される。それは、「太陽」紀に生じた、与える行為と受け取る行為の再現でもある。

 以上のように、「叡智霊(キュリオテテス)」を「太陽」紀の譲与者、「大天使(火の霊、アルヒアンゲロイ)」を受容者と見なすことができる。このような意味から、特筆すべき真相が生じてくるが、それを正確に思い描くには、「太陽」を、譲与される贈り物が中心から放射してくるような内的に閉じた天体としてイメージする必要がある。

 中心から外側の周辺へと、贈り物が放射され、周辺に到達すると、再び反射され、中心点へと戻るような閉じた天体である。「大天使(アルヒアンゲロイ)」たちは、自分たちが受け取った贈り物を、天体の表面の内側から再び反射する。

 天体の表面の外側を想像する必要はない(何も存在しない)。天体の内側の中心から外に向かって送られる贈り物を想像すべきだが、それは「叡智霊(キュリオテテス)」から与えられる。その贈り物は、あらゆる方向へと放射され、「大天使」により、受け取られ、再び、中心へと反射され、返される。

 空気(空間)中へと反射し、返される贈り物とは何なのか?



 再度、源泉(中心)へと向けられ、放射される叡智とは何なのか?

 それは「光」である。

 「大天使(火の霊、アルヒアンゲロイ)」たちは光の創造者でもある。光は、外的な幻想の中に現れる存在ではない。光が生じる場所ではどこでも、「叡智霊(キュリオテテス)」による贈り物が、人間に向けて「大天使(アルヒアンゲロイ)」により反射されている。光の背後にいる存在は、「大天使」たちである。

 従って、溢れる光線の内部には、「大天使(火の霊、民族霊、アルヒアンゲロイ)」たちが隠れている。人間のところへと来る溢れる光線の背後には「大天使」たちが隠れている。光を流出する「大天使」たちの能力は、「叡智霊」たちが、「大天使」に向けて放射する譲与の徳から生じる。

 以上のように、「太陽」のイメージに到達できる。従って、つぎのように想像できる。

 「太陽」という天体の中心では、「叡智霊」たちが、「土星」から受け継いできた遺産、すなわち、「意志霊(トローネ)」による「調和霊(ケルビム)」への犠牲行為に対するイメージの中に参入している。この犠牲行為に対して、共感することで、「叡智霊」は、自身の内実、すなわち、譲与の徳という形で、浸透する叡智を自発的に放射するように促される。

 この譲与の徳は、時間に浸透されているため、送り出された後、再び反射されるが、そのため、人智学徒のイメージのなかにあるのは、源泉、つまり中心へと反射し、返される徳により、内側が照らし出された天体である。

 いま想像すべきイメージは、外に向かって輝くのではなく、内に向かって輝く「太陽」である。この内に向かって輝く太陽により、新しい事象が生じるが、それを次のように記述できる。

 「叡智霊」が「太陽」の中心で、犠牲を捧げる「意志霊」について共感し、自身の存在を、遙か彼方の周囲へと放射する。そして、「叡智霊」が放射した譲与の叡智は、天体の表面で、「大天使」に受け取られ、再度、光の形で戻る。

 そのような繰り返しにより、全ての存在が次第に益々照らし出されるようになるが、「大天使」が反射し、返す光から、「叡智霊」が受け取るものとは何か?

 大宇宙への贈り物として捧げたのは、「叡智霊」自身の存在、すなわち、「叡智霊」のなかの最奥の存在である。それが、「大天使」により反射されて戻ってくる。つまり、「叡智霊」自身の存在が、外から、再び、「叡智霊」へと戻ってくる。



 そして、今や、内と外とが2つの対極として、魂の前に立ち現れる。「時間」の前と後が、自ら変容し、内と外になり、空間が生まれる!

 「叡智霊」により与えられた授与の徳という贈り物から、「時間」を通じて、「太陽」上で空間が生じる。「土星」紀では、空間とは、単なる寓意(比喩)的な意味しか持たない存在だった。しかし、「太陽」上には、実際の空間が生じたが、それでも2次元的に過ぎず、上下も、左右もなく、ただ内と外があるだけである。

 実際には、内と外の2つの極は、「土星」紀の終わりには既に現れていたが、「太陽」上での空間の創造に際し、再度、その過程が繰り返された。

 (「意志霊」から「調和霊」への自己犠牲と、その行為に共感し、「叡智霊」から「大天使」への譲与と反射の創造過程は、数学でいうフラクタル画像作成のパイコネ変換に表記できる。)

 もし、「土星」において、犠牲を捧げる「意志霊」が「時間霊」を生じさせた出来事をイメージしたのと同じように、「太陽」上の全ての出来事をイメージしなおすなら、(現在の太陽のような)光からなる天体を思い描いてはいけない。というのも、「太陽」上の光は、現在のように、外に向かって放射せず、内に向かって反射(放射)していたからである。



 (太陽の中心には、熱「エネルギー」のやりとりがある。人間の自我も同じである。)

 加えて、犠牲の共感の中に浸る「叡智霊」が生じる。今、想像できるのは、犠牲(「意志霊」の犠牲の火)の中に横たわる煌きが、「叡智霊」の自己犠牲へと変容するイメージだが、その自己犠牲の物質的な表現は、犠牲行為の間、捧げられ、煙として生じる空気(空間)である。

 従って、次のようにイメージするなら、完全に霊(精神)的な宇宙構造を獲得できる。

・「調和霊(ケルビム)」の前に跪き、犠牲を捧げる「意志霊(トローネ)」
・「太陽」の中心では、「意志霊(トローネ)」の犠牲のイメージを前にして祈りを捧げる叡智霊の合唱
・「叡智霊(キュリオテテス)」の献身は犠牲の煙のイメージとなり、あらゆる方向に広がり、外へと流出し、周辺で雲へと濃縮する
・「大天使(アルヒアンゲロイ)」が煙の雲から生じる
・周辺から、犠牲の煙という贈り物が光の形を取って反射し、返される
・「太陽」の内部を照らし出す光
・「叡智霊(キュリオテテス)」の贈り物が差し返されることで、「太陽」の領域(空間)が創造される。





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Last updated  2011年05月30日 16時53分40秒
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