シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年05月31日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 「太陽」の領域(空間)は燃える熱と犠牲の煙という外に向かって注ぎ出される贈り物から成立している。

 外縁には光の創造者である「大天使」がいて、「太陽」上で過去に生じていた事象を反射している。「時間」が経つと、最終的に、犠牲の煙(時間)が光(空間)として差し返される。

 では、「大天使」は何を保持したのか?

 「大天使」は、過去に生じていた事象を保持したが、その事象は、「叡智霊」の贈り物である。「大天使」は贈り物を受け取った後、それを反射し、戻したが、その反射の行為により、以前には「時間」だった贈り物を、「空間」として返した。

 「時間」を「空間」として反射し、戻すことにより、「大天使」たちは自身が「時間霊(アルヒャイ)」として受け取っていた贈り物を返した。つまり「大天使」は、原初の天使たちとなる。というのも、「大天使」は、過去から存在していたものを後の未来にもたらしたからである。

「大天使」とは原初(アルヒャイ、「時間霊」)の御使いたちである!

 秘儀の真の知識から、以上のような「言葉」が再現される。この「言葉」が太古の伝統の中で生じ、パウロの弟子であるディオニシウス・アレオパギタの学院を通じて、人智学徒にまで伝えられた、という経緯を思い出してみるのは素晴らしい。

ディオニシウス・アレオパギタ
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%AE%E3%82%BF/

偽ディオニシウス・アレオパギタ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%BD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%AE%E3%82%BF

 この言葉が、人智学徒の心のなかに、深く刻印されたために、この言葉を記した書とは別に、この言葉の意味を再発見し、原初の意味が再起してくることは、素晴らしいことである。この言葉は、人智学徒を、大いなる尊敬の念で満たす。

 同時に、秘儀の叡智に参入するための太古の聖なる秘密の学院に結びついているようにも感じる。この太古の伝統が、自らの魂の中に流れ込んでいるかのようであるが、人智学徒は、自身の責任で、その古い伝統とは別に、同じ知識を獲得し、人智学による理解から把握している。

 人智学徒に伝えられてきた太古の表現形式のなかにある叡智の雰囲気を経験できる人なら、たとえその伝統に気づかなくても、精神の内にある時間霊の影響下に置かれていることを感じとる。人類の進化全体に結びついているという素晴らしい感情や、上述の事実に関する確かさの感情が生じる。

 「大天使」たちは、原初の意味を元型として保持している。地球の過去の状態上に存在していた事象は何であれ、後の時代にも繰り返されるが、後で現れるときには、常に何か別の事項がつけ加えられる。従って、ある意味、現在の「地球」上に見つけられる中にも、「太陽」の存在に遭遇する。

 (歴史は繰り返すが、過去とは若干異なる部分が加わる。これはカオスのストレンジアトラクターの軌跡と同じである。また、現在の太陽の作用は、地球のなかにある過去の太陽の影響を通じて受けているともいえる。月の影響による潮の満ち引きは、現在の月というよりは、地球のなかにある過去の月の影響を多大に受けているという。)

 人類が発達すべき、以上のイマジネーション(霊視)、すなわち、以上の感覚が与えるのは、犠牲を捧げる「意志霊」のイメージと、その供儀を受け取る「調和霊」のイメージ、そして、その供儀から放射される煌き「叡智霊」のイメージや、空気(空間)のように拡散する供儀の煙「時間霊」のイメージ、更に、原初に生じたものを後の時代のために保存するアルヒアンゲロイ(大天使)から反射する光のイメージである。

 (上記のイメージから連想されるのは、契約の箱「アーク」や、神輿である。契約の箱や、神輿の上に乗っている鳥は、ケルビム「叡智霊」のイメージである。台座は、トローネ「意志霊」のイメージで、台座を担ぐことは、台座の下敷きになるので、犠牲を意味する。ここから人柱が生まれたのだろう。

 翼のような装飾は、アルヒャイ「時間霊」のイメージで、箱や神輿を金で覆うのはアルヒアンゲロイ「火の霊」のイメージだろう。つまり、契約の箱や神輿は、地球の太古の姿の、太陽をイメージしたものである。だから、日本の祭りは、太陽神を祀る秘儀参入法が元型なのであろう。そもそも、日本は、太陽の本という意味であるし、ヤマトとは、「ヤハウエ神の民」という意味だという。

 例えば、祭りの掛詞の「ワッショイ」は、ヘブライ語では「主の救いが来る」という意味になる。また、「ワッショイ」の逆読みの「ショイワ、セイヤ、ソイヤ」は、「主の贈り物」という意味になる。だから、祭りというのは、宇宙の歴史を直に体験し、魂の経験を通じて、宇宙の歴史を教える行事なのではないかと思う。

 以下、参照のこと。
http://plaza.rakuten.co.jp/oo00wa00oo/diary/200702020000/ )

 「太陽」に対する霊視から生じる感情が、人類の魂の中に呼び起こすイメージは、「太陽」紀に行われた神の創造に関連した全事象に対する理解である。

 いま、自らの魂の状態から描写した太陽の環境は、以前、物質的な表現を通して「神秘学概論」で達成した記述を、精神(霊)的な観点から提示する。そして、いま、キリスト存在として、「地球」上に現れた存在が生まれるのは、この太陽の環境からである、という事実を理解できる。

 キリスト存在が「地球」にもたらした贈り物を理解するには、「太陽」内部の霊的実質に向けて、宇宙光が反射され、この光によって、太陽内部は、浸透され、「与える」という慈悲を生じさせる徳の概念が、照らし出されるが、この徳の概念を、自らのものにしなければならない。

 もし、今述べたようなイメージを掲げ、このイメージをイマジネーション(霊視)へと変容させ、キリスト存在が、地球へともたらし、体現した本質を理解するなら、キリスト衝動という精神(霊)的存在を深く経験できるだろう。



 「太陽」上の事象が、ある「存在」の魂の中に集積され、完全に濃縮され、後に再び前面へと現れることを想像してみる。

 この「存在」は地上に現れ、意志霊トローネの調和霊ケルビムへの犠牲となって、煙、すなわち光を生じさせた時間霊アルヒャイを創り出し、叡智霊キュリオテテスの与える行為の元型である、与える徳から、賦活する慈悲の精髄を受け継ぎ、魂のなかの熱と輝く光が、宇宙から反射されるように火の霊アルヒアンゲロイの働きを行った。

 (つまり、キリストは、地球に、霊的な太陽をもたらした。)

 「太陽」上の全事象がたった1つの「魂」の中に濃縮され、その「魂」が、全事象を「地球」に受け渡す様がイメージできる。「太陽」上の全事象を反射し、返すと同時に、後に残る「地球」のために、全事象を保持する意図を持った者たちが、その「魂」の周りに集まる。

 太陽の中心には、犠牲を与える存在がいて、この「存在」の周りには、犠牲を受け取る存在がいる。太陽のイメージのなかに結びつけられるのは、地上の存在へと置き換えられた「犠牲」を受け取る可能性と、この犠牲を拒否する可能性である。

 人間に慈悲を呼び起こすために、与えられる犠牲全ては、拒否されるか、もしくは受け取られるかのどちらかである。





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Last updated  2011年05月31日 17時00分23秒
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