シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年02月01日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、地球外の惑星(天体)の力を研究するには、惑星の力が共同作用した全体的な結果を、人間のなかに見る必要がある。

 人間のなかの全体性を見るのであって、何処か1部を見るのではない。惑星の力が共同作用した全体的結果に最も乏しいのは細胞である。細胞は、共同作用の結果が最も少ないことに注意を払うべきである。

 では、一体細胞とは何なのか?

 細胞とは、人間に対し、本質的に、独特の成長や独特の生命を、利己的(ワガママ)に通用させようとする生命体である。

 そして、人間という生命形態全体において、人間を、地球の作用と地球外の作用の複合体とみなし、細胞を観察するなら、細胞とは、地球の作用のなかに密かに入り込み、地球外の作用を妨害する存在である。

 実際、人間は、生体組織のなかで、絶えず細胞の(独特の)生命力に対して闘っている。従って、細胞病理学や細胞生理学により成立した見解は、ナンセンスも甚だしい。現代医学は、細胞を基本に据え、人間の生体組織を、細胞の構築物と見なしている。

 細胞の生命力とは対照的に、人間は全体の宇宙と関わり、部分的な細胞本来の利己(ワガママ)に対して、常に闘う全体なのである。細胞とは、根本的に、生体組織を構築するのではなく、絶えず妨害する存在である。

 細胞病理学や細胞生理学的な基本的見解が、通常の思考全般に入り込めば、人間や生物全般に関して、本末転倒した考察に行き着くのも全く不思議ではない。

 以上のように、いわゆる人間の形成(生成)過程(全体形成プロセス)と、細胞過程(部分形成プロセス)において、2つの対立する力が、人間のなかに複合体として現われてくる。



 ある器官組織は、細胞への傾向を多くもった後に、この細胞への傾向が、宇宙の力により克服される。また或いは、個々の器官組織の特徴は、後に述べるが、宇宙(全体)の力が優勢で、細胞(部分)の力が後退しているような器官組織もある。

 生殖-排泄の通路と心臓との間に本質的に位置する全ての器官組織を、対立する2つの作用間の複合体の観点から考察することは、非常に興味深いものとなる。

 心臓より下部の器官組織では、大抵、本質的に、細胞が目指す独特の生命力との類似が存在する。人間の全身を通過しながら、器官組織の構成要素を全て観察すれば、大凡、人間が目指す全体的な生命力に特色づけられた器官部分と、細胞が目指す独特の(部分的な)生命力に類似する器官部分に大別できる。

 しかし、人間全体の機能に彩られた部分と、細胞独特の機能に染まった部分に大別できた結果、次のような疑問が生じる。

 それでは一体、細胞自体は、どのような状態なのか?

 という疑問が生じる。

 細胞はいわば、生命の状態をいささか極端にするために、独特の生命力を利己的(ワガママ)に展開する。細胞は、独自の生命力を展開する状態にある。細胞が、逐一展開する、いわば利己的(ワガママ)な生命に対抗し、絶えず別の、つまり外から反対の(全体の)作用が及ぼされる。

 そして、外から、この反対の作用が及ぼされることで、細胞独自の形成(生命)力から、利己的(ワガママ)な生命力が奪われ、細胞にいわゆる滴の形状が与えられる(細胞が液化される)。

 惑星(天体)の力は、細胞から、いわば独自の生命力を吸い取り、細胞に滴の形状を与える。

 (アポトーシスという細胞死を研究すれば、この惑星の作用の描像が明らかになるかもしれない。アポトーシスは、形態発生に不可欠な細胞死で、別名プログラム細胞死ともいわれる。)

 地球上の滴の形を有する存在は全て、生体の内外問わず、そのなかに2つの力の合力、つまり、独特の生命を目指す力と、独特の生命を吸い取る力との合力が働いている、という事実を、実際に知るべきである。



 つまり、「水銀」のなかには、利己的(ワガママ)にも細胞になろうとする力が働いているが、水星の逆の力により、細胞になることが妨げられ、いわゆる細胞の死骸、つまり「水銀」の小滴となった経緯を読み取ることができる。

 「水銀」のなかに観察できるのは、「塩」と「燐」との中間状態であると同時に、地球上に現れる存在のなかで、惑星(天体)の作用が、どのように生かされているのか、の洞察に必要な実際複雑に入り組んだ経過(経緯)である。

 水星という惑星が存在しなければ、「水銀」の滴はどれも細胞として生きるはずである。そして、上記に述べた生殖-排泄の通路と心臓との間に位置する全ての器官組織のなかで、概ね細胞になろうとするものは、水星という惑星の作用に曝されることを想定している。

 つまり、排泄器官と心臓との間に位置する下腹部の器官は特に、その器官特有の傾向、すなわち、細胞性を保持する傾向が妨げられずに、かといって独特の生命力によって全体が覆い尽くされるほどには至らないように、適度に、生命力が麻痺させられ、死滅させられるように、水星状態に曝されたままになることに依存している。

 この中間(水星)状態に維持されないと、下腹部の器官活動は、すぐに増長してしまう。





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Last updated  2012年02月02日 11時28分29秒
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