シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年08月09日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回までは、戦争会社が頭の弱い奴を指導者に据え、憲法違反をさせ、多くの人々を戦場に送り、その犠牲により利益を上げ、その利益で、怪しい宗教などをつくり、神話などを駆使して、カースト制度を広めてきた話を紹介したが、祖国の裏切り者、つまり売国奴をつくる手口を今度は調べてみたい。

 その前に連中の手口を大まかにまとめる。

 コールマンによれば、第1次世界大戦は、ワンワールドによる新しい秩序の世界統一の思想をつくるために起こされたという。コーカサス地方の白人のハザール人が、聖書を利用するために、ユダヤ人に成りすます。そのうちにシオンの議定書がつくられたようである。

 つづいて、第2次世界大戦は、天然資源獲得と、原爆を開発し、戦争による恐怖支配の統治を広めるために行なわれたようである。このために、各地にワンワールドの傀儡政権ができる。

 重要なことは、ハザール人はニセモノのユダヤ人で、聖書の記述を誤解釈し都合よく利用していることにある。

 前回までの話のなかで、気になるのは、2万人もの死者を出した長崎原爆投下の爆撃領域に捕虜収容所がありながら死者ゼロだった米国兵のことである。

 鬼塚氏の話によれば、スチムソン(スティムソン)が、日本の海軍上層部と連絡をとり、捕虜兵を前もって避難させる手引きをしたとのことだった。

 この海軍上層部とは、米内光政なのではないか、と思われる話をみつけたので、以下に抜粋紹介する。



 鬼塚氏は、昭和天皇と同じカテゴリに、いわゆる「吉田反戦グループ」(ヨハンセン・グループ)や海軍大臣の 米内光政 を入れて、宮中グループとヨハンセン・グループとして理解する。

米内は、原爆投下を「天佑」だとはっきり述べている 。

 「しょうがない」という思いは、昭和天皇が1975年に発する前に、そして、思想的に複雑骨折を経ている戦後の(アホの)久間元大臣が誤解される形で、宮中グループとは別の意味で「しょうがない」と発言したよりも遙か前、戦争終結直前に米内によって表明されていた。

 (米内の発言は確信犯で、久間のは無学故の自爆発言。)

 米内と昭和天皇は、保守派の文春文化人にとってヒーローである。 陸軍はたたくが、海軍は批判しない というプレスコードが未だに残っている。

 (司馬史観もこの類で乃木は糞味噌だが、山本権兵衛-東郷は誉めている。色々調べると、陸海どちらも英王室に利用されただけ、日本人を多く殺したという意味では、乃木は英王室勲章ものだろう。だから、戦後は乃木が神格化され宣伝された。

 ロシア帝国側にもメーソンがいたものと思われる。クロパトキンなどが怪しい。なぜなら、「2月革命の際に逮捕投獄されるが危険人物と見なされずにすぐに釈放されている」点などである。つまり、ロシア帝を崩壊させるために、わざと負けたとも考えられる。)

 このグループが、皇室の財産保全のために、日本赤十字や、スイス銀行を使った資金の移し替えを行っている傍ら、終戦工作に乗り出していた、と鬼塚氏は指摘する。



 これを裏付ける、ポール・マニングという作家の記述や、共同通信が2001年と2002年8月13日が載せた記事もある。だからあながち否定できない。

 さらに、このヨハンセンは、グルーやスティムソン陸軍長官から、何らかの形で広島に原爆を投下するという情報を察知していたとするのだ。この根拠として、広島には陸軍の元帥・畑俊六がおり、畑元帥は原爆投下時に「松本俊一(外務次官)父君の別荘」にいて、司令部には出勤していなかったために、難を逃れた不自然さを挙げている。

 (長崎の捕虜収容所の件のことだろう。)

 私(誰かは?)は、東京裁判に立ったこの畑元帥の8月6日の行動について、この鬼塚書で初めて知ったので、これ以上コメントできない。松本俊一は、いわゆる「シゲちゃん」こと松本重治とは関係ないようだが・・・

 ここで、鬼塚氏の主張を私(?)なりに咀嚼すると、広島に原爆を落としたのは、抗戦派の陸軍の第2総軍を壊滅状態に置くという狙いがあったという。また、同じく第1総軍は、本部を東京に持ち、この指揮官の中に第12方面軍の田中静壱大将がいる。



 そもそも鬼塚氏は、この本の前半では違うテーマで書いていて、後半と前半で全く手法を変えている。つまり、この本のタイトルが示すように、本の目的は、半藤一利の「日本のいちばん長い日」(文春文庫、大宅壮一との共著と思われる)の嘘を暴くということにあった。

 だから、本の3分の2は、半藤の本や、秦郁彦の本の矛盾点を、下村湖南(終戦時の情報局総帥)の終戦記録「終戦秘史」や、外国のレスター・ブルークスの「終戦秘話」、バーガミニの「天皇の陰謀」などの本を使って明かしていく。

 文春などの週刊誌の回顧録の類も多用している。バーガミニはどの程度信頼できるか疑問だが、彼の主張のきっかけになったと理解すればいいのではないか。

 要するに、鬼塚氏は、この本の中で、半藤一利が大宅壮一と共作した、「日本のいちばん長い日」というのは小説であり、皇室の関与を殆ど書いていない、というのだ。

 この半藤の著では、クライマックスというか、話の中心に、8月15日の終戦を回避し徹底抗戦を天皇に向かって要望する青年将校の畑中少佐(陸軍省軍事課員)や椎崎中佐(陸軍省軍事課員)などの「小物」をけしかけた黒幕がいると語っており、これを「某中佐」というバーガミニ本の記述をきっかけに検証するという仕掛けになっている。

 結論を言えば、この中佐とは、鬼塚氏は、塚本誠( 戦後、広告代理店の「電通」に就職した )のことであり、この人物(情報将校)が終戦直前に台湾から呼び戻され、反乱の機運盛んな陸軍の青年将校たちをたきつけて、「宮城事件」というクーデターを起こさせたという。

 この事件は、皇居に籠城して、「君側の奸」を排除し、天皇を目覚めさせて抗戦を要求することを目的にし、途中で天皇の「玉音放送音盤」を放送させないように奪い取るという「トレジャー・ハンティング」のイベントが加わったことになっている。

 ところが、この録音盤捜索というのは「創作」である可能性すらあるらしく、宮内庁に入り込んだ数十名の将校の目的は、御璽(天皇の決済印)ないしは木戸内大臣を捜すことにあったというのだが・・・。

 確かに、森大尉殺害と録音盤捜索のシーンは、映画プロデューサーでも関わったかのように、「嘘臭い位にリアルな描写」を半藤氏は行っている、と鬼塚著を読む前に急いで半藤の本を読んだときに感じた。要は半藤の本のは後の時代の「お化粧」である、というのが鬼塚氏の説である。確かに日本刀で森大尉(近衛師団長)を斬り殺す描写は「映画」的というしかない。

 このクーデターを支援するように、阿南陸軍大臣に直訴した青年将校は、「軍事課長荒尾興功大佐、同課員稲葉正夫中佐、同課員井田正孝中佐、軍務課員竹下正彦中佐、同課員椎崎二郎中佐、同課員畑中健二少佐」。が、この中の井田大佐は、畑中、椎崎の二人と違って、自害もせずに生き残り、岩田と改名して、なんと 「電通」に入社 したという。

 鬼塚氏が細部にわたって論証しているのは、少々うんざりもした。半藤氏の向こうを張って、自分なりの時系列でのドキュメントを書いた地に、解説編で資料分析をやった方が良かったのではないかとも思った。

 が、いろいろの記述を読んだ結果、要点として、鬼塚氏は、「半藤本には、塚本中佐の話や、阿南陸軍大臣が終戦の前日の14日から15日の間、断続的に、皇族の一人である三笠宮と個人的に会って激しい議論をしていたことが書かれていない」ということが言いたいのだと理解した。

 そして、下級将校にすぎない畑中、椎崎らがなぜ自由に皇居に入り込めたのか、という本質的な問題点を指摘する。確かに。これは鬼塚氏は、「皇族レベルの手引きがなければ出来ない話だ」というのである。

 鬼塚説では、三笠宮は昭和天皇の名代である。要するに、跳ねっ返りの青年将校による「偽装クーデター」(無論、青年将校たちは真剣であるが)を演出するのは、皇室サイドをクーデターの被害者として演出し、効果的に陸軍抗戦派の志気をそぐという目的があった、ということである。

 この構図は、『神々の軍隊』で浜田政彦氏が示した、「2・26事件」における青年将校の一人芝居ぶりと似ている。皇族はあくまでリアリスティックに自分たちと財産の存続を計るために、国際金融資本と交渉していたにも拘わらず、熱心な天皇崇拝者の青年将校が、勝手に理想の皇室像をプロパガンダによって描いてそれを信じていた。

 (2・26事件後に南進が決まり、対米戦になる。)

 エリック・ホッファーのいうTrue Believerになっていたという、あの視点である。

 文春や岩波系の文化人もこの等しく結局「天皇教」の呪縛から逃れられない、と鬼塚氏は前の「天皇のロザリオ」に引き続いて書く。

 私(アルル)も、元来この天皇教信者だったようだが、「原爆しょうがない発言」でようやく、脱洗脳をしたと思っている。天皇は、あくまで普通の戦争指導者だったんだろうなあ、とこう思わないわけにいかない。

 (三菱を通じて戦争会社に一枚噛んでいたという説もある。米内-五十六-三菱は鍵。)

 そして、やはり昭和天皇は、戦争の責任によって退位するべきが当然で、それをさせなかったアメリカは問題をこじらせたから悪い、ということになる。日本は総括させてもらえなかったということになる。これが今の戦争責任問題をめぐる不毛な「勝った、負けた」の論破合戦になっていると思うのである。

 要するに天皇の身の保全はアメリカの戦争指導部によって保証されたわけだ。グルー大使とスティムソン陸軍長官が保証した、というのでいいだろう。マッカーサーが天皇の姿に感動したというのは、たぶんとってつけた話だろう。

 (スティムソンは三菱を通じて流した石油や兵器の借金を返してもらうのに天皇の身は必要と判断したのだろう。)

 「身を守ってくれたアメリカの実行した東京裁判も、原爆もこれは容認せざるを得ない。下手に突くと、やぶ蛇が出る」と昭和天皇は考えたのではないか。だから、富田メモのような靖国宮司批判をやったのではないか、というのが今の私(誰か?)の勝手な考え。

 ただ、鬼塚さんたちに言いたいのは、この宮中グループというか、ヨハンセンの功績というのもある、というところ。

 グローバリストのヨハンセン・グループは、吉田茂を初めとして、国際金融資本グループの「実力」を明確に理解していた。だから、憲法九条によって、戦争に巻き込まれることを避ける、という決断をした。

 (英王室とバチカンが絡んでいるのだからね。天皇もどちら側なのか?)

 グローバルに「奴ら」の恐ろしさを本当に分かっていたからこそ、戦争放棄というウルトラCの憲法を逆用して、少なくとも軍事的には国際秩序に積極的にコミットしていくことを封じるという「妙手」を可能にしたのだろう。経済的にはむしられているけれども。

 この当たりがヨハンセンのギリギリの遺産だったのだろうと思うのである。というのは甘い見方か?

 ☆  ☆  ☆


 米内-三菱と絡めて考えると、全て辻褄があってしまうんですね。次に続く。 





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Last updated  2013年08月09日 15時44分45秒
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