シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年08月21日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回までに巷でいわれる色々な陰謀論を抜粋紹介してきたが、「チベット永遠の書」に記述された真の隠者の発言のように、結局は、心の問題であることに気づかされる。

 この世に悪魔が蔓延るのは、悪魔を誘き寄せる人類側の問題でもあるからだ。シュタイナーは、現代医学の問題について、例えば、感染症をウイルスや病原菌のせいにして、それらを誘き寄せる人体側の問題を全く考えないことにあるのを、以下の簡単な喩えで指摘しているが、これも結局、人間の心の問題であることがわかる。

 部屋が散らかっているため、害虫やネズミなどが住み着くのは、その部屋の生活者が掃除をしないせいなのに、害虫やネズミのせいにして、それらを取り除いても、第2、第3の侵入が繰り返し起こるだけである。

 結局、生活者が掃除をしない限り、何度も同じような展開が繰り返されるだけである。このような展開を繰り返すと、それは一種の悪癖という慣習や法則が成立してしまう。唯物論上での法則というのは、このようなものなので、一方を他方に入れ替える対処しかできないので、根本的な解決には決して至らない。 

 つまり、唯物論では、このような問題を解決できない。人類が愚かなのは、いまだに、心の問題を、唯物論で解決しようとしていることにある。

 しかし、心をどう扱うか、が人間が生きる目的といえるのではないだろうか?

 心に映ったことが、そのまま現実化していることにそろそろ気づく段階にきている。心を掃除するには、心を良く知らなければいけない。オカルトでは、心とはいわないが、意識と呼んでいる。そう、全ては一人一人の意識に関わる問題なのである。

 意識をどう扱っていくかが、オカルトの主題である。従来の唯物論の物理学に、オカルトを加えた、超物理学を探求し、意識を道具として扱うことを主題とすべきだろう。その際、量子力学的な解釈(観測論)は、意識を非常に見通しよくする。

 カエサルは、「人は自分の見たいものしか見ない」という言葉を残しているが、この言葉は、量子力学の観測論を端的に表現している。意識とはそのような性質をもつ。



 ☆  ☆  ☆

 「戦争は、人間の利己心、悪念の産物じゃ。 多くの者は心のなかで戦争を起こしている 。彼らは絶えず色々な方法で隣人と戦いながら、同時に平和を語る。戦争が怖いという理由で戦争に対抗するのであれば、そのような抵抗に何の価値があろうか。症状に立ち向かってはならない。心を変化させることだ」

 ☆  ☆  ☆

 この隠者の発言の真の意味を解き明かしてくれる本に最近遭遇した。それは、「セスは語る―魂が永遠であるということ」である。

 この書は、この宇宙がどうなっているのか、生とは、死とは何か、を教えてくれる。

 例えば、上述の「戦争が怖いという理由で、戦争に対抗する」のなら、そのこと自体が一種の心の戦争である。この悪魔の計略に陥ってはならない。

 「セスは語る」で、セスは「戦争を憎む世代によって、平和がもたらされることはありません。 平和を愛する世代によって、平和はもたらされるのです。」と語っているが、戦争が悪い理由は、人々に憎しみを誘発することだとわかる。

 つまり、「愛」を「憎」に変えることが悪なのである。しかし、このことから、意識の上で、つまり心のなかでは、愛と憎が同じものであることがわかる。だから、今度は、憎から愛へと変えることが重要となる。

 そのことを、セスは、キリストの説いた「一方の頬を打たれたら、他方の頬を差し出しなさい」の本当の意味を解説することで、解答を与える。

 この真の意味は、頬を打つ攻撃は結局、自分を破壊していることだと当人に気づかせることで、憎に対しては、愛を捧げるのが重要ということである。他方の頬を差し出すことで、差し出した方は、自分の意識(心)を神の愛に向け、汲みとることになるから、意識(心)が神の愛に満たされることになる。



 一方は、与えることで、神の精神に近づき、他方は、奪うことで、悪魔の精神に近づくことになる。創造行為と破壊行為のどちらに意識(心)を向けるかの違いである。修行不足者は、奪うことに意識を向けがちなだけなのである。自分だけが得をしたい、などという発想は、その典型である。

 「意識(心)が、現実をうつし出している。」とセスは説く。神にチャンネルをあわせるのか、悪魔にチャンネルをあわせるのかは、人間の自由に委ねられている。だから、宇宙は無限の可能性を秘めている。

 愛するのか、憎むのか、は本人の自由である。しかし、愛が現実となれば天国だが、憎が現実となれば地獄となる。天国も地獄も本人の意識(心)次第なのである。そのことを確認するために、この物質世界に人間はやってくる。この世界は、人間の意識(心)の実験の場である。

 例えば、セスは、死について次のように説いている。

 人間の肉体のミクロの部分では、細胞の死などの循環で、絶えず死を経験しているはずだが、人間の意識は生が継続しているように感じている。これは、意識が、細胞の死などを一々認識していないせいである。



 だから、セスは、オカルトでいわれているように、意識がこの3次元(物質)世界にないことを、死と呼ぶなら、睡眠中、人間は死んでいるのである。重要なのは、3次元も、高次元も、同じ空間(空間という言葉は正確ではないらしい)で、意識がどこにチャンネルをあわせているか、にあるという。

 だから、意識にとっては生も死もない。ただ、意識(心)を無限の宇宙空間のどこにあわせ、創造活動、つまり愛する行為を行なっていくか、でしかない。

 だから、立派な人間とは、どれだけ多くの人を愛せるか、ということになる。

 このようなセスが説く内容を、うまくまとめているサイトをみつけたので、以下に抜粋紹介する。 

 ☆  ☆  ☆

セスは語る―魂が永遠であるということ
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/seth/seth-1.html

 人間には「創造する能力」が与えられている 多くの人々は、自分は物質からなる被造物であって、肉体に拘束され、骨や肉や皮膚という牢獄に監禁されていると思っているかもしれません。そして自己という存在が肉体に依存すると信じている場合、そのゆえに肉体が消滅する恐怖をいやでも味わうことになります。そして若さや美しさや、あるいは知性や業績などを自らの存在価値と考えるならば、当然そうした属性は永遠のものではなく、やがては失われることを知り、それは絶えずあなた方を苦しめることになるでしょう。

しかしどうか安心してください。

 実は、本当はそうではないのです。私はそのことをあなた方に伝えるためにここに来ています。あなた方はもともと、私がそうではないのと同様に、物質的存在ではありません。そして私自身もこれまでに数え切れないほどの転生を繰り返して来ており、そのたびに肉体を脱いだり着たりして来ました。私は姿こそ見せませんが存在しており、実在しない人格的存在が考えを伝えたり、それを書物として著わすことはありません。私は肉体に少しも依存することなく、そしてあなた方の本質もまた私と同じなのです。

意識というものは、形あるものを創造します。

 しかしながらその逆は成り立ちません。ですから人格的存在のすべては、物質に依存してはいないのです。あなた方は日常の生活の雑事に浸り、あるいは振り回されているために、自らに備わる本来の能力が、実は自分が意識しているよりもはるかに卓越したものであることに気づくことがありません。それだけでなく、そのことを知る内なる意識が自分の中に存在していることも知りません。

 あなた方一人ひとりは、今とは別の存在として多くの数え切れない転生を重ねてきました。そして他の人生で得たものは、たとえ今のあなた方の意識に上ることはなくとも、今現在に生きるあなた方の内に存在しています。私はこの書を通じて、これを読む人々の内なる自己である、研ぎ澄まされた直感の宝庫を解放し、あなた方にとってこの上なく役立つはずの洞察能力を、意識の前面に押し上げるお手伝いができることを願っています。

 このロバートという女性に私の口述をしてもらうということは、それほど単純なことではありません。私は彼女と電話で話すようにして伝えているわけではありません。ロバートと私の間には、「精神の架け橋」と私が呼ぶ結びつきが作られる必要があり、精神の延長と意識の拡張状態が電話の代わりにコミュニケーションに利用されます。それがどのように創られ、維持されるかについては後で説明します。

 ところでこの本を読まれるあなた方は、いったい私が何者なのかと問うよりも、あなた自身が何者であるかを自問することのほうが賢明であると思われます。なぜなら、あなた自身が自らを人格的存在であるとする、その本質や意識の特質を理解しないうちは、私という存在を理解することは不可能だからです。

 もしかして、あなた方の意識は、脳の内側に固定されて拘束されたまま、どこへも抜け出していくことはないと信じていますか? またあなた方の意識は、肉体という境界線を超えていくことはないと思っていますか? もしそう考えているなら、それこそが自らを過少評価していることなのです。そのゆえに私という存在に関しても、ひとつの幻として片付けようとするかもしれません。しかし私という存在は、あなたと言う存在が幻でないのと同じだけ、確実に幻ではないのです。

 私の正直なところをお話すると、あなた方の「年齢」という言葉の意味で言えば、私はあなた方よりもずっと歳を重ねた存在です。私は今では人格を有するエネルギー存在であり、もはや物質に心を奪われることはありません。このようにして存在する私には、あなた方の多くが忘れ去ってしまったかのような、いくつかの真実が見えています。それらの真実があなた方の元に帰るようにと、私は願っています。

 私は、あなた方が自分自身であると考えている部分ではなく、むしろあなたが知らない部分、つまりあなたがある程度まで否定したり忘れてしまっている部分に対して主にお話します。しかしながら実は、あなた方の「知らない自分自身」は、すでにこの書に書かれている内容がわかっています。私はさまざまな宗教や超越的存在を信じている人にも、そうでない人にもお話しします。また科学だけが存在の本質を解明してくれると考える人にも、そうでない人にもお話しします。そうしてあなたが、未だかつて聞いたことも学んだこともなかった、自分自身という存在の本質を学んでいく上で、助けとなる手掛かりを提供することができればと思っています。

 ☆  ☆  ☆

 次回に続く 





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Last updated  2013年08月21日 10時53分17秒
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