シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年10月29日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回の続き。

 ☆  ☆  ☆

12. 煮ても焼いても?〔虫が食わないからといって・・・〕

無施肥農法の作物を、初めて買った消費者が必ずと言ってよいほど、失敗することがあります。それは、溶かしてしまうということです。

皮が薄くて身も柔らかく、火の通りが非常に良いため、慣行農法の野菜と同じように煮ると、煮過ぎになり溶けてしまいます。

 葉は柔らかくしなやかで、収穫やパック作業時に、簡単に折れなくなります。収穫適期を過ぎて大きくなり過ぎた物でも、硬くならないため食べられます。芋や根菜類は皮を剥かなくても食べられ、長期保存しても、 硬くならないため 、同じように短時間で煮えます。

 ということは虫〔菌〕は、葉や皮が硬いから、という理由だけで、食べないわけではないということです。虫が食べない真の理由は他にあります。しかし、慣行農法の作物では、虫は柔らかい所を好んで食べるのも確かです。この事実は、一見矛盾しているように見えます。

 しかし、 虫に食われ易い作物は、葉や皮、全身を硬くして〔繊維化、木質化〕、自己防衛していると考えれば矛盾がありません。虫の食えない作物〔人の食物〕は、何も硬くする必要などなく、たとえ傷が付いたりしてもそこから腐ることはありません。

品種改良で、抗病〔虫〕性を謳ったものの中には、このような物が見受けられます。 硬くて、不味くて、幾ら煮ても溶けない不思議なトマト(笑)。馬でも食えないと思われるような、硬く味の無いキャベツ。見た目だけは素晴らしいゴジゴジ苺などです。

 でも、虫〔菌〕が食いさえしなければ良いというものでもありません。煮ても焼いても食えないような品種改良をすることは、農薬使用や隔離と同等な行為で、虫の餌を虫に食わせず人が奪う手段であり、いくら虫が食わないからといって、人の食物とは言えないでしょう。  

13. 虫・菌?〔生命界の免疫機構〕

免疫は「あっては不都合なもの〔非自己〕、役目を終え用済みになったものを処理」する機能です。 これと同じように、虫〔菌〕も「あっては不都合なもの、役目を終え用済みになったものを処理」するのが役目です。このように「免疫」とあるところを「虫」と言い換えてもそのまま通用します。

 (虫は、マクロファージなどの免疫細胞と似たようなものと考えられる。)

 人が害虫〔菌〕と呼んでいる一群の虫や菌は不健康〔異常〕な動植物を、生命〔生物〕界の敵〔異物=非自己あるいは用済み〕とみなし処分の対象にします。健康なものは自己と認識しているため攻撃しません。という言い方ができます。

 (遺伝的に不都合な一時的な破壊的な事象を起こしてしまうから。)

 地球は一つの生命体である〔ガイア理論〕からすれば、虫は地球生命体の免疫機構の一部と考えられます。更に天変地異などの天災も同様な意味を持ちます。

 (地球という生命体を守っている。)

 地球が生命体なら当然、恒常性を保つため免疫機構が組み込まれているはずです。このように捉えれば、防除とは免疫機能の破壊・抑制であり、その結果、生物界の頂点に立つヒトがおかしくなり、(同時に)全生物との相互作用により自動制御されている地球が壊れても何の不思議もありません。

施肥は生活習慣に相当、これを改めなければ、自己免疫疾患や生活習慣病は防げません。 ちなみに土壌微生物や雑草は免疫の最前線である粘膜免疫に相当し、先ずここから見直すことが必要です。

 (農薬使用は、免疫抑制剤と同じ。)

 人体は小宇宙・ミニ地球と言われます。逆に見れば免疫は生体〔個体〕レベルでの食物連鎖〔主に腐食連鎖〕と言えます。神様は手抜きが大好き(^-^)。ここでも一つの仕組みを入れ子構造にして汎用的に使っています。

免疫: 自己と非自己〔異物〕を識別、非自己を排除し恒常性を保つための仕組み。免疫系の主要細胞は白血球。好中球〔細菌を食べる〕、マクロファージ〔細菌や異常細胞、アポトーシスした細胞などを食べる〕、リンパ球〔T細胞、B細胞 免疫細胞の活性化・抑制〕などがある。

アポトーシス〔プログラム化された細胞死〕: 不要になった細胞、害となる細胞を取り除く細胞死の機構。細胞の凝縮、断片化とともに染色体DNAが急速に分解し、マクロファージや樹状細胞などの食細胞に速やかに貪食処理される〔生きている細胞は貪食しない〕。

 細胞死は他に、ネクローシス〔細胞破壊〕があり、酵素などで急激に細胞が破壊される。死細胞の貪食処理が効率良く行われず、破裂すると細胞内分子が放出され、自己免疫疾患を引き起こすと言われる。

抗体〔免疫グロブリン〕: 抗原〔異質物〕と結合し排除。抗原毎に対応する抗体を作り、その抗原に対してのみ効果がある。IgM、IgG、IgA、IgE、IgDの5クラスがある。感作は2回目以降の方が免疫反応が大きく、過剰反応をアレルギーという。

ガイア理論[ジェームズ・ラヴロック]またはガイア説: 地球は生きているか?を参照: 地球は大気、水系、土壌、表層地殻にまたがる生命圏全体が、気温、海洋塩分濃度、大気ガス組成などを、自己制御している一つの巨大な生命システムである。生物は環境に適応すると同時に、岩石、大気、海洋などの物理環境と相互作用をし環境制御に寄与している。〔ガイア=ギリシア神話の大地の女神〕

自己免疫疾患: 免疫機能の異常により、自己を非自己と認識し正常細胞を攻撃する疾患〔膠原病がその代表〕。だが多くの場合、特異的・選択的で自己の細胞を無差別攻撃しないことから、免疫機能は正常で自己細胞が非自己と認識されるほど異常なため、との異説の方が矛盾がない。生活習慣と深い関わりがあると考えられている。

 (MHC;主要組織適合遺伝子複合体で、自己、非自己を唯物的に区別していることが、分子免疫学からわかっている。

主要組織適合遺伝子複合体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E8%A6%81%E7%B5%84%E7%B9%94%E9%81%A9%E5%90%88%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E8%A4%87%E5%90%88%E4%BD%93 )

粘膜免疫: 全身免疫系の70%を占める。粘膜は通常一層の上皮細胞からなり、異物の侵入経路になりやすく、免疫の最前線と言える。小腸壁全域〔約400m2〕に分布するバイエル板がその中心〔特に回腸に多い〕。lgA抗体を出し異物を排除したり食物アレルギーを防ぐ。常在細菌叢や食物成分には反応しない。

 (液性免疫はB細胞の管轄、細胞性免疫はT細胞の管轄で、そのバランスは、ヘルパーT細胞のTh1型とTh2型のバランスで制御していることが、分子免疫学でわかっている。)

14. 化学物質・遺伝子組み換え?〔人には創造という力が・・・〕

人が作〔創〕りだす化学物質に対しては、安全である、というだけでは不十分で、自然の命を生かす仕組みに沿っているか否かが重要。 生かすためなのか、何かを殺すためなのか使用目的で判断すれば間違いありません。 遺伝子組み換え生物でも基準は同じ。単に組み換えがいけない、などというのは無意味です。

 物質と生物の違いはあっても、両者とも自然状態ではあり得ないものを人が創るわけです。物質なら良くて生物はいけない、などということはありません。どちらも命を内在していることに変わりありません。

 人には「創造」という力が与えられているのです。これは人が自然〔神〕の最終作品、自画像だからです。神の代理と言ってもよいでしょう。

 (人は神の子)

 できることは何をやっても良いのです〔現実にやっている^-^〕。但し、図に乗れば化学物質過敏症のような形で警告が・・・。

 ただ一つ言えることは「人はどのようなもの〔技術など〕でも、時が熟さなければ手に入れることはできない」ということです。手に入れたということは、同時に使っても良いとの許可が下りたことを意味します。でも、あくまでも自己責任。一つ間違えれば自ら滅ぶことになります。

 (この点については著者の意見とは異なる。時が熟さないくても手に入るが、早熟に終わるということ。長続きしないということ。例えば、添加物がタンマリ入った食品は、はじめは衝撃的で、美味しさを感じさせるが、長続きしない。)

 また人は一度手に入れたものは絶対に手放そうとはしません。核(原子爆弾)をみても分かるでしょう。平和利用でも負の面の方が大きいと言われます。

 ましてや遺伝子組み換え。これほど美味しい^-^、魅惑的で創造力をくすぐる技術は他にないでしょう。新しい生き物を創ることもできるのです。人がこれを手放すことなど絶対にありません。

 光合成を盛んにして生産性を上げる植物とか、有害物質を分解をするバクテリアなどなら環境中に漏れ出しても問題ありません。たとえ植生・生態系に変化を与えてもです。

 (このことについても、筆者と異なり、度が過ぎると、今度は分解しなくなったり、植生や生態系をかえてしまう。)

 生態系は気候などの環境変化に合わせ、変わるのが本来の姿。温暖化すればそれに合わせ植生は変化します。問題は変化した環境の方〔要因〕にあるのです。

 たとえば葦原などの水辺の植物が消えれば在来魚の繁殖や生息場所がなくなり、外来魚の餌となり絶滅の危惧が生じます。環境さえ取り戻せば、一定以上に外来種が増えることなどなく帰化種として定着します。勿論むやみに持ち込んで良いと言うのではありません。

 理由は何であれ、殺し目的の組み換えはいけません〔除草剤耐性大豆、Btコーンなど〕。虫や雑草を殺せば地球規模での免疫力低下に繋がります。殺しは生かすための殺し〔命の組み立て=食べる〕以外は全てマイナスの作用として返ってきます。農薬と同様、要するに目的が不純なんです〔笑〕。

 でも、たとえ圃場から自然環境に漏れ出しても、人畜の腸内や土壌中で水平伝播が起きたとしても、プラス作用しかないものなら問題は起きないでしょう。

 (プラス作用でも、環境がもつ許容限界量を超えると、マイナスに転じる可能性はある。)

 ☆  ☆  ☆

 14の後半部は、少し言いすぎの感があるので、割愛させていただいた。創造性を高める食物生産ならなんでもよいということに思われる。





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Last updated  2013年10月29日 11時50分12秒
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