シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年10月13日
XML
カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 この国の世界一アホバカな総理の低レベルぶりとは百八十度異なり、遥かに高レベルな世界一貧しい大統領といわれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の話をTVでみて非常に感銘を受けた。

 ムヒカ元大統領をみていると、どことなく明治維新の西郷さんを彷彿とさせる。勿論、西郷さんのイメージはつくられたものだが、ムヒカ元大統領は実在し、しかもその発言を聞いていると、政治家というよりも、哲学者という感じがする。だから、プラトンの目指した哲人政治を体現した人物のようにみえた。

 ムヒカ元大統領の発言を聞いていると、貧しいどころか、知恵の豊富さを感じざるを得ない。

 私には、ムヒカ元大統領は、世界一(知恵の)裕福な大統領にみえる。

 そのムヒカ元大統領を以下に紹介する。

 ★         ★         ★

 "世界一貧しい大統領"は言う「金持ちは政治家になってはいけない」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/27/worlds-poorest-president-explains_n_6052326.html

 「お金をたくさん持っている人は、政治の世界から追放されるべきだ」



 「私たちは、代表民主制と呼ばれるものを発明しました。これは、多数派の人が決定権を持つ世界だと私たちは言います」と、ムヒカ大統領はインタビューの中で述べている。「ならば、私たち(各国の指導者たち)は、少数派ではなく多数派のような暮らしをすべきだと私には思えるのです」

 BBCは、2012年に掲載した有名な記事の中で、ムヒカ大統領は自分が得る給与の90%を慈善事業に寄付していると報じ、「世界一貧しい大統領」と呼んだ。

 この話は、アメリカと比べてあまりに対照的だ。アメリカでは、議員たちが所有する資産の中央値は100万ドル(約1億円)を超えている。企業は、政治活動への寄付に関して、個人とほとんど同じ権利を与えられている。

 「赤いじゅうたんの上で、人々はこんな風にふるまっている」とムヒカ大統領は言いながら、コンサートで演奏するミュージシャンの真似をして見せた。「そうしたことは、 すべて封建時代の名残です 。それに、大統領を取り囲むスタッフは、まるで昔の臣下のようです」

 ムヒカ大統領は、裕福な人々そのものを嫌っているわけではないと言う。ただし、 お金持ちではない多数派の人々の利益を代表するという仕事を、裕福な人々がうまくできるとは考えていないのだ 。

 「政治の世界では、彼らを分け隔てる必要があります。お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。

 (中略)

 お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」

 「彼ら(裕福な人々)は世界を、彼らの視点、つまりお金の視点から捉えます。たとえ善意に基づいて取り組んでいるときでも、彼らの世界観、生活観、それに何かを決定する観点を提供するものは、お金です。私たちの住む世界が多数派によって統治されなければならないとするなら、私たちは自らの視点の拠り所を、少数派ではなく多数派の視点に置くよう努力する必要があります」



 「ネクタイなんて、首を圧迫する無用なボロ切れです」とムヒカ大統領はそのインタビューで語った。

 「 私は、消費主義を敵視しています。現代の超消費主義のおかげで、私たちは最も肝心なことを忘れてしまい、人としての能力を、人類の幸福とはほとんど関係がないことに無駄使いしているのです 」

 大統領は公邸に住んでおらず、首都モンテビデオのはずれにある小さな農場で生計を立てている。ウルグアイ上院議員である妻のルシア・トポランスキー氏、それに3本足の犬「マニュエラ」と暮らしている。

大統領が物質主義を拒む理由は、農場の花の世話をしたり、野外で仕事をしたりするといった、自分が情熱を注いでることを楽しむ時間が奪われるからだという

 ムヒカ大統領は1935年生まれの79歳。貧困家庭に生まれ、家畜の世話や花売りなどで家計を助けながら育った。

 1960年代に入って都市ゲリラ組織「ツパマロス」に加入。1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監された。2009年に大統領選挙で当選し、2010年3月から大統領となっている。2012年のリオ会議で行った講演(日本語版記事)は有名になった。

 この記事は最初にハフポストUS版に掲載されたものです。

 ★         ★         ★

 このムヒカ元大統領が、本当のプラトンの哲人政治を表しているようにみえるが、現代人の多くは唯物論に染まった不勉強な偽哲学者により曲解されている「哲人政治」に洗脳されている。

 ソクラテスが説いた「無知の知」とは、物質界の知識では到達できない霊界の知のことで、弟子のプラトンは、「イデア」と呼んだ。だから、ソクラテスもプラトンも霊能者だった。当時の賢者、つまり哲学者は霊能者だった。

 だから、プラトンの哲人政治とは、哲学者=霊能者による政治である。

 ムヒカ元大統領が霊能者かどうかは定かではないが、その発言を聞くと、少なくとも、現代の唯物論を基にする哲学者よりは遥かに哲学者のようにみえるから、霊能者でなくとも、霊知をもつ人物であることがわかる。

 その霊知とは何であるのかがわかる、ムヒカ元大統領を有名にしたのが以下のリオ会議での演説である。

 ★         ★         ★

ムヒカ(元)大統領のリオ会議スピーチ: (訳:打村明)
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/

 (前略)

 しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。

 では、私たちの本音はどうなのでしょうか? 

 現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?

 質問させてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか?

 息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか? 同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人々ができるほどの資源が、この地球にあるのでしょうか?

 それは可能ですか?

 それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

 なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

 市場経済の申し子たち、資本主義の申し子たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。市場経済が市場社会を生み、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで資源を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

 私たちがグローバリゼーションをコントロールできていますか?

 というよりも、グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

 このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?

 どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

 このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

 現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。

 私たちは(市場を)発展させるために生まれてきているわけではありません。幸せになるために、この地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

 ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やその消費のライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

 このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです! 

 そんな長く持つ電球は市場の発展に良くないので作ってはいけないのです。

人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです 。

 悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道へと、私たち首脳は世界を導かなければなりません。

 石器時代に戻れとは言っていません。市場をまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

 昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています

 「 貧乏なひととは、少ししかモノを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ! 」

この発言は、この議論にとって文化的なキーポイントだと思います 。

 国の代表者としてリオ会議の決議や会合にこのような気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水資源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

 根本的な問題は私たちが実行している社会モデルにあるのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの社会生活だということ。

 私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%も資源が豊富なのです。

 私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。

 なぜか? バイク、車などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

 そして自分にこんな質問を投げかけます:

 これが人類の運命なのか? 

 私の言っていることはとても単純です!:

 発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のモノを持つこと。これらを(社会生活に)もたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです 。

 環境危機のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な構成要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

 ありがとうございました。

 ★         ★         ★

 人類の幸福とは必要なモノ以外はもたないことで、必要なモノとは人類を幸福にする叡智で、この霊知を豊富にもつ者が哲学者である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015年10月13日 13時49分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[軟弱日本を斬る!] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: