シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年11月12日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回は、巷に蔓延るホメオパシーのほとんどがインチキなのをシュタイナーの話から紹介したが、連中が愚かなのは、ホメオパシーは、自然治癒力を発揮させるのが原理と説きながら、なぜ自然治癒力を発揮できるのか、のホメオパシーの原理を全く理解していないところにある。

 つまり、インチキなホメオパシーは、西洋医学のアロパシーを拒否するための口実の、アロパシーに対するアロパシーでしかない。

 西洋医学の治療の根本理念は、「毒は毒をもって制する」にあるが、その毒を拒否したいためのアロパシーとなっているのが、偽ホメオパシーなんである。

 偽ホメオパシーは、ホメオパシーと呼んではいるが、実はアロパシーにすぎない。どこかのインチキアホノミクスのアホバカ政権と同じ反知性ぶりである。反知性も知性に対するアロパシーだからね。

 だから、毒を飲むよりも、毒でもないプラセボでしかない薬といわれるものを飲むのである。しかし、毒でなくても、水だって大量に飲めば致死に至るわけで、ただただ無知の上塗りにすぎない。

 悪口ばかりいってると、そのうち天罰が下ってしまうので、この辺でやめる。

 さてホメオパシーの自然治癒力だが、誰が名付けたかわからないが、「自然治癒力」というネーミングのセンスに驚嘆する。

 「自然治癒力」とは、外界の自然の働きのことである。外界の自然の働きを人体に持ち込むには、人体を自然と同化しないといけないわけで、だから、ホメオパシーといわれるのである。毒の希釈などは些末にすぎない。

 巷の偽ホメオパシーはまた信じれば救われるかのような宗教化しているのも大問題で、そこにカネが介在するので、商業化しているわけで、こんなインチキでは地獄に堕ちるだけである。



 つまり、シュタイナーも述べているが、野生動物は医食同源を実行している。ツグミがオニグモを食べた後で、ヒヨスを必ず食べることなどを以前紹介した。

 地球という生命体のなかの人間は一細胞ともいえるが、地球という自然と同化しない生活をしていると、人体が癌化するのと同じように、人間は病気になる。

 ホメオパシーとは、このように非常に単純な原理なんである。

 だから、パラケルススは、医師は、自然から治療法を学ぶべきであると説いている。自然治癒力は、人体を自然に同化させることにあるからである。

 しかしながら、自然は複雑でその働きも非常に複雑なので、それを十分に理解するのは困難で、ホメオパシーの原理は単純だが、現実には多種多様の進展があり、非常に複雑なものとなる。

 さて、シュタイナーの医術の話では、パラケルススの話を頻繁に持ち出している。パラケルススが、人智学ではエーテルと呼ばれているアルケウスを提唱し、かつての霊能力を基にした古代の医術を蘇らせようとした人物であるのを紹介している。ホメオパシーもパラケルススの医術が源流である。

 パラケルススの医術はホムンクルスで集大成を迎えるが、そのホムンクルスは非常に難解である。だから、なるべく理解しやすいような話を紹介し、その後でそのシュタイナーの話を紹介する。私も何度も読み直している。

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講演録 バッチ博士は魔法使いだった(中編)
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 さて、植物とは何か? エゴを捨て、集合的無意識だけで生きる生物です。

 ルドルフ・シュタイナーという怪しい人がいるんですが、シュタイナーは衝撃的なことを言っています。

 ―—動物は集団で魂(アストラル)を肉体に入れた。だから自由に動けるようになった。そのかわり宇宙と切り離され、ミクロコスモスとして閉ざされた。小宇宙として魂を肉体に封印することで他の世界と連結せずに「単独で生きる」道を選んだ。だから動き回った。

 植物は魂を生まれ故郷の星に置いてきた。そして肉体と幽体(エーテル)だけをこの世界に入れた。だから自分の生まれ故郷の星に向かっていつも空を眺めている。だから魂がその星にあり、肉体がこの地球上にあるが故に、その星までつながる距離にある全てが本当は植物の体なのである。

 植物は個性を捨て菩薩となった。自らの体を他の存在に捧げることを選び、酸素を供給し、二酸化炭素を合成し、食べられ、奉仕する生活を選んだ生物である。完全な無我を選んだ。そして、個性を捨て集団の意識として、誰かのために、自分を犠牲にして生きている。



 そして、同じことをシュタイナーは言っています。

 —―人間より進化する植物は、人よりも背丈が高くなるか、もしくは群生し、同じ仲間と一緒に咲くか、する。人間よりも魂が、進化していない植物は、きのこ、とか苔のような地面に生える。

 だから、人の魂を救う治療薬に採用できる植物は、生長した時に、人よりも大きく、魂が人よりも進化する菩薩となった植物だけである。

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 シュタイナーのホムンクルスの話

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 人間を永遠に全宇宙の生命環境のなかに配する試みが、神々によって、どのように行われているかがわかる。

 この意味を理解するには、自然のなかの生命体、つまり、地のエネルギーを直接吸収することで生きる植物と人間との関係を調べてみればよい。

 植物は、地から生じるエネルギーを直接吸収した後に、花や種子をつくるために、そのエネルギーの多くを蓄え、他の生命体に食べられる生命体(食物連鎖)の基礎となる、通常肉眼でみえる植物の物質体は、まさしく特定の地のエネルギーを吸収することでつくられる。

 植物がこの地のエネルギーを吸収し、地から離れた後、次いで地球外の天のエネルギーに曝され、生命を育む愛を享受し、種子や実を最後に作り終えると、植物は、植物界の上方にいる動物のように、自然のなかを動き廻る存在になりたいと願う。更に、植物は、人間のような知覚をもちたいとも願う。

 ただし植物は知覚器官を持たないので、植物のままで、人間の眼のようなのを発達させようとする。

 しかし、植物は目をつくれない。植物が地上にもつのは物質体とエーテル体だけで、人間や動物のようなアストラル体をもたないからである。

 だから、植物のなかには、動物化するベラドンナ[Tollkirsche]、アトロパ・ベラドンナ[Atropa Belladonna]などもいる。

 植物が、半分動物のベラドンナになっていく進化過程をいくらか具象的に描写しようとしたことがある。動物になりたがるような植物はベラドンナになる。そして、ベラドンナになることで、その根のなかに、目の代わりに、最終的に黒い液果の実をつくるように導くエネルギーをもつようになり、この植物は、人体のなかの次のような作用と親和性をもつようになる。

 図形やイメージをつくる思考力、本来は神経のような感覚域で生じる運動能力、つまり人間を物質の領域から感覚の領域へと上昇させるような能力との親和性をもつ。

 人体で非物質化するベラドンナを服用した場合に生じる反応は、きわめて興味深いもので、それは夢見の潜在意識によく似た状態になる。

 この夢見の潜在意識が正常化されたのが、人間の目覚め(覚醒意識)に相当する。目覚めの際、感覚で知覚できずに、夢見の潜在意識のままなのが、このベラドンナの作用にあたる。

 このベラドンナによる中毒とは、ベラドンナの毒によって、通常の目覚めに至らずに、まだ夢に浸透された夢見の潜在意識の状態がずっと持続していくことなのである。

 この中毒のように、過度にならずに、ベラドンナの毒が、毒にならずに適切な形で人体に与えられると、覚醒を阻害せずに、人間に覚醒を起こさせるのは興味深い。

 以前にも特徴を述べたように、ベラドンナ化とは、植物の人間化への狂気の努力なのである。だから次のような結論に至る。

 「人間の目覚めは、人体内にベラドンナをもつことである。ただし、この場合、ベラドンナの毒を和らげ、無毒化した節度ある非物質化したベラドンナであり、目覚めの全過程のなかの一瞬の過程に限定されている。」

 従って、人体内がアルブミン化の傾向にある場合、その重荷から解放し、過度に作用するアルブミン化を抑制するなら、非物質(エーテル)化したベラドンナを与えればよい。

 そうすれば、このレメディは、魂のなかにも作用する。これは不可視のもので幻影にもみえるが、通常の肉眼でも見える外界のベラドンナ(のエネルギー)にかわりはない。もし、万が一、ベラドンナを与えた結果、覚醒状態に至らずに夢見の状態のままなら、その人を死なせてしまうだろう。

 人間は目覚めるとき、常に、このベラドンナの毒と同じような生命の危険に曝されている。ただ、この生命の危険を克服できるように、この過程を一瞬に限定し抑制している。このベラドンナという植物と人間の関係から、ベラドンナが適切な形で人体内で無毒化されていれば、正常な覚醒となるが、無毒化されずに、正常域を越えると、異常な夢見の状態(眠り病)となることがわかる。

 このベラドンナの人間化の作用は、古代の医師たちが繰り返し追求した進化過程である。

 だから古代の医師たちが、ホムンクルスの製造法について語るとき、まだ残っていた霊視力で、アンチモン(人間化の象徴)のファントム(植物が人間化していくイメージ)のようなものをみていたことがわかる。

 彼らが実験室で行う製造法とは、霊視でアンチモンのイメージをみている間に、このアンチモンのエネルギーを抑制できる、人体内のアルブミン化のエネルギーの割合を評価することで、それら2つの正負のエネルギーが、まさに1つの力として現われるような再現の実験にある。

 人体内から過度のアルブミン化のエネルギーを取り出してきて、アンチモンに放射し、アンチモンが様々な形(フォルム)をとって変化していくなかで、一瞬に現われてくる均衡点のホムンクルスを見た。

 この正負のエネルギーの均衡点で現われるものを、彼らはホムンクルス(人体の恒常性)とした。 

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 いまの細胞レベルの反応を調べるのと同じである。人体から免疫細胞を取り出して、病原菌などに曝して、評価する方法など。ただし古代では細胞ではなく、もっと遥かに微小な素粒子以下の実験であったところが異なる。





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Last updated  2015年11月16日 10時49分49秒
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