実践と体験の心理学

実践と体験の心理学

構えは安全な場所への逃避・・


そして、その構えが自分に不都合であることは百も承知しています。
しかし、その構えから脱却できないから、嘆きや、怒り、悩み、叫びなどの声になって現れます。
構えは別の意味では“一番安全な場所への逃避”であり“不安の回避”になるのです。

問題行動や症状が、他人や自分によって仮に防衛的な構えによるものであると、事実確認や知的分析が出来ても心に何の変化もおこしません。

それは頭の中での評価認識に過ぎないからです。

われわれは心の奥深く、いろんな感情を抱きながら、自己分析しても、知的な堂堂巡りをしていることがよく有るでしょう。

感情を握り締めたままの段階では人々は開放されません。

不安を乗り越え、感情を受け入れ、自分自身を直視することはよほどの勇気が要ります。

だからそのために専門家の心の支えがいるのです。

しかしそれはそんなに難しいことではありません。

親でも教師でも、心がけ次第によって支えることが出来ます。

1.人間を簡単に評価せず
2.表面的な事象にとらわれず
3.しっかりした価値観や人生観を持ち
4.心の声に耳を傾けて

それらの叫びに“答える”のではなく“応える”事を心がけるのです

ようは人間を信頼し、尊敬し、本当に心より愛せる人でなければなりません。

=河野浩「実践と体験の心理学」より=

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