ロジャースはその著書『Counseling and Psychotherapy』(1942)の中で「カウンセラーの第一の資質は、人間関係に対して敏感な人であろう。他人の反応に対して鈍感であったり、自分の言った事が他人を愉快にさせるか不快にさせるかが分からなかったり、他人と他者間や二人の友人の間に存在する友情や敵愾心に気付かないような人は、カウンセラーにはむいていないであろう」と述べ、基本的資質は人間関係に敏感な人で、属性として「客観性」「個人に対する尊敬」「自己理解」「心理学的知識」しかし、豊富な知識の領域よりも、態度、情動、洞察の領域に存在していると述べています。