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2005.05.15
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テーマ: 航空業界(1790)
カテゴリ: 飛行機
昨日の日記のコメントを読んでみると、飛行機の速度について少々説明不足だったようですので、ちょっと補足を。






飛行機の巡航速度って運航する会社や機種によって大きく違ってくるのですが、ジャンボの場合は一般的に

マック0.83~0.86

くらいの範囲に収まります。



マック1.0って(=Mach1.0)飛行機の機体周りを流れる空気の速度が音と同じ速度で

気温15度、1気圧、湿度0%の空気中だと、時速1225キロ=真大気速度660ノット



になるのですが、音速は気温や空気密度などの条件によって異なります、


ジャンボだと巡航高度35000~39000ftを飛ぶことが多く、その高度帯での速度はおおよそ

マック1.0=588ノット





うちの場合、社内規定で定められた速度(マック0.85)で巡航すると

真大気速度が500ノットということになります。




で飛行機の性能上、速度を上げて速く飛ぶと言っても

マック0.85をマック0.86にしかできないので、

+マック0.01=+5ノット

しか速度を出せないわけです、、、、


仮に+5ノットで5時間フライトしたとしても

5ノット×5時間 = 25マイル

しか先に進むことができず、

500ノットで飛ぶとすると たったの3分

しか変わらないということになります。




ちなみに速度を落とすのもジャンボの場合、いくら遅く飛ぶと言っても常識と性能から考えてマック0.83くらいまでしか落とせませんので






現実問題、飛行機の速度変更による到着時間の遅延よりも、 上空の風の変化 による到着時間の遅延の方がかなり大きいです。



我々の飛行計画はあくまでも、上空の予想風に基づいて計算されているので、実際のフライトで

予想風よりも 30ノット向かい風が違うと、5時間のフライトで18分遅れる ことになりますから。。。







結構あるんですよ、、、予想風と実際の風が30ノット違うことって。。。





今日はちょっと硬い内容になってしまいましたが、、、、結論は


ホノルル→日本のフライトで 45分も短くするのは無理!

ということなんです。。。





補足説明になったでしょうか?












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Last updated  2005.05.15 10:13:22
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