月の光

月の光

流れ星 2



目で追っても光はすぐに消えた

必死に後を追ってももう星は消えていた

昨日見てたあの光はもうない

あんなにも輝いていた空に、あの星はもうないんだ

それだけで夜空が真っ暗に見える

いや違う、真っ暗なのは私の心

絶望という名の暗闇が、心を覆った

置いていかないで

一緒に連れて行って

その叫びはもう届かない

ふと気づく

夜空はこんなにも明るかったんだ

キラ星は他にたくさんいた

明るすぎるあの星に見とれ、周りを見ていなかった

いなくなって初めてわかった

あの星のほかにも私を照らしてくれていた星たちが居たこと

あいつの代わりにはなれないけど、あなたを照らすことなら出来るよ

そういって笑ってくれた

暗いはずの夜空

でも凄く輝いて見える

きっとそれは錯覚

あなたはそう言うでしょう

でも自分が分かっていればそれでいい

私はあの星たちが好きだから


―――――――――

人を星に、人生を夜空に置き換えてみると印象が変わる変な詩

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