小松 エメル
さん
の 明治人情妖怪譚<一鬼夜行>
シリーズ
【送料無料】枯れずの鬼灯
第四弾! 「この時代劇がすごい!文庫書き下ろし版2012」
の第二位に選ばれました。
海 でおぼれ、 記憶を失った青年 は、助けてくれた 少女 千代乃 から 「藤波」 という名を与えられ、彼女の屋敷で働くことに。それは、 記憶が戻るまで、ずっと側にいて欲しい という千代乃の希望からだったが、「藤波」もまた、 千代乃の側に居たいと強く願って いた。四年後、 己が何者かということを思い出しながらも、そのことを黙っていた藤波 だったが、 千代乃の縁談話 が持ち上がり、もう、一緒に居ることも叶わなくなるとなったとき、 不思議な話 を彼女にした。 それは「枯れずの鬼灯」の話で、それを手に入れた者は、永遠に生きることができるというもので・・・
文明開化な時流 に 逆らう がごとく、 いまだに 髷 を結っている 古道具屋<荻の屋> の主人 喜蔵 は、その日、 思いもよらぬ人物を客 に迎えていた。 裏長屋の大家 だ。しかも、 どうやら怒っている ようで・・・。 話 を聞くと、 怒りの原因は、最近設置した目安箱 らしい。で、 その箱に入っていた 紙に書かれて いたのは、 すべて喜蔵のこと なうえに、その内容ときたら 顔が怖い だの、 もう少し優しくなれ だのというものばかり。 おかげで <閻魔が人間に直訴を受けた> と 妖たちを喜ばせ てしまうし、 硯の精 にいたっては、大家の置いていったその紙を 声高に読み始め る始末 。しかし、 その中に ひとつだけ、 わけがわからない ものが混じって いた。 「萩の屋 喜蔵様 一年前のお約束の品を受け取りに参ります」 一年前?それはちょうど百鬼夜行の行列から、小鬼の小春が落ちてきたころのことだったが・・・
約束を交わす子供の声で、記憶が頭をよぎる・・・ 約束の証に、指切りをしましょう・・・ それは一年前、客として訪れた一人の老女と交わした約束だった・・・・・
前作・前々作 で気になった <キャラの暴走>感や、くどすぎると感じていた描写が抑えられて いるのかは、 手元に本がない ので比較しようがないけど、、 前二作に比べると読みやすかったわ。おまけに部分的ではあるものの、 一作目冒頭の話 にようやく つながり 、今後の展開も楽しみに! タイトル にも使われている 鬼灯の花言葉は「半信半疑」「いつわり」「欺瞞」 などで、そのせいか、 今回やけに 「嘘」 という言葉 が出てきたようなきが・・・ 思いすごしかしらん? そして、 相変わらず 天邪鬼 ではあるけれど、 確実に変化を遂げて いる喜蔵君 と、 彼の中にその 曽祖父の面影 を見てしまうゆえに、いっそう 己の問題ごとに巻き込まない ようにと苦心する小春君 は、 互いに ツンツン を繰り返しながらも、時折見せる相手の デレ 部分にやられっぱなし 。 高市君は相変わらずいい人すぎるほどいい人で、彦次君も、なんだかんだといいながらも、しっかりしてきたみたいだし、多門君一派にいたっては、仲間内の絆が強いことが判明。女性軍は・・・ 弥々子ちゃん 以外はあんまり出番がなかったけど、相変わらずでしたわ。
ただ、不死者との恋に関しては・・・いかんせん、ちょっと前に読んだ「裏閻魔」の選択が切なすぎただけに、どうもぬるい気が・・・
四畳半王国見聞録 2017年11月02日
夜は短し 歩けよ乙女 2017年04月05日
宵山万華鏡 2017年03月24日
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