「クリスマスに、ゴーストストーリーを語る」
ミステリアス・クリスマス 7つの怖い夜ばなし
という、 イギリスの古い習慣
にもとづき、 人気作家7人が綴った恐怖と幻想の短編集
。翻訳は 安藤 紀子さん
。
「スナップドラゴン」 ・・・ クリスマス・イブの夜 、家族と祝う予定のない トッド に付き合って、町を うろ ついていた ベン だったが、窓越しに 幸せそうな家族 を見るたびに、 くだらないいたずら を仕掛ける ドット に うんざり していた。でも、ある大きな家にいたずらを仕掛けたとき、 トッドが足を怪我してしまい、仕方なく二人はその家に助けを求めることに・・・
「クリスマスを我が家で」 ・・・クリスマスを 我が家 で迎えるために、 雨風 が吹きすさぶ中、 ヒッチハイク していた ビリー は、 寒さで震えて いた。そのとき、 一台のトラック が彼の目の前にとまり、 太いしゃがれた声 が 「乗りてえのか?」 と聞いてきた。 嫌な予感 がしたものの、乗せてもらうことにしたビリーだったが・・・
「果たされた約束」 ・・・ クリスマス・パーティに招待 された 母 のために、 甘やかされてわがままな 弟ケニー の 面倒を見る ことにした デイヴィッド だが、真夜中、 母が帰ってくる前にケニーが起きてしまい、 ダダ をこね始めたので・・・・
「暗い雲におおわれて」 ・・・あと 二週間でクリスマス だけど、 わたし の心は一向に弾まなかった。 元気いっぱいだった お母さん が、9月に ウイルス性の病気 にかかってから、 ずっと具合が悪いまま だからだ。そんな 暗い気分のわたし は、帰り道の大通りのはずれにある 画廊に、 新しい絵 が掛かっているのを見た途端・・・
「狩人の館」 ・・・ 激痛の後に聞こえた銃声・・・ 狩りの最中 に、 仲間に誤って撃たれた ことに気づいた 俺 は、立ち上がって 仲間に声 をかけようとしたが、そこには 仲間の姿 はなく、呼びかけても 返事はなかった 。仕方なく 深い雪の中 を歩きはじめると、やがて 大きな池と、その辺に立つ 壮大な山荘 に行き着き・・・
「ベッキーの人形」 ・・・ 問題のある子ども のための 学校の 校長 が語り始めた話とは、 校長がまだ 子供 のころの話 で、彼にあまり 興味のなかった両親 によって、 クリスマスシーズンになるたびに、 預けられて いた 北部の親戚の家 で起きたことだった。その 家の娘 ベッキー には、 裕福な名付け親 がいて、毎年クリスマスには 素晴らしい贈り物 を贈ってくれていたが、 それが ねたましく て仕方がなかった彼は・・・
「思い出は炎のなかに」 ・・・ お母さんが突然出て行った あげくに 離婚 となったため、 意気消沈 していた お父さん が、 新しい仕事 を見つけた。それは 学校として改装済みのシーダー屋敷 を、 クリスマスのあいだ だけ、 お年寄りのため に開ける間の 管理人 として雇われたのだ。さっそく 二人で引っ越し をし、 お年寄り達とも仲良くなったある日、わたしは クリスマスのプレゼント を買いに出かけたが・・・
夏なのにクリスマス本・・・ 。いや、 怖い話しだし、気分的に涼しくなれるんじゃないかナーーー なんて思って借りてきた本です。 イギリスの怖い話 って、 「真夜中の図書館」シリーズ もそうだけど、 子供が主役でも、身も蓋もない結末 が多くって けっこう怖い のよ。 日本の怪談だと、最後はなんとか無事助かる ってぇのが多いんだけどね。さて、 全部面白かった んですが、 個人的に好きなのは「クリスマスを我が家で」 ちょっとサイコな雰囲気ですが、じつは・・・な感じ が良かったのよ。あと、 映像化したら怖そうなのは「果たされた約束」 でしょうねぇ。おばさんだって、 あんなのに追っかけられたくないもん 。 「思い出は・・・」は、唯一つ、ちょとホノボノした感じ でした。対象年齢は。怖い話の好きな 小学校高学年から、中学生 ぐらいでしょうか。でも、 大人も十分に楽しめますので、良かったら親子でどうぞ。
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