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2006.01.12
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カテゴリ: 800 日記等


 アレルギー性皮膚炎で容姿が普通でなくなり、自身を喪失しました。また、皮膚炎だけでなく、アレルギー性鼻炎もひどく、体力・集中力もなくなり、部活動などでも自分の思うような活躍・活動ができなくなりました。

 その喪失した自信を補完するものとして、勉強というものがありました。特別な才能があるということはないのですが、標準よりは記憶力がよかったので、少し時間をとって勉強をするようにしたら、良い成績をとれるようになりました。

 自分自身のプライド、そして、自分というものをなんとか落ちこぼれにしないように、なにより、他人から落ちこぼれと見られないように、勉強というものに希望を託していたように思います。

 中学や、高校生の前半は、記憶力だけで乗り切れます。量も少ないので、ちょっと頑張って、何にも分かっていなくても単に記憶させしておけば、テストで良い点をとれました。

 しかし、高校の後半くらいになると、単なる暗記だけでは通用しません。量もどんどん多くなりますし、論理的に考えて、理解して、そのうえで記憶しないと、まったく成果が出ません。記憶が論理によって有機的に繋がっていないと、記憶も保持できないし、なにより、なんのことやら体系性もなくなってしまうのです。

 しかし、アレルギー症状(鼻炎・皮膚炎)もどんどんひどくなり、運動だけでなく、勉強をする集中力・忍耐力・継続力などがまったくなくなりました。そして、テストの点数なども比例するように、降下していきました。もう、痒いし、くしゃみは連発するし・・・。全く勉強になりませんでした。勉強、というものは、落ち着いた空間で、落ち着いた精神でやらないと、まったくだめです。図書館では勉強できますが、ロックコンサート会場では絶対に勉強は不可能です。

 しかし、あの頃はよくやったなぁ、と、あの頃の自分を信じられません。

 とにかく、ストレスで大変でした。本来の、健康な自分ならば、もっと勉強もできるはずなのに・・・。どうしてこんな目にあうんだろうか。おれは、このまま、勉強もできなくなって、ほんとうに落ちこぼれになってしまうんだろうか・・・。もう、ストレスが臨界に達するのは時間の問題でした。もう、自分から勉強の成績をとってしまったら、もう何にもないですから。少なくとも、当時の心境はそういうものでした。



 高校3年生の冬、なんとかセンター試験を受けました。国語を失敗したと思って、大変に落ち込んでいました。ここで、ちゃんと失敗しておけばよかったんですが、次の日の採点では、そこそこの点数が採れていました。そして、福岡の予備校に直前講習を受けに行きました。

 福岡のホテルでついにその時が来ました。なんだか力が入らないのです。本当に脱力そのもの。やる気も出ない。でも、不安と焦りだけはある。あの感覚は独特のものでした。

 その後も、風呂にはいってもリラックスできないし、音楽なども聞く気になれない。抑うつ症状でした。そして、勇気を出して大学病院の精神科へ行きましたが、なんともない、といわれました。その時、クラスの人に、「あいつは精神科にいってるみたいだぞ。」と噂されたようで、それもまたきついものでした。

 そして、なんとか前期を受験しに行きましたが、大学病院でもらった薬を飲みながらの受験・・・。もう全然駄目でした。といっても、体調が万全でも、勉強なんかできていないので、駄目でしたけど。あんまり精神的に苦しいので、夜中にホテルから家に泣いて電話したりしました。

 放心状態で家までかえりました。さらに、放心状態のまま卒業式だけは何とか出席。写真もないです。

 そして、断食をやれば治る!みたいな記事を新聞で見て、早速近所の漢方薬局の薬剤師の指示で断食をしました。アレルギーも治ればなぁ、という期待も持っていましたが、全く駄目。そして、後期試験はもう断念して、良い先生がいるということで、労災病院の精神科へ。入院してゆっくりしない?といわれて、入院しました。診断名は、「不安障害」。3週間くらいいました。このときもほんとうに心の中は嵐でした。みんなは大学生や予備校生なのにおれはなにやってんだ?という劣等感・焦りでほんとうに苦しかったです。

 結局何の変化もなく、退院。その入院中に、どうせこんな目にあったんだから、こうなったら精神科医になってやる、と思いました。でも、本質的な思考は、要するに大学受験を失敗したので、医者、というブランドに乗り換えたに過ぎません。

 そして、地元の予備校の医学部クラスに入って勉強を始めたんですが、はやり不安障害があり、すぐにダウン。アレルギー症状もひどいし、地元のあちこちの病院へ行って、とにかく体を楽にする薬はないかと捜していました。しかし、薬を飲むとさらに体はきつく、眠くもなり、もうどうしたらいいんだー、という状態でした。

 秋ごろまで、家にいました。そして、このままではいかんと思い、福岡の予備校に秋から入学。とにかく、きついけど薬漬けになってでも、とにかく前に進まないと、と決意しました。そして、もう4,5ヶ月しかなかったので、医学部をあきらめて、私立大学のコースに入りました。将来は臨床心理士だ、と思っていました。

 ここでもあいかわらずプライドが高いため、偏差値上位の私立大学でないとだめだ、と思っていました。近所の、九大などA判定だったのに、いまとなってはもったいない事したなぁ、と思っています。そして、なんとか薬を飲みながらも、東京の私立大学の文学部に入りました。

 しかし、やはりプライドも高く、また、都会に行ったために、さらにアレルギー症状が悪化。もう、心身ともにむちゃくちゃでした。しかし、大学専用のパソコンを買ったときに、理工学部の学生がパソコンについて色々教えてくれたのですが、その人はアトピーだったなぁ、と今でも良く覚えています。その人は、人生から逃げずにがんばっていたんだなぁ、すごいなぁ、と今は思います。



 しかし、半年も持たずまた精神的にダウン。不安障害、不安発作で、授業に出れないのです。これもストレスで、よくA判定など出していたのですが、地元の医学部ではなく、都会の難しい医学部でないとだめだ、なんていうことを思っていたのです。とにかく、なんとかプライドを満足させたかったのです。そして、秋ごろからずっと動けなくなり、そのままセンター試験。もちろん大失敗。そして、結局、ぎりぎりで公立の薬学部に滑り込みました。3浪で薬学部に入った事になります。

 この大学も悪かった。自分のような、医学部や東大・京大の失敗組みばかりなのです。話によると、40歳位の人も休学しているようですがいたようです。諦めの悪い連中が多く、多くが再受験を目指していました。そして、なんとか前期を通い、そしてはじめて単位をとりました。予想以上に、成績はよかったです。しかし、自分はそれだけの成績をとった、という感覚が全くありませんでした。手ごたえがないのです。また、どうしても、医学部への未練もありました。本来の自分ならば、もっとできる人間のはずだ、という思いでいました。とにかく、欲求不満、フラストレーションでいっぱいでした。それ以上に、また都会の生活だったため、アレルギー症状もひどかったです。しかし、はやり同級生でひどいアトピーの人がいましたが、ヘルペスになっても授業に出ていたので、やはり、そういう意味でも、僕自身が単にわがままで弱かった、ということはいまではよく認識しています。

 結局、10月の後期の初めの一週間くらいは授業に出たのですが、またまた不安障害。もう、不安、あせりに襲われて、身動きができなくなり、またまた実家へ帰省。

 ここから長いひきこもり生活に突入します。


Subject: 12日の日記





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Last updated  2006.01.12 16:44:44 コメントを書く


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