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2006.02.01
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2006/02/01 00:00
講演「社会的ひきこもりとどう向き合うか」  概要抜粋
[ 不登校ひきこもり(ニ-ト) ]
1講演会平成18年2月25日 13:30~16:30

 姫路市民会館4F第六会議室 テ-マ「家族教室対応事業」
 講師 名古屋オレンジの会理事 鈴木美登里氏
受益者負担金(施設利用分担金、講師招聘分担金(交通費を含む)、資料製本等)一般¥3000 会員¥2000

2たぢま屋プラザ開設 指定水曜日 2月15日 22日

3 サロン開設 指定水曜日  2月8日



http://www.holonnet.com/hiramoto/

http://www1.winknet.ne.jp/~y-9029/

http://www7a.biglobe.ne.jp/~khj_olive/

講演「社会的ひきこもりとどう向き合うか」  概要抜粋                                    
                             精神科医 斎藤 環(7/26)
                             高瀬町農村環境改善センター
 主催 : 香川県西讃保健福祉事務所

 ニートとは
   ニートというのは昨年から有名になり、経済学者の玄田有史さん、労働政策研究・研修機構の小杉礼子さんがイギリスから持ち帰って日本に紹介した概念でニートはNEETと書き、
 Not in education,employment,or training つまり学校も行ってない、仕事にも就いていない、トレーニングも受けていない、そういう若者が社会問題である。これはイギリスの内閣府の報告とのこと。
 玄田さんと小杉さんの目指したのは、もとのままでは日本に提供しづらいので日本版に作らなければならない。

 この違いは失業者というのは仕事を探している人、仕事をする意思があるが職場がないので、いつまでも働いてない人、こういう人はニートとは言わない。ニートをやめたければハローワークへ行けばいいのである。

 ニート、ひきこもりは日本の恥ずべき特性なのか

ところが今の日本には就労行動すらしないで職につかない若者がたくさんいる。一番新しい統計が64万人、その前が85万人、この数字は少し変動があるが大まかに分かればいいと思う。こういう若者が日本の将来、経済を危うくしているという論調すら出ている。
 日本にニート、ひきこもりが多いという数字からして問題である。
 日本にやたらニート、ひきこもりが多いというのは日本特有の現象で、日本の恥ずべき特性なのかどうかは少し話が変わってくると思う。


が悪い、やめてほしい、人情として働いてほしいと思うのは当たり前だと思う。

 この種の問題は、あまり社会的なものに短絡的に結びつけて考え過ぎると危険だ。

というのは先進諸国、欧米、日本、韓国はどこの国でも若者のドロップアウトに悩まされている。
 つまり若者全員が非常にみごとに適応している社会は存在しない。

 みんなどこの国の若者も適応問題を抱えているというのは現実としてあるということ。
 全部食い止めるということは無理である。何が問題かというとドロップアウトはどこの国でもある。問題はドロップアウトの形が違うこと。

 ドロップアウトの形の違い

 日本ではその形がひきこもりとかニートとかいう社会に参加しないという方向で起こってきやすい。欧米ではドロップアウトは反社会傾向に結びつけられている。犯罪、薬物中毒、ヤン
グホームレスが大変多い。

日本の若者に関しては非常におとなしい。新聞の言っていることと違うと思われるかも分かりませんが、統計上の事実を言えば青少年の犯罪はだんだん減少してきている。

 いわゆる反社会的な非行少年は決して多くはない。典型的な非行少年はだんだん減ってきている。飲酒、無免許運転とか軽い違反は結構見受けられるが、むしろ減少傾向にある。

 反社会問題がだんだん後退化していて、あまり問題化していないのが事実で、どこの国で統計とっても世代別の反体制からすると20代が一番高い。日本だけ20代が一番高くない。特
異な国だけ大変おとなしいという現実がある。

 これは十分踏まえていただかないと、若者が切れやすくなっているのか、ひきこもっているのか、凶行なのか、おとなしいのか、さっぱり分からない。

きちんと整理して考えていただきたい。

 時代別若者像 

私に見える若者像というのは、別に切れやすくもなく凶行にもなっていない。
 非常におとなしいというのが私の印象である。突発的な犯罪が起きるが稀な理由である。

 決してこれが日本の若者の代表するものではない。凶悪犯罪でえらいことだと珍しいからニュースになっているわけである。

 寧ろ、ひきこもり、ニート、フリーターなど社会に参加しようとしない若者が増えつつあるという、こちらの方を注目して対策すべき問題であるということ。この傾向は最近始まった傾向ではなくて70年代に若者に関するキーワードというのは非反社会傾向のものばかりで、70年代は無関心、無感動、無気力のしらけ時代、80年代に入るとオタクという言葉が出てくる。

 マンガ、アニメ、ゲームに関心があって大人の活動をしようとしない若者のイメージ。
 80年代後半にはフリーターという言葉がリクルートの社員によって作られ定職につかず、アルバイトで生計を立てる若者、90年代に入ってひきこもりという言葉が使われている。
 90年代後半にはパラサイトシングルという結婚しないでずっと親と同居している成人男女が増加。パラサイトが増えると不景気になる。だから早く結婚しましょう。これも非社会傾向
の一環といえなくもない。

 2000年に入ってから、ひきこもりという言葉が急速にクローズアップされる。新潟柏崎市の少女監禁事件があって一挙に有名になる。国もいろんな対策をたてたり、NHKも2003年 ひきこもりサポートキャンペーンという番組を1年間かけじっくりやったので、啓蒙対策的な効果はあったと思う。

 ニート・ひきこもりの対比

 「社会的ひきこもり」とは (自宅にひきこもって)社会参加をしない状態が6カ月以上持続しており、精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの。※ただし「社会参加」とは、就学、
就労しているか、家族以外に親密な対人関係がある状態を指す。

ニートには仲間がいて、34歳未満で病気とか不健康とかはない。ニート対策は就労しかない。

ひきこもりは仲間がいない。仲間関係があるかないかということが、人間の健康状態を左右するという経験上の感想である。

何年間も対人関係を欠いていれば、どこかバランスを崩していくのはありそうなことだと思う。

人間関係は自信をもっていく大きなひとつのよりどころ。ひきこもりのほうが対人恐怖、強迫症状、被害妄想が出てくる大きな理由のひとつが対人関係を持ち始めること。

 働かない若者がこれだけいる、そしたらどうすれば働く気になるか、議論がどんどん狭くなってくる。いろんな意味で危険である。働かずに留まることは相当強い意志がなければ難しい。

経済的に恵まれるか、強い意思に恵まれるか、働かず自信を持って生きていくことは何より難しい。だから働ける状態がしばしば自信喪失に繋がってしまう。働かない=病気=悪であると決め付けるのは、就労以外のものは切り捨てられているという社会的構図がある。

今年度(04)より、厚生労働省施策「若者自立塾」を全国20団体が実施、若者の就労トレーニングを行い就労等へと導くことを目的としている。若い人向けのハローワークは心の問題を抱えている人は対応出来ないと謳った上で行っている。メンタルヘルスの部分のサポートなくして、これが出来るとは考えられない。

 ニートとひきこもりの問題は密接に関係している。20代前半まではニートとひきこもりは別々に出来るかもしれないが、20代後半になると縮まり、就職、結婚、子供が生まれたり、人関係が疎遠になり会う機会が減ってくる。もとニート仲間たちが64万人と一見多く見えるが、バラバラに散らばっている。

地域のなかでは孤立し易い。数が多いのに連帯出来ない。

30代は殆ど重なる。
ニートは孤立しがちで自分の存在自身を否定している。自分
を肯定し、相手も肯定しなければ連帯は起こらない。連帯が起こらないとすれば他に考えねばならない。

ひきこもり状況を一層深刻にしているのが、世間からの偏見である。好奇の目で見るので近所の目が気になって外出出来な。

偏見の目がなくなると、かなりひきこもりは減ると思っている。

  不登校との関連
 126,000人は控えめな評価で、2001年 139,000人、2002年、3年と減少傾向にある。125,000人に減ったのは理由がある。実は保健室登校とか、適応指導教室とかFAXで宿題を提出すると登校になるとか、もうひとつは週5日制になったこと。減ったと喜んでばかりはいられない。

 同じ現象が高校、大学、大学院にもある。不登校人口の15~20%くらいが長期化する。

 ひきこもりは増え続けることはあっても、減少はしない。
 受験失敗、対人関係、挫折体験、何のきっかけもないのにひきこもってしまった、原因をあれこれ詮索しても意味がない。

母親の過干渉、父親の無関心が多い。そればかりではない。反対の場合もある。8割以上が外出したがっている。家族と一緒とか何かの事情があれば。

  何が問題か

 東大阪市の親殺しに関しては、ひきこもり状態と構造的関係がある。偏見的なひきこもりの人がある状況下に追い詰められると萌発する危険がある。にも拘わらず母親が寝たきり、家計が逼迫し経済的に追い詰められた。とうとう無理やり働かされる羽目になり、ひきこもりの一番避けたい追い詰められた状況下になった。

社会への恐怖感、長いひきこもり経験者は怖くて社会参加出来ない。
 タクシーを拾う、レストランで注文、役所で手続きするのが恐ろしくて出来ない。行為の一つ一つが何言われるか恐怖である。

親が苦しんでいても怖くて救急車が呼べない。もう駄目と観念して、心中未遂事件を起こしてしまう。

 ひきこもり人口は32万世帯=32万人ではない。30歳を超えた平均年齢、30%以上全体的な数の増加と高年齢化。回復しない、社会参加しない、40代も珍しくない、息子、娘が
50歳、60歳のケースも耳にする。

誰が面倒を見ているかというと80歳、90歳になった親が面倒をみている。

そういう状況が現在起こりつつあるということ。

 ひきこもりの高年齢化の傾向はすごく特殊でインテンシブな手段を行使しないかぎり、何万世帯も増えることは十分にあり得る。

ゆっくり、緩慢に進行する状況なので危機感を周りも本人も問題意識を持つのが難しい。ゆっくり危機が進行している場合に、人間はあまり動きたがらない。全く放置されたら社会参加しないんだ、回復しないんだという問題である。

 ひきこもりに関しては、敢えて未来を提示して見せるのは、その未来も込みで選択してほしい。自信を持って言う為にも意思で選択してほしい。その上でひきこもりとどう向き合うか
考えて頂きたい。    (このあと資料説明は省略します)



http://hikiken.s8.xrea.com/dantai.html

http://hp.yorodai.com/dr-nakagaito/link.html

http://www.neet-navi.com/

だいじょうぶ安心して 芽吹こう ふきのとう
きっと見つかる 自分の居場所 集いましょう!!(G-g)







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Last updated  2006.02.01 06:03:52
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リンクありがとうございました。  
G-gさん、はじめまして。

色々と勉強させていただければ思います。 (2006.02.01 07:44:45)

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