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「ネット依存から抜け出す方法か?」
若者は初めて自分がネット依存であることを認めた。「自分がネット依存であることを自覚することが、最初の大きな山だよ。
みんな、自分の好きなことを悪く言われたくないし、それを否定されると、自分自身が否定されたような気分になる。
そして、とっても悪いことをしているような気持ちになって落ち込む。
それが嫌だから自分を守るために、相手を逆に否定して遠ざける行動を自然に取り、結果的に自分を守ることになる。
しかし、まわりの人からは自分の殻に閉じこもって好きなことだけをしているように見える。
もし、相手が殻を乗り越えて注意しても悪意にしか感じなくなる。
そして、相手がいえば言うほど、自分の趣味に益々、固執していき 依存の度合いが強くなっていくことが非常に多いんだよ。
だから、自分が ネットゲーム依存であることが自覚できれば 、最初の山は抜け出たことになるよ」
「それならば、自分がネット依存であることを自覚できない人はどうしたら良いのでしょうか?」
「自分が依存していることに気がつかないのは 自覚の問題 。良くないと分かっていながらも、止められないのは自制心の問題。
どちらも依存に陥ると、コントロール出来ないから依存症といわれている。
自覚できないで、状態が悪化していく場合は、やもうえず、強制的に排除するしか、今のところは方法がないんだ 」
「強制的に排除するって、どういうことですか?」
「依存しているものを遠ざけ、ネットゲームができない環境にすることだよ」
「でも、先生はいきなりパソコンを取り上げたり、通信回線の契約解除を親がいきなりすると、本人が暴れ出すから良くないと言っていたではありませんか?どうしたら良いんでしょうか?」
「そこが難しいだよ。そのためにネットゲームをやり過ぎると、ゲームに対して、 自制心 や 自覚 がなくなって 依存症 になるという予防教育が必要なんだよ。
でも、まだ、日本ではそんなことは、ほとんどいわれてもないから、 予防教育 なんて、とても先のことだよね。
勿論、ネットゲーム依存の人に対して、いきなりパソコンや通信回線の契約解除を親が行えば、家庭内暴力が起こらなくても大騒ぎになるよね。
さらに、親との関係性も悪 くなるからひきこもりがひどくなるような二次症状も起きることもある よね。
だから、子どもと話し合って、 依存になるから時間制限をするなどの事前の規制をかけながら、どうしても、自覚できない場合は仕方がないけれど、 強制排除 になるよね」
「韓国では、予防教育も盛んに行われていて、それでも、ネット依存になった場合は病院に半ば強制的に入院させて、治療プログラムを行うことになるんだよ。
日本の場合はそんな病院はないから、環境を変える以外方法がない」
「環境を変えるってどういうことですか」
「ネットゲームによって、本来しなければならない会社や学校に行かなくなってしまい。
生活のほとんどが、ネットに支配されている状態が続き、自分がネット依存であるという自覚がなく、自制心もなくなった人は、集団生活しながら、仮想社会よりも現実社会の方が楽しいことを分からせることができる環境ということだよ 」
「自分一人では、なかなか直らないということですね。自分の経験からも何となく分かります」と若者は答えた。
以下、次回
2005.9.2
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