クロケン登山隊

クロケン登山隊

槍ヶ岳




今回の登山日記は北アルプスの槍ヶ岳です。この

山は、普段日本アルプスを登っておられる方なら

特に難しい山ではありませんが、自分にとっては

登山始めた頃からの憧れの山です。その為、今回

の日記はちょっと大げさに思える様な文章内容に

なる箇所が出てくるかと思われますが、自分の槍

ヶ岳に対する熱い思いという事でご了承願います



というわけで、槍ヶ岳日記スタート!










9月の15~16日で、いよいよ憧れの槍ヶ岳へ登る

事にしました。1泊2日なのでちょっと忙しい日程

になります。当初は早朝から動き出せる新穂高温

泉方面からのルートを考えていたのですが、上高

地にも行きたい! ワタシ実は信州人のくせに上

高地へ行った事が無いのです。。。ですので、今

回は上高地からの超メジャールートで槍ヶ岳を目

指す事になりました。




4時に沢渡バスターミナルにクルマを停めました。

ここから上高地へはマイカー乗り入れ禁止なので

シャトルバスを利用するのです。通行区間のゲー

トが開くのが5時なのですが、季節がらバスの始

発は5:30過ぎ。でも張りきって早く来すぎちゃ

ったから寒い中待つ事に。。。

DSC_0001.jpg









しばらく待っているとタクシー会社の人が近寄っ

てきて、乗り合いで4人なら出せますよとの事。

そして人も残り3人探してくれたので予定より早く

出発♪4人で割るので料金もバスより少し安かった

です。

そうして5:20、上高地バスターミナル着。

登山を始めて3年、早いのか遅いのか、とうとう

山人の聖地に来てしまいました。緊張するけれど、

あまりのんびり出来ないのですぐ出発しましょう。

DSC_0002.jpg









まずは上高地の賑やかな所を通るルートです。

河童橋まで来ました。ここからの風景が、世に出

ている上高地の写真で一番多いんじゃないかな。

DSC_0004.jpg


DSC_0005.jpg









その後は川沿いをひたすら歩きますが、しばらく

は平坦な道なので問題無し。

水がとてもキレイ。

DSC_0009.jpg









横にそびえ立つは明神岳。

DSC_0008.jpg









明神館に着です。

DSC_0011.jpg









明神池はこの奥にあります。時間があったら帰りに

訪れる予定です。

DSC_0010.jpg









本日のワタシのスペック。

今回は上高地訪問も兼ねているので、もちろん正装

です(笑)。多少のオシャレを意識し、脚絆は付け

てきませんでした。テント・食糧2日分、その他は

夏と変わりませんが、夜の寒さ対策でダウンを持っ

てきたのと、夜の星空と槍ヶ岳のコラボ写真が撮り

たいなと思って一眼レフと三脚も追加。いつもより

ちょっと重いです。。。

DSCN0253.JPG









そして再び同じ様な道を1時間。

徳沢のキャンプ場が見えてきました。

もしも時間があるのなら、この芝生の上にテントを

張って一日中のんびりしながら、通り過ぎる登山者

を眺めていたい・・・そんな気持ちです。

DSC_0014.jpg









徳沢園です。おしゃれな建物は、軽井沢を思いだし

ます。上高地バスターミナルから歩いて2時間くら

いなので、上高地をゆっくり散策しながらここで一

泊という旅もいいなと思います。

井上靖さんの小説「氷壁」にも出てきた事で有名

な、別名「氷壁の宿」です。

DSC_0016.jpg









そこからまた1時間そこそこで、穂高連峰登山者

の基地と言うべき横尾に到着です。ここまで来る

とほぼ登山者しかいませんが、だいぶ賑わってい

ました。

DSC_0017.jpg


DSC_0018.jpg









横尾のベンチで軽く食事を済ませ、槍沢方面へ向

かいます。ここからが登山道エリア。

DSC_0019.jpg

DSC_0020.jpg









一ノ俣の分岐

DSC_0021.jpg









渓流のすぐ側を歩く。

岩魚いないかな?

DSC_0022.jpg









槍沢ロッジに着。

出発から4時間、だいぶ疲れが出てきました。

DSC_0023.jpg



長めの休憩後にさぁ出発しようとした時、


「槍まで行くの?」


と声をかけてくれたオジサマ1名。少し話をした感

じでは、どうやら自分と一緒に行きたいらしい・・

・。そしてまぁイイかと一緒に歩きだしたものの、


「槍まで今日行けるかなぁ?」

「槍沢でテント張ろうかなぁ・・・。」

「遅かったら先に行っていいからね。」


という弱気な発言。。。でも、少し話した感じが楽

しかったし、何より自分なんかに声を掛けてくれた

のがとても嬉しかったので、


「とりあえず行ってみましょうよ。もし殺生ヒュッ

テまで一緒に行ったのなら槍ヶ岳もお付き合いしま

すよ!」


と伝えたら、オジサマは頑張って登る事にしたらし

い。

こうして、初の槍ヶ岳登山を静かに満喫していたワ

タシの旅は、このよく喋るオジサマによってとても

賑やかなものになった。登山中にこんなに喋ったの

は久しぶりで色々聞いてみたオジサマのスペック、


・58歳

・元タンカー乗り(運転も出来ちゃう!)

・つまりは世界を巡った海の男!


という、驚きのスペックだった!

こんな海男のオジサマから、山国信州人のワタシは

世界の海の話や船上生活あるあるを沢山聞きました

。とても珍しい話ばかりで、つい山にいる事を忘れ

てしまいそうでした。









そしていよいよ山がイイ感じに見えてきました。

槍はまだ見えないかなぁ?

DSC_0024.jpg









さぁ、急遽定員が1名から2名に増えたクロケン

登山隊、話は次回へ続きます。

















憧れの槍ヶ岳へ登る、今回はその2です。



途中から急遽2名に増員したクロケン登山隊、槍沢

を抜けていよいよ本格的な登りが始まりました。



大曲の分岐

DSC_0025.jpg


DSC_0026.jpg









天狗原の分岐に着。

ここへ来て、ワタシがだいぶへばってきました。な

かなか思う様に前へ進めません。いつもなら息切れ

して苦しくなるのですが、今日は明らかに荷物の重

いのが体にこたえていました。同じぐらいの荷物を

背負っているオジサマも同様にかなりキツそうで、

休憩の回数もどんどん増えてしまいました。

この辺が一番ツラかったなぁ。。。

DSC_0029.jpg


DSC_0030.jpg









かなりすさんだ空気になってしまった二人でしたが、

とりあえず前には進めるので少しずつ進みます。

そしてようやく、アレが姿を現しました!

DSC_0035.jpg



「ヤリだぁーーー!!」


思わず大声で叫んでしまいました。今までは他の山か

ら憧れの眼差しで見ていた槍ヶ岳がこんなに近くて、

しかも写真で見るよりずっとイケメンだぁ!









やっと見えた槍ヶ岳に元気をもらい、本日最後の岩場

をがんばって登ります。分岐から殺生ヒュッテへ。

DSC_0037.jpg









本日のテント泊地、殺生ヒュッテへ到着しました!

道のりが長くて辛かったのでクタクタ・・・。

そしてワタシとオジサマはここまで来れた事をお互

いに感謝し合い、ガッチリ握手!何だか友情が芽生

えちゃったなぁ(笑)。

DSC_0038.jpg


DSCN0261.JPG









ちょっと休憩したらすぐにテント設営。オジサマが

張りきって場所探してるなぁと思ったら、


「ここなら2つ並んで張れるんじゃないかなぁ?」

「!」

「!」

「?」

最初は分からなかったが、どうやらワタシと至近距

離で張りたいらしい。。。さすがにそれは避けるべ

く、数メートル先の隣の区画に張ってもらった(笑

)。

今回自分がこの殺生ヒュッテをテント地に選んだ理

由は、何と言っても槍ヶ岳との絶妙な距離感。近す

ぎず遠すぎずに槍を満喫出来るんじゃないかなと思

って。

DSC_0039.jpg









テント設営後、二人で明日のミーティングしました

。もちろん明日も一緒です(笑)。

朝食後に槍ヶ岳へアタックする事としました。









夕飯です。特に時間に追われていないので、今回

はアルコールストーブを持ってきました。

DSC_0045.jpg









カップヌードル(リフィル)の醤油味にサバの味

噌煮を投入。インスタント系の醤油ラーメンには

味噌のチョイ足しがよく合うのだよ。

DSC_0046.jpg









そして日が暮れます。

シルエットの槍も本当にステキでした。

DSC_0159.JPG


小屋で会った人に、


「今日は天気が良かったけど、明日は天気悪いから

登る人は気の毒だなぁ。」


って言われちゃったけど、


「オレが晴れ男だから大丈夫だよ!」


って自信満々に言うオジサマが、何とも頼もしく見

えてしまったのでした。。。

(自分は雨男だとは言えず・・・。)







さぁ、明日はいよいよ槍ヶ岳登頂です。でも天気予

報は確かに怪しいんです。たぶん大丈夫だよね・・

・?






次回、その3へ続きます。















人生初の槍ヶ岳へ登る、今回はその3です。



殺生ヒュッテでのテント泊後、2日目の朝を

迎えました。昨夜は思いのほか寒くて何度も

起きてしまったなぁ。。。

東の空は雲がかかっていて日の出は拝めませ

んでした。ちょっと残念。

DSC_0161.JPG









朝日が当たり、山が燃える時間です。

DSC_0051.jpg


DSC_0052.jpg









朝食を摂り、いざ槍ヶ岳アタックへの出発直前です

。とても緊張しているんです。。。

DSCN0262.JPG









まずは槍ヶ岳山荘のある稜線まで登ります。

ザック無しだから何とか大丈夫。

DSC_0055.jpg









槍ヶ岳山荘へ着。

オジサマとお互い気合を入れ、いざアタック開始

です。

DSC_0056.jpg


DSCN0264.JPG









岩場を登り始めました。思っていたより急な斜度

でした。足場がしっかりしている所もあれば、か

なり手を伸ばさなければいけない様な箇所もあり

、だいぶ息切れしてしまいました。


DSC_0057.jpg


DSC_0058.jpg


DSC_0059.jpg


DSC_0060.jpg









最後の垂直ハシゴです。雑誌で何度も見ていたもの

でした。とにかく慎重にゆっくりとかみしめながら

登る。でも、もうすでにウルウル感動しちゃってる

んだよなぁ。。。

DSC_0062.jpg









そうして、とうとう槍ヶ岳の頂上へ着でーす!

DSC_0063.jpg


着いた瞬間、登山始めてから今まで思っていた槍ヶ

岳に対する気持ちを思い出しちゃって、やっぱり泣

いてしまったワタシ。。。だって今、その頂上に立

っているんだもんなぁ。

そんなワタシに、先に着いていたオジサマが


「良かったね!」


と握手してくれた。今回はこの人に感謝だし、この

ステージに自分を導いてくれた仲間達や、今まで山

で出逢った色々な人達全員に感謝。本当にみなさん

、ありがとう!!

DSCN0268.JPG


DSCN0269.JPG









今日は予想に反し、イイ天気となりました。これだ

け周りの山が見えれば大満足。


穂高岳方面

DSC_0064.jpg




遠くに富士山も見えます。

DSC_0065.jpg




笠ヶ岳方面。

DSC_0067.jpg









槍ヶ岳山荘がだいぶ下に見えます。

DSC_0068.jpg









頂上はあまり混んでなく、ゆっくり過ごせました



そして下山開始します。下る方が危険なので慎重に。

荷物の運搬で、ヘリが何度も行き来していました



DSC_0070.jpg









槍ヶ岳山荘まで下りてきました。ずっと緊張しっ

ぱなしだったので、やっと気が楽になりました。

天気が良く景色も堪能出来たし、今日は無事上高

地まで下りるぞ!

DSC_0071.jpg









さあ残るは下山のみ。次回その4へ続きます。















遂に念願の槍ヶ岳へ登頂!

今回は槍ヶ岳編のその4です。









槍ヶ岳登頂後、殺生ヒュッテへ戻りテントを撤収

。オジサマの帰りのバスの時間を考慮して早めに

下山を開始します。上高地までの道のりは長いで

すからね。

これで槍ヶ岳・殺生ヒュッテとお別れです。本当

に良いテント場でした。

DSC_0073.jpg


DSC_0074.jpg









ところどころ紅葉が始まっていました。先日稜線

では雪が舞ったそうで、今年の紅葉は1週間ほど

早くなるそうです。

DSC_0076.jpg









来た道をひたすら地味に戻ります。のんびり歩き

たいけど、2人だからねぇ(笑)。

DSC_0077.jpg









明神館まで下りてきました。ワタシは当初の予定

通り明神池を見に行きます。オジサマはここで留

守番(笑)。

DSC_0081.jpg









穂高神社奥宮の明神池です。御船神事の際は船を

浮かべてお祭りするそうです。

まさに神降地(かみこうち)ですな。

DSCN0273.JPG


DSC_0082.jpg









久しぶりに静かな所に来た気がします。

良い意味で(笑)。

今回の旅を振りかえりつつ、何だかホットした様

なさみしい様な、でも今の自分の心境にはピッタ

リの素敵な場所でした。

DSCN0271.JPG









17:20、無事にバスターミナルへ到着しました。

お土産屋さんはすべて閉店していました。。。

(山バッジ買えなかった。。。)


最終バスが18時だったのでまだのんびりできるな

と思っていたのですが、なぜか臨時バスが出てい

て急遽乗る事に。。。ゆっくりさせて~(泣)。

DSC_0086.jpg


オジサマは東京まで帰るとの事でしたが、新宿ま

で直通のバスは今日は終了していましたので、2

日間一緒に過ごしたワタシからせめてものお礼と

いう事でクルマで松本駅まで送る事にしました。


そして松本駅、最後に握手してお別れしました。

またどこかで会えるといいですね。ありがとうご

ざいました。









長くなりましたが、これで槍ヶ岳編は終了です。

普段山に登られている方から見れば槍ヶ岳はそ

こまで大騒ぎする様な山ではないのかもしれない

けれど、自分は山登りを始めた時からの憧れの山

で自分にはまだ登るには早いんじゃないかと遠慮

する事3年、今年になりとうとう装備も揃ったの

でやっと登頂出来たという事もあり、今回の登山

はとても大きな感動がありました。これで目標を

達成してしまった事になるけれど、次の目標はす

ぐに見つかるのでしょうか・・・?まぁ、すぐに

見つかるでしょうね(笑)。






以上、槍ヶ岳登山でした。




DSC_0069.jpg















(2017年8月ブログより)




2泊3日で大キレットに挑戦!って出発したものの

、二日目から天候悪くて槍だけ登って結局2日間で

下界に帰ってくるという結末。。。

まぁ色々で色々だったので書こうか迷ったけど、日

記として残しておきます。ブロガーとしては最悪だ

わ(・_・;)






























































帰りに徳沢で飲んだコーヒー、美味しかったです♪



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: