Pすけ☆の気まま日記

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終わりに 注釈


Jun 20, 2007
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カテゴリ: 映画館で見た映画
■[映画][感想]「300/スリーハンドレッド」

監督:ザック・スナイダー
脚本:カート・ジョンスタッド、マイケル・B・ゴードン、ザック・スナイダー


「こりゃあ・・・男の映画だな。」


これがまずは私の感想でした。

だってこれだいぶ前に試写で見たんだけど、
かならず試写の後は、まわりの人たちが友達と語り合う声に耳を傾けることにしてるんだ。

そしたら男性陣の反応はすごいわけ。


「いやあ、美しい。美しすぎて困った。」



反対に女性陣

「もーやばーい。30分で寝ちゃって話のないよう分けわかんないし。」
『つまんなかったね~。』



何だこの違いは(^^;)


さてストーリー☆


 物語の舞台は紀元前480年。
 スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)は、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)から服従の証を立てるよう迫られる。しかし彼は勇敢で賢い王は、法を守りながら国を守るためにスパルタ兵の精鋭300人とともに要害であるホットゲートへと旅立つ。



もうね。すごい。この映画の撮り方が役者をブルーバックの前で演技させて、そしてCG背景と彼らを組み合わせつつ、彼らの肉体すら美しく加工する、という方法がとられていて。もうまるで躍動するアートともいうべき美麗さ。それにとにかく圧倒されっぱなし。
 見ている間は色と音と動きと、その美しさに身を委ねてればいい、という。。。


この映画怖かったんですよねーーーー。


 この映画が本当に怖いのは、スパルタ王・レオニダスがあまりに美しく、正しく、賢く、そして強いことです。そんな王がどのようにして生まれたかという出自についてもこの映画は描くわけですけど、彼は6歳にして暴力のるつぼに叩き込まれ、死線をくぐりぬけて、生き延びることでスパルタ王に選ばれた、とされるわけですが。





 冷静に考えてみよう。

 そんな為政者いるか!? いますレオニダス王です←はいはいはい。


 この映画が怖いのはですね。そんな突っ込みを肉体の説得力で「いるじゃん、あなたの目の前に!」と言えてしまうことなんです。肉体的説得力が、理性的な突っ込みを霧散させるだけの力を持ってしまっていることなんです。死線を超え、多くの犠牲の果てに生き残った男が王となればそこには賢王が生まれる。
 でもさ、そんなことありえんの?ほんとに?なんというのかな。冷静に考えろ。ほんとうにこんな男だったのかレオニダスは。なんか幻想入ってない?ほんとに?


 この映画がもひとつ怖いのは、スパルタ戦士たちの基本が「同じ規格品で構成されたシステム」であるということ。彼らの「美しさ」の根源は「スパルタ戦士の規格」としてふるいに掛けられたものたちであるということ。つまり、徹底した「異物の排除」の末に生まれた軍団であるということです。



 この映画は美しく、魅力的で、血と暴力、死体すら美しく描かれる。


 だけど、あまりに美しく描きすぎている。戦士たちは清く正しいが、政治家たちは卑怯者で、肉体が異形のものは卑しい、という描き方になってしまっているのも、この映画に感じる胡散臭さを感じる。あまりに優生学的な思考回路だからだ。

 だが、本当に怖いのは、見ている間、そんなこと微塵も考えていなかったこと。素直に美しい、と思ってしまっていた。そのことが恐ろしいのだ。。原作者のフランク・ミラーがリベラルな政治姿勢の人間であるということで、安心すべきではない。繰り返すが、映画は時に、作り手の思想すら超える力を持つことがある。そのことが、真に恐れることなのである。。

 そんな警戒心すら起こさせるほど、この映画は魅力的ということでもあるのだけれど。





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Last updated  Nov 26, 2008 10:42:22 PM
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Comments

Jessie @ diabolomentheさんへ☆ メッセージどうもありがとうございました…

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