JONの呟き日記

2009年02月28日
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カテゴリ: 健康

 昨日は東京地方でも朝方に霙まじりの雪がちらついたりして寒い一日であった。
 小生にとって積雪にならなかったのは至極残念であったのだが…。
 その冬も終わり、まもなく啓蟄!暦の上では蟲たちが土中から這い出してくる季節がやって来た。
 この時期(少し過ぎてしまったが…)旬の食材と言えば「寒シジミ」である。
 調理の仕方は限られてしまうのだが、代表的なのは「炊き込みご飯」や「味噌汁」にするなどである。
 この具、栄養価が抜群でお口に何とも美味な健康食材なのだ。
 食材ばかりではない。何といってもしじみ特有の薬効成分が豊富なのである。
 肝臓機能の改善・強化に貢献しているのは元より、「眼精疲労の改善」「利尿促進」「二日酔い解消」とその効果・効能を謳いあげたらきりがないほどである。
では最初に栄養価のほうを見てみよう。
 しじみ(シジミ)の栄養成分は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンDなどや、カルシウム・鉄・リン・コバルトなどのミネラル成分、タウリンなどだ。
 シジミに含まれるタンパク質(アミノ酸)の一種であるコハク酸やタウリンといった物質は胆汁の働きを促進する作用があり、肝臓の解毒作用を促進する健康効果もあるのだ。
このシジミの健康効果の「いの一番」の強みは、何と言っても「二日酔いの解消」に絶大な威力を発揮するという点であろう。
 二日酔いの翌朝の朝食に、しじみの味噌汁を一杯飲むと元気溌剌となるのだが、そこにさらに「梅干」を1個つまむと更々に良い相乗効果が発揮されること請け合いである。
 何故かというと、少しややこしい話になるが、こういう理由だ。
 肝臓の中に入ってきたアルコールは脂肪に変化し、通常肝臓内に蓄積されるのであるが、梅干に含まれる「ピクリン酸」は、肝臓の機能を高め、アルコールを体外に排出させる作用があることと、さらに、味噌汁(原料の大豆)に含まれる「コリン」という物質がレシチンという物質を作る材料となり、出来上がった「レシチン」が、アルコールが脂肪に変わり、肝臓内に蓄積されるのを防ぐ働きがあるからなのだ。
 つまり、「梅干」の成分がアルコールを肝臓から排除し、「味噌」の成分がアルコールが脂肪に変わり、肝臓内に付着するのを防いでくれるのである。
 また、しじみにはイノシトールという栄養成分が含まれ肝臓への脂肪付着を予防する効果があるほか、コハク酸と呼ばれる栄養成分は胆汁の分泌を促進する効果があると言われている。
 しじみ(蜆)の健康効果・効能はメインは肝臓であるのだが、それだけではない。
 眼精疲労の改善・利尿促進といった効能もある。スーパーなどに旬の食材として出回っているを良く見かけるのだが、値段を覗いてみると生鮮品一人分で300円弱といったところだ。
 少々割高のような気もしないでもないが、一度騙されたと思って、アルコールを取りすぎた翌朝にでもメニューに取り入れて見て、しじみの素晴らしさを実感してみるのは如何だろうか。





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最終更新日  2009年02月28日 19時50分24秒
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